Twitterに細切れに入れてたら途中で面倒くさくなったのでブログに記事します。
(いまだにうまく使えてないってことです。)
「三越池袋店跡地の引渡し遅延 どうなる750億円の行方」
(2009年12月2日(水) 8時30分 ダイヤモンド・オンライン)
この物件は9月30日に三越から不動産ファンドのシンプレクス・リート投資法人に750億円で売却され、現時点ではシンプレクスがヤマダ電機に賃貸しているはずだった。ところが、予定から2ヵ月たった今でも、物件は引き渡されておらず、賃料はヤマダ電機から三越に支払われている。
三越側によると、池袋店跡地の自社以外の地権者との権利調整に時間がかかっており、来年1月末まで引き渡しが遅れるとのことだ。
一部借地でもあって、譲渡承諾でもめているのでしょうか。
ただ、権利関係とか地権者との調整が必要ならそれは契約の時からわかっていたはずで、調整が難航したときのメカニズムは契約条項に入っているでしょうから、違約金云々ということにはならないだろうと思います。
もっとも、記事にもあるように、引き渡しが遅延した場合、買い手側に解除権が留保されてるだろうし、昨今のファイナンスの情勢をみるとシンプレックス側からの解除の可能性もあるので資金を当てにしていた三越にとっては厳しいかもしれません。
今日三越伊勢丹HDGSの株価が下がってるのは「1日に発表した11月の売上高(速報)が、三越は前年同月比11・1%減、傘下の伊勢丹が同11・8%減だった。売り上げの低迷が嫌気され、売られた。」ということらしいですけど、池袋店を売り逃すとより厳しくなると思います。
11月9日の第二四半期の決算短信では業績見込みは変更していなかったので今期中には引渡せる見込みなのでしょうが、万が一引き渡しが長引いた結果契約解除されたりした場合、開示のタイミングとか難しそうですね。
(参照池袋三越閉鎖)