ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

Queenの"The Show Must Go On"が沁みる齢になった

2008-09-21 19:40:39 | 日常
 これから何年生きるかわからないが、人生の真昼は過ぎただろう。だからこそ、Queenの"The Show Must Go On"が沁みる齢になった。

 CDのスコアにある訳詞が今いち気に入らないので自己流に意訳してみた。

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【The Show Must Go On】

Empty spaces--what are we living for?
Abondoned places--I guess we know the score
On and on, does anybody know what we are looking for?

Another hero, another mindless crimes
Behind the curtain, in the pantomime
Hold the line, does anybody want to take it anymore

The show must go on,
The show must go on,
Inside my heart is breaking
My make-up may be flaking
But my smile still stays on

【ザ・ショウ・マスト・ゴー・オン(幕は下ろせない)】

空っぽの座席――何のために生きているのか
見限られた舞台――失敗の苦い味がする
それでも幕は開く、何のため続けているのか

再びの主人公、また浅はかな罪
無言劇の舞台裏で思う
台詞を止めろ、まだ見たい奴がいるのか

ザ・ショウ・マスト・ゴー・オン(幕は下ろせない)
ザ・ショウ・マスト・ゴー・オン(幕は下ろせない)
心は千々に砕けているのに
化粧ははげていってるのに
役者笑いが顔に貼り付いてる

☆★☆★

 かなーり意訳しているので外しているかも知れないが、レオンカバッロの短いオペラ『道化師』のアリア「衣装を付けろ」を意識して訳してみた。

 リアルタイムでは聞いていなかったが(フレディ・マーキュリーとモンセラット・カバリエがバルセロナ五輪のためにつくったアルバム『バルセロナ』まで聴いていたのに、なぜ……汗)、フレディ・マーキュリーの遺作といっていい作品、聴く度に切なくなる。病で身体がぼろぼろになっても歌い続ける天才的なボーカルの生き様死に様がこの歌に重なる。

☆★☆★

 そして、愛妻が役者仲間に浮気していることに気づいていながら舞台で道化役を演じなければならないカニオの「衣装を着けろ」@『道化師』レオンカバッロ。

【衣装を着けろ】(大意)

衣装を着けろ 化粧しろ お前は役者なんだから
観客は笑いに来てるのだから
アルレッキーノ(劇中劇の間男の名前)がコロンビーナ(劇中劇のカニオの役の、奥さん役の名前)と一緒になってしまったら
観客は大喜び
自分の惨めさを笑ってしまえ さあ

 このアリアを歌った主人公の道化師カニオは、若く二枚目な男に愛妻を奪われ(と信じ)、打ちのめされた現実の自分をさて置き、観客を笑わる道化師を演じなければならない自分を嘲笑いつつ、涙する。そして、舞台の上でコロンビーナを演じる妻を殺し、幕は下りる。

☆★☆★

 ストーリーは全然違うのだけど、『ザ・ショウ・マスト・ゴー・オン』を聴いた時にすぐにこのアリアを思い浮かべた。役者の実生活や本心、特に苦悩や挫折にくじける心もちなどに関係なく、舞台ではきらびやかな主人公や人に笑われる道化師を演じなければならない悲哀。

 そして、特に"The Show Must Go On"の場合には、余命いくばくもないと知ったフレディ・マーキュリーが、この曲を実質的な遺作と選んだ、その凄絶さ。

 人生の真昼を過ぎて夕方や夜を現実的に思い浮かべられる齢になっているからこそ、こういう曲が心を打つ。

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9/22 何度目かの訳詞への手入れ。

転職市場全体が冷え込んでいるらしい

2008-09-21 09:07:06 | しごと
 ソースはJ-CASTニュースなのだが、割とまともな記事かな。

不況とリーマン破綻 求人減少冷え込む「転職市場」
転職市場が、企業の景況感の悪化で冷え込んでいる。さらに、米国第4位の証券会社、リーマン・ブラザーズが経営破たんした影響で、「外資系企業を希望する転職者は減る」との見方が広がり、転職者の年収が売り上げに直結する転職仲介企業にも影響が出てきそうだ。

求人数がこの夏に前年割り込む
「A社の業績がすごい落ちている。応募も求人件数も去年から大きく減っている」
と話すのはある企業の幹部。A社は転職サイトを運営する大手転職仲介企業だが、どうやらここ1年で市場そのものが冷え込んでいるようなのだ。

リクルートエージェントによれば、転職市場は景気落ち込みの影響を受けやすく、このところ求人数が縮小傾向にあるという。同社広報担当者はJ-CASTニュースに対し、

「ここ2か月ほどで求人数は落ちてきています。体感としては、去年(2007年)秋ぐらいからそういった傾向があります」
と話す。同社では03年秋以来、求人数が右肩上がりで伸びていたが、08年7~8月で前年割れに転じたという。企業の景況感の悪化で、求人を減らす傾向が影響を与えているようだ。一方、同社の転職サービスの登録者数は約1万2000人で大きな変動はないという。

大手のエン・ジャパンも、

「求人数は、今年の4月末くらいから、減少しています。その一方、応募者が減っていることはないので、1求人に対する応募は増加しています」
と、こちらも求人数が減少していることを明らかにしている。

ただ、「求人数の減少」の流れに神経を尖らせている転職仲介企業もあるようで、毎日コミュニケーションズは「転職の動向については厚労省の資料を見て欲しい」(広報)と述べ、J-CASTニュースの「求人数は減っているのか」という問いへの回答を避けている。

外資を希望する転職者は減る?
厚生労働省が08年9月5日に発表した07年の雇用動向調査によれば、常用労働者のうち就職や転職をした人の割合を示す「転職入職率」は15.9%で前年を2年連続で割り込んでいる。特に「19歳以下」から「30―34歳」までの年齢層で0.5~3.8ポイントも前年を下回っており、影響が出やすいといわれる若年層を中心に転職市場が停滞している様子が分かる。

さらに、リーマン・ブラザーズが9月15日に経営破たんした影響も転職市場に出てきそうだ。ある転職仲介企業社員は、

「外資系企業は日本のマーケットに入り、すぐに撤退する。転職者にはこうした不安材料があるなかで、リーマンの破綻が影響して、外資を希望する転職者は減るだろう」
と予測している。「年収の高い外資系企業からの転職者が減るということになれば(会社の)業績にも影響する」(前出の転職仲介企業社員)ため、外資系企業における転職活動の停滞は、転職仲介企業に大きな影響を与えかねない状態だ。


 自分の求めている職はもともとニッチなので、転職市場全体の動向とシンクロしているかどうかはわからないが……実感として、去年の今頃と比べて考慮に値する案件の数は少ないかも(汗)。