BPは 破壊的行動をする傾向があります。
BPの感情を誘発せずに、 問題について話し合うのも困難です。
議論は多くの地雷を踏み、 状況を改善しないか 悪化させてしまうこともあります。
5つのステップを使って 感情をコントロールし、 問題解決していくことが重要です。
ステップは 危機の只中で使うのと同じです。
ただ、 危機以外の状況では、 ステップ3が分岐点になります。
ステップ3. 質問する: 「何か手伝えることはありますか?」
「はい」
↓
査定する: 何が起こっているのか?
問題がいつどこで始まったのか、 問題を解決するには誰が必要か、 正確に理解する。
「いいえ」
↓
BPの視点を承認する。
助けられないことを受け入れる。
後でまたその問題について、 BPにアプローチする。
必要ならば、 限界を見極めて伝達する。
o BPが あなたの助けを望むなら
ステップ4 (ブレインストーミング/調停)、
ステップ5 (あなたの役割と、 結果を聞いて 計画できることの情報を入手する)
へと進みます。
BPに控えめな励ましを与え、 コミュニケーションに最善を尽くします。
ステップ4で、 あなたがどのような役割をすべきか、 はっきり質問しましょう。
「直接手伝いますか?」
「ただ待っていてほしいですか?」
ステップ5では、 結果への関心を示しましょう。
「どうなるのか、 本当に知りたいです」
BPの感情が高まったら、 一歩引いて、 たくさん承認を行なってください。
感情が収まったら、 問題解決に戻りましょう。
o BPが あなたの助けを望まないなら
あなたは 「受容」 に努めなければならないかもしれません。
自分が悲しいと感じていたら、
「反対の行為」 (感情と反対の行動をする) を 試してください。
BPはあなたの助けを拒み、 もっと調整不全になってしまうかもしれません。
その時は、 受容と自慈心が手段となります。
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]