3. その人の感情について、 承認できることを探しましょう。
例えば、 BPの怒りが
他の感情 (悲しみ, 痛みなど) の二次的なものだとしても、
その感情を隠している, 逃げているとは伝えないように。
怒りを承認し、
その人の人生が いかに苦痛に満ちたものかの理解を 伝えるようにしましょう。
4. 感情をコントロールできないという、 その人の感覚を承認しましょう。
「制御不能だと感じていますか? それは苦しいに違いありません」
最初にすべきなのは、 その人が制御不能だと感じていることと、
制御不能の状態は 苦痛で恐ろしいと理解していることを、 BPに知らせることです。
5. その人のコントロール能力に対する 信念と希望を伝達しましょう。
BPの持っている調整能力を 信じていると、 応援することです。
その人の感情が高まっていたり、 失望しているときは、
ひとまず引いて、 BPの感情の承認に戻りましょう。
その大変さを承認しながら、
その人が以前 切り抜けられたときのことを 思い出させましょう。
今回も 切り抜ける能力があることを信じていると、 伝えましょう。
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]