玄米ごはん族のあしたのたのしみへ

玄米と野菜、果物で今日から明日へ。農業と穀物菜食の日々

食後、変化するもの

2020-07-15 01:36:33 | 穀物菜食

 体をゆるめるため小麦の麺類を食べはじめた頃、体に力が入らない、と言って玄米を食べては再び小麦の麺類を食べる、の繰り返しで、一ヶ月ぐらいたった頃、小麦の麺類でも力が入らない、と言わなくなった。

 うどんは醤油つけ汁で塩分を取るだけなので、塩分不足、その結果として血圧低下をおこしていたのでは、と考えて昨日、これからの献立をどうするか決めた。
 その変化献立を実際作ってみると、やはり薄味のジャガイモは敬遠、その他の野菜もいらない、海藻だけはうまい。ワカメの塩分がうまさを出している、味噌で塩分追加、と思ったが少し違う。

 

 ものぐさ人間の好きなものは、

 

a.まるごと食べられるものーーー玄米、モチ玄米、サツマイモの焼き芋、ネギ、大根、ワカメ、小豆、大豆、梅干し、ひよこ豆、スイカ、ナス、味噌


b.まるごと食べられても敬遠ーーージャガイモ、葉物野菜


c.部分食でも大好きーーーうどん、そうめん、そば、オヤキ、ソバガキ、醤油


d.部分食で敬遠ーーーその他

 

 まるごと食べることが重要。完全食。一物全体食は消化に必要な微量要素を初めから持っているのでそれを体のどこかから探して来る必要がない。
1.芽が出るものを食べる
2.皮つきのものを食べる
3.身土不二の原則で身近で取れたものを食べる

 まるごと食べるものは、上記3原則にピッタリ。まるごと食べるもので大好きなものは、甘い。特に玄米は何度も噛むことができて甘い。それ一種類だけでうまいし他に食べ合わせの必要がない。それから食物繊維が多い。野菜もいらない。
 まるごと食べるもので敬遠するものは、甘味がない。ジャガイモなどそれ一種類だけではムリ。まるごとなので食物繊維が多いが甘味がないのでうまくない。
 部分食で大好きなものは、うどん、そばなどタンパク質が多い。食物繊維はないぐらい。

 

 食物繊維は血糖値の上昇を押さえる。食物繊維を分解できる細菌は大腸にしかいない。玄米をいくら大食いしても平気なのは食物繊維で血糖値の急上昇を防いでいたからだ。しかも、低下はきわめてわずか。力がみなぎる感覚。それと比べると白米には食物繊維がないので血糖値は急激に上昇。血管に糖分が急増、血管をボロボロにして諸器官をダメにする。血糖値の上昇でパワーアップを感じて、その後すぐにおこる血糖値の急低下でパワーダウン。全身でエネルギー不足。これでは、力が出ない、となる。心理的かと思っていたが、白米では力が出ない、とは血糖値の低下だった。
 これと同じことが部分食の大好きなもので起こる。最初、うどんだけ、そうめんだけ、を醤油で食べた。玄米と同じように野菜無し。力が出ない、と言いはじめた。そのうち、ものたらなくなって、きざみネギをつけた。
 一ヶ月後、大根おろし、きざみネギで麺類を食べていた。力が出ない、と言わなくなった。単純に体が順応して消化ができるようになった、と思っていたが、ネギと大根の食物繊維が血糖値の上昇、低下を防いだ。それに気がつかなかった。一回の食事に麺1束食べていた。力が出ない、など気のせいだろうと思っていた。

 

 血糖値の変化だけで説明できる簡単なことだった。血糖値だけが問題。血圧も少しは変わるだろうがこの際、関係ない。血糖値が急に低下すると、力が出ない、となる。玄米などの完全食は血糖値の低下がものすごくゆるやかなので、力が持続している感覚。

 ものぐさ人間は甘いもの大好きで、本物の甘さ、本物の炭水化物が欲しかったが、麺には食物繊維がなかった。
 玄米のように食物繊維と糖質で作られた炭水化物で長い間生きてきた。そこへ小麦のように糖質とタンパク質からできたもので作った麺類には食物繊維がないので、さぞかしとまどっただろう。力が出ない、ということについてもっと良く考える必要があった。

 

 長い間、豆類、味噌でタンパク質を取ってきたものぐさ人間。小麦のタンパク質は消化できているのかどうか。小麦粉にする段階ですでに部分食。どう見ても一物全体食には見えない。古代小麦も同じように製粉するので部分食。そういうことを考えると自分で作り収穫した小麦で作った麺類でも、どうしても食べなければの必要性があるのかどうか。今年の秋には小麦の種をまく予定だが、なんでわざわざ部分食のものを作るのか疑問がわく。どうせなら、完全食を作った方がーーー 

 

 もう一度、作業方法、献立、目的を見直す必要がある。基礎的なところで間違って理解していた。小麦の麺類も完全食だろう、と誤解していた。

 

コメント
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