「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「涙(なだ)そうそう」 余談

2006年10月10日 20時23分28秒 | 映画
 
その1

 「涙そうそう」試写会の日、会場へ向かう エレベーターの中で、

 きれいなお姉さんと たまたま二人で乗り合わせ、見とれていました (^^; )。

 二人一緒に会場に着いて、すでにできていた 長い行列の最後尾まで

 僕のほうが先に立って 歩いていきました。

 最後尾に辿り着いて 振り向くと、お姉さんの姿がありません。

 結局 待てど暮らせど、お姉さんは姿を現しませんでした。

 映画が終わって 帰りのエレベーターに乗ると、

 ドアが閉まる直前に 飛び乗ってきた人がいます。

 僕の真横に立った その人は、あの きれいなお姉さんでした (^^; )。

 
その2

 映画が始まる前 行列に並んでいた時、

 数人前に 超ミニの女の子がいて 見とれていました (^^; )。

 会場内は 座席数1000人ほどなので、もちろん 離ればなれになりましたが、

 上映後の出口で またあの超ミニの子と 出くわしました。

 その後 再び離ればなれになり、地下鉄の駅へ行くと、

 何とホームに 三たび ミニの女の子が。

 ここは 最寄りの地下鉄駅だけでも 3つある所なので、

 同じホームに立つ確率は 高くはありません。

 たまに こんなことってありませんか? (^^; )。

 
 下記の記事に、そんなことを書いてます。σ (^^; )

http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/35542182.html

http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/35705098.html
 
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「涙(なだ)そうそう」

2006年10月09日 22時48分29秒 | 映画
 
 名曲 「涙そうそう」 を元にして、沖縄を舞台に 作られた映画です。

 母子家庭に育った 兄・洋太郎(妻夫木聡)と、

 父娘家庭の 妹・カオル(長澤まさみ)。

 両親の再婚で、ふたりは 血のつながらない 兄妹になります。

 幼い妹は、洋太郎を本当の 「にーにー(兄)」 と慕いつつ。

 再婚後、父親はまもなく 失踪し、母親は心労で亡くなります。

 母の 洋太郎への最期の言葉、

「カオルはひとりぼっち、どんなことがあっても 守ってあげるのよ……」
 

 ふたりは おばあに引き取られますが、洋太郎の進学で別居し、

 その後 カオルの高校進学で 再び同居することになります。

 映画はそこから始まります。

 
 ドラマはオーソドックスというか 王道というか、

 ふたりの心情を しっかりと描いていき、素直に感情移入できました。

(登場人物が 鼻をつまんで泣くほどには、泣けませんでしたが。 (^^;))

 互いに相手を 思いやるあまり かえって衝突したり、

 別れたり、再会したり。

 近親相姦的な 愛情も予感させますが、もう少しそんなシーンが

 あってもよかったのではないかと 期待してしまいました (^^; )。

 この映画は、エンドロールが終わるまで 席を立たずに観ましょう。
 
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「X-MEN : ファイナル ディシジョン」

2006年10月08日 21時42分39秒 | 映画
 
 かなり 面白かったです。

 特殊能力を持つ ミュータントたち vs 人間、

 そして 人間と共に生きる ミュータント集団 X-MEN。

 その シリーズ第3弾、最終話です。

 今回は、今までのミュータントの力を 遥かにしのぐ、

 空前の超能力を持った ミュータント・ジーンが登場します。

 一方、ミュータントの力を 無と化して、

 普通の人間にしてしまう “治療薬” が開発されます。

 それは、ミュータントの力を 消し去ってしまう 強力な超能力を 持った少年の、

 DNAから 培養したものでした。

 この少年を演じるのは、「記憶の棘」(http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/40237813.html )で

 亡夫の生まれ変わりの 不思議な少年役だった、あの キャメロン=ブライト でした。

 子供ながら 非常に魅惑的な まなざしの持ち主です。

 
 本作の ミュータントたちの パワーのぶつかり合いは 超絶級です。

 観ていて 全身に力が入り、緊張感に縛られました。

 また ミュータント同士の闘いでは、それぞれが持つ 独特な能力が

 実にうまく 活かされていました。

 特に 主人公・ウルヴァリンの超能力は、どんな傷でも 一瞬で治癒してしまう というものですが、

 アクション映画としては 地味で、敵を倒すことには 今まで 直接役立っていませんでした (^^; )。

 ところが、今回のクライマックスの ジーンとの一騎討ちでは、

 この力が 最大限に発揮され、屈指の見せ場に なっています。

 愛のシーンでもありました。

 充分に楽しめる 娯楽大作です。
 
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「マーダーボール」

2006年10月07日 13時18分35秒 | 映画
 
 障害者の 車椅子ラグビー 「ウィルチェア・ラグビー」 を描く、

 ドキュメント映画です。

 この競技は、以前 仕事がらみで 少し調べたことがあって、

 関心を持って観に行きました。

 メタルのバンパーなどを取り付け、戦車のように重装備した 車椅子を駆使し、

 激しく体当たりして 相手をひっくり返したり、

 それはまさに 格闘技です。

 その凄まじさのあまり、以前は 「マーダー(殺人)ボール」 と言われていました。

 でも スポンサーの受けが良くないので、

 「ウィルチェアラグビー」 に改められたとか。

 選手は四肢障害者ながら、健常者よりもはるかに強烈な

 気力とキャラクターの 持ち主たちです。

(何故 四肢障害者の腕が動くのか、説明がなかったのが 残念でした。)

