受容と自慈心 （自分を慈しみ慰める心） を練習する （３）

　
○　自慈心としての自己ケア
　
　ＢＰとの関係を大切にするには、　自分自身の身体と感情を　ケアすることです。
　
ｏ　あなたの身体をケアする
　
　良い食事をし、　よく眠り、　仕事を休む時間を作りましょう。
　
　自分を喜ばせ、　コントロールできることを見つけましょう。
　
ｏ　あなたの感覚を静める
　
　感情から　ピリピリした感じをそぎ落とすため、　五感について考えましょう。
　
触覚：　温かい風呂に入る。　柔らかい毛布を触る。
　
味覚：　落ち着かせてくれる物を食べる。　温かいお茶を飲む。
　
嗅覚：　アロマなどで　リラックスできる香りを作る。
　
視覚：　自然や絵など、　落ち着く物を観る。
　
聴覚：　落ち着く音楽や音を聴く。
　
ｏ　休息を取る
　
　自分のための時間を取りましょう。
　
　好きなことや、　心配なくできることをしましょう。
　
　困難を切り抜けるには、　あなた自身を力づけることです。
　
・　友人が辛い時に、　何と言うか考えてみましょう。
　
・　友人を励ますために言うことを　３つ挙げましょう。
　
・　毎日その３つのことを　自分に繰り返しましょう。
　
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
　（星和書店）　〈シャーリ・Ｙ・マニング著〉　より〕
　［星和書店の許可のうえ掲載］