2. 非承認的な 「~してはいけない」 は避けましょう。
・ BPの感情的経験について、 真の理解をするまでは、 何も言わないように。
承認的な言葉 (「分かります」 「あなたにとって本当に大切なんですね」) を
2回は言いましょう。
助言を与えること, 気を紛らわせようとすること,
「そんなに悪くない」 と伝えることは 全て非承認的です。
BPは、 自分の感情が無意味だと言われるのは うんざりです。
・ BPに変わることを求めないように。
BPは 「自力で何とかしなさい」
(「さっさと」 「とにかく~しなさい」 「~すればいいだけだ」
などのニュアンス) のように 言われることに敏感です。
・ 手助けが必要か質問せずに 「修正しよう」 としないように。
BPのために 事態を改善しようとするのは、
その人の痛みを 価値下げ (低く見ること) する 可能性があります。
助けが必要か質問しないと、 その人の感情を承認していないか、
あるいは その人の無能さを承認している 印象を与えかねません。
質問のタイミングは、
あなたが自分の感情を調整して、 BPの感情を 適切に承認した後です。
・ 誠実に意図していないことは 何も言わないように。
BPは 人が自分について考えていることに 敏感です。
BPは 人の不誠実さを 確実に関知するのです。
・ 「あなたにとって ~することは役立ちますか?」 と言うように。
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]