 パラリンピックや世界選手権に 参加することに意義がある などという

 甘っちょろい動機ではなく、あくまでも 相手を倒し、

 勝利をもぎ取ることを 目的にしています。

 コーチや選手たちの 気合の入れようは猛烈で、見ていて 血管が切れそうなほどです。

 勝敗が決まったときの 喜びや落胆ぶりも、他のどんなスポーツにも

 優るとも劣りません。

 本当に 彼らの力強い 息吹を感じます。
 

 映画では、各選手が どのような事情で障害を受け、

 どんな道のりを経て 現在に至っているか ということも描いています。

 障害の克服の 記録でもあるでしょう。

 そして 選手や車椅子の姿を、とても ドキュメントとは思えない

 力動的なカメラワークで 活写していきます。

 撮影と編集には 相当な苦心が 込められていることでしょう。

 選手にも映画にも、彼らの意気込みと 刻苦勉励が 感じ取れます。

 とても活力が得られる 映画でした。
 
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映画三昧のひと月

2006年10月06日 23時10分26秒 | 映画
 
 このところ、2日と置かず 映画を観に行っています。

 大半は ネットオークションで 安く落札した、試写状や 劇場チケットです。

 あとは 映画の日のハシゴと、めったに当たらない 映画サイトのプレゼントでした。

 以下が この1ヶ月間に観た作品です。

9月7日 「記憶の棘」

  9日 「靴に恋する人魚」

  11日 「トンマッコルへようこそ」

  12日 「手紙」

  13日 「時をかける少女」

  14日 「ワールド・トレード・センター」

  16日 「いちばんきれいな水」

  19日 「マーダーボール」

  20日 「涙そうそう」

  22日 「グエムル--漢江(ハンガン)の怪物」

  25日 「イルマーレ」

  26日 「UDON」

      「X-MEN」

      「マイアミ・バイス」

  28日 「レディ・イン・ザ・ウォーター」

  29日 「サッドムービー」

10月1日 「フラガール」

      「夜のピクニック」

   2日 「地下鉄に乗って」

   6日 「16ブロック」
 

 30日間で 20 本ですね。

 近年にない記録です。

 昔、東京に まだ名画座が林立していたころ、

 僕は2月の28日間に 22本観たことがあります。

 ほとんどが 2本立て、中には 3本立てもありました。

 僕が上京して 間もない頃ですが、この時期は連日 自転車で東京を走り回って、

 昔の名画などを 観まくっていましたね (^^; )。

 その後、ビデオやDVD,シネコンの時代になり、

 名画座はほとんど 姿を消してしまいました。

 あらゆるものを リーズナブルにすませるのが σ (^^;)の信条ですが、

 今でも映画だけは スクリーンで観ることにしています。

(そんなことで、ブログの記事は 映画の感想が続いています。 (^^) )
 
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「スーパーマン リターンズ」

2006年10月04日 22時20分38秒 | 映画
 
 クリストファー=リーブ の スーパーマンから 約20年。

 劇場版 最新作です。

 スーパーマンは 自分探しの宇宙の旅に出て、5年後に地球に戻ってきました。

 恋人のロイスは結婚し、子供ももうけていました。

 スーパーマンの “失恋” から物語は始まります。

 ところが、思いもよらない 展開を見せていきました。

 クラーク=ケントとロイスが 寄りを戻すというような、単純な話ではありません。

 それは 観てのお楽しみです。 (^^)
 

 前作からCG技術は発達し、スーパーマンが空を飛ぶ スピード感は倍増しています。

 アクションシーンは鑑賞に値します。

 クライマックスは ダイナミズムにはかけたものの、スケールの大きさは圧巻でした。

 そしてそれより、スーパーマンの犠牲的な心のドラマに 引きつけられました。

 
 先代のスーパーマン役 クリストファー=リーブは、落馬して脊椎を損傷し、

 全身麻痺の体になりました。

 しかし 超人的なリハビリによって、

 何と 指を動かすという 『奇跡』 を起こしました。

 現代医学の常識をくつがえし、脊椎損傷患者に 大いなる希望を与えたのです。

 彼こそが、真の意味での 『スーパーマン』 だったのでしょう。
 
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「フラガール」(2)

2006年10月03日 22時15分18秒 | 映画
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/40729505.html からの続き)

