「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

BPが感情の渦にはまっているとき (4)

2015年11月19日 21時06分44秒 | 「BPDをもつ人と良い関係を築くコツ」
 
6. 問題解決する手助けを望んでいるか、 BPに質問しましょう。
 
 「質問する/ 査定する」 は 重要なステップです。
 
 はっきりした答が得られないときは、 承認に戻ります。
 
 「そう感じるのは分かります。 でも私は 手助けしたい気持ちが確かにあります」
 
 感情的になっているときには、 問題解決の能力を失っているものです。
 
 そのときは、 後でまたやってみようと 提案できます。
 
7. 全てが失敗したときは、 承認に戻りましょう。
 
 その人の感情が激しくなったら、 承認に戻ります。
 
 静まってきたら、 どのように手助けできるか 質問しましょう。
 
 BPは 様々な感情で調整不全になっており、
 
 あまりにも制御不能に感じられるために、 ますます感情的になってしまうのです。
 
 また、 当人ほど自分を責めていることも 忘れないでください。
 
※ BPが  「反対の行為」 を使えるように手助けする。
 
〔参照: http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/64881645.html 〕
 
 全ての感情には 行為への衝動があります。
 
 感情で生理的覚醒が 増加するか減少するかによって、 やりたくなる何かがあります。
 
 BPの行為への衝動が 何かを見定め、
 
 それとは反対のことをさせるように 試みましょう。
 
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
 (星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
 [星和書店の許可のうえ掲載]