玄米ごはん族のあしたのたのしみへ

玄米と野菜、果物で今日から明日へ。農業と穀物菜食の日々

本能が機能停止

2020-03-27 00:20:07 | 健康
 寒いとだんだん作業がつらくなる。暖かいところで熱いものを食べたり飲んだりしたくなる。冬は夏に比べ体を使わないし動かない。それにもかかわらず食欲は夏より大きい。
 暑いと食欲がなくなり夏バテになり疲労で体調をくずしてしまう。
 自分の体調がどうなっているか、夏と冬を比べ夏が調子が悪く食欲もないので、いっぱい食べても調子が良かった冬が目標になってしまう。 
 ベストコンディションは冬、となる。

 冬になって食欲が出るのは体が寒さ対策をしているため。
 冬は寒さで体から奪われる熱量以上に食べる必要がある、と言われている。ところが、少飲少食にすると体から出ていく熱量と口から入る熱量は、入る熱量がグウーーーンと少ない。高カロリーが必要、は嘘ということがわかる。高カロリー食で寒い冬を乗り切る必要などない。低カロリーで十分。
 穀物菜食では夏、冬限らず普段の仕事で体が使うカロリーより食べ物で入れるカロリーのほうが少なくても、体調は良い。かえって冬に大食いすると喉の痛み、咳、足腰の関節の不具合となってしまった。その症状は少飲少食にすると治った。この少飲少食は高カロリー食と比べると、よく動けるな、のレベル。

 なぜ、本能は雲ってしまうのか。動物は冬に皮下脂肪をつけるため食欲が増す。夏は放熱のため皮下脂肪を落とすので食欲が減る。
 その食欲の元の、食べるもの、飲み物は決まっている。同じものだけ食べる。飽きもせず。
 しかし、文明の中では何を食べようがその時の気分しだいで、どれだけ食べようとも、いつも腹いっぱいでもそれでも食べる。
 冬の調子が良いので、夏になって食べられないのはおかしい、と食べた分量で決めてしまうので、本能そっちのけになる。

 文明の中に住んで夏冬関係ない環境を作り出し、大食い、ではおかしくなるのは当たり前だ。本能が無視されている。体が緊急事態になっても本能はどこにいるかわからない状態だ。
 夏、部屋から出ても文明がない時代より猛烈な暑さなので食欲はその分なくなる。部屋へ戻るとギンギンに冷えていて食欲が文明のない時代より大きくなる。本能には引っ込んでいてもらわないと。

 穀物菜食でも冬は食い過ぎでどこかおかしくなるのだから、普通の人はもっとひどい症状が出ているだろう。それを、たくさん食べることで、高カロリー食で、乗り越えることはできない。かえって症状がおかしくなる。

 夏、気温が上がると食欲は低下。同じように風邪などで発熱すると食欲がなくなる。これが正常な反応だ。ところが、文明の中では発熱を押さえようとしている。高カロリー食で発熱すると防衛本能以上の高い温度の発熱になって脳が危なくなるからだ。

 現代文明の中ではウィルスとか細菌とか外部原因に元ずいてさまざまな対応策ができているが、このように簡単に考えても食べ物、食べ方が重要だとわかるので内部原因だ。


コメント
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