 最初は場末の宴会場で、爺さんに野次られたり ガキに座布団を投げられたり。

 踊りも様にならず、舞台から落ちたり、ぶざまで みっともないこと。

 彼女たちは、時に不協和音や 辛い別れがありながら、

 「プロのダンサー」 として 少しずつ成長していきます。

 また、心を閉ざして高慢だった 教師・まどかも、

 娘たちに感化されて 温かい心を取り戻していきます。

 時代や土地の価値観は、住む人間の生き方を 否応なく締めつけますが、

 己の夢と情熱をもって、自分や周囲を 変えていく人の姿が 感銘を招くのですね。

 紀美子の母親も、少しずつ娘の踊りを 理解していきます。

 フラダンスの 美しい手の動きには、手話のように ひとつずつ意味があるそうです。

 山場のエピソードでは、これが巧みに活かされ 涙を誘いました。

 
 そして、最後のクライマックスは もちろん、

 ハワイアンセンター・オープンの日、フラダンス公演の舞台です。

 人間ドラマ,音楽が相まって 盛り上がり、

 カットバックや スローモーションも挿入して、実に見事な演出でした。

 主人公・紀美子の ソロダンスのシーン、映画は最高潮に達します。

 主演・蒼井優が見せる ダンスの上達は、本当に素晴らしい の一言につきます。

 教師役の松雪泰子よりも うまい。

 蒼井優の熱演が、この映画の出来ばえを 2倍,3倍に 仕立て上げました。

 紀美子のダンスも 蒼井優の女優魂も、共に感動に値する 素敵なものでした。

 
 僕は 映画を見る何ヶ月か前、「フラガール」 のポスターを 初めて目にしたとき、

 映画の内容も分からず、「ダサそうな映画だな」 と思っていました。

 ところがその後 作品の好評を見聞きし、楽しみに観にいった次第ですが、

 アカデミー賞外国語作品 代表作決定 というのも頷けます。

 今年の 屈指の一作でしょう。
 
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「フラガール」(1)

2006年10月02日 21時40分00秒 | 映画
 
 昨日「映画の日」、話題の 「フラガール」 を観てきました。

 かなり 涙腺を刺激されました。

 
 昭和40年、長年 隆盛を誇った 福島県の炭鉱も、

 石油に取って代わられる 時代の流れにあって、閉山の危機に迫られています。

 起死回生の町おこしで、豊富な温泉を利用した 「常磐ハワイアンセンター」の設立が計画され、

 炭鉱の娘を フラダンサーとして募集します。

 主人公・紀美子(蒼井優)は、閉塞した炭鉱町の中で 自らの夢を求めて、

 また ある娘は、解雇された父親の代わりに 家族を支えるため、

 それぞれの理由で ダンサーに応募します。

 フラダンスなど 裸踊りと思われていた当時、娘たちは決死の思いでした。

 紀美子の母親 (富士純子)も、「働く」 ということは

 汗水垂らして 泥まみれになって 石炭を掘ることだと考えており、

 人前でヘラヘラしながら 腰を降ることを 「仕事」 とは認めません。

 石炭を守ろうとする者も、新しい時代に 挑戦しようとする者も、

 どちらも真剣であり 必死です。

 両者の激しい ぶつかり合いのシーンは 見ごたえがあります。

 そんな炭鉱町に、ダンスの教師として招かれた 平山まどか(松雪泰子)。

 SKDのスターとして 活躍していましたが、借金を背負って 東京から追われ、

 昼間から 飲んだくれているような始末です。

 一方の娘たちも フラダンスの「フ」の字も知らず、前途多難なスタートです。

 しかし、まどかが踊るフラダンスを見て 感動した娘たちは、まどかに着いていく決心をし、

 まどかも 娘たちの熱心さに、次第に情が移っていくのでした。

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/40770261.html
 
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30年ぶりの同期会

2006年10月01日 10時49分56秒 | Weblog
 
 昨晩は、30年ぶり以上で 高校の同期会がありました。

 卒業以来 初めて会った人も いましたし、

 すっかり変わっていて 顔を見ただけでは 分からなかった人も、

 全く変わっていない 人もいました。

 でも ふた言三言 話すだけで、すぐに30年前の時間に 戻れてしまうものですね。

 自分たちの子供が、今は当時の自分たちの 年齢になっていて、

 不思議に感じると言っていました。

 中には すっかり偉くなっていた人も いましたね。

 皆 それぞれ色々な 立場になっていますが、僕は会社勤めを したことがないので、

 皆の話を聞くと 刺激を受けたりします。
 

 参加者全員が 一言ずつ壇上で 挨拶をしましたが、

 σ (^^;)は 「境界に生きた心子」 の営業をしてきました。

 ボーダーの人は増えていて、ちょうど皆の子供の世代に多い という話をすると、

 ざわついていた会場が 静かになって、σ (^^;)の話に 聞き入りました。

 参加者の中に、町沢静夫さんと共著を書いたという 心理学者の人がいて、

 拙著を読むと 言ってくれました。

 他にも、自分の知り合いに ボーダーに似たような人がいるとか、

 何人か 関心を持ってくれた 人たちがいました。

 また少しでも ボーダーの理解が広がればと 願っています。
 

 ともかくも、ひとときの とても懐かしい時間でした。
 
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