一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

善意と悪意

2009-12-09 | よしなしごと

こっそりやるから見つかったときは更に叩かれる、という典型です。

隠れ天下り、7独立行政法人11ポストで 総務省調査
(2009年12月8日(火)13:29 朝日新聞)  

厚生労働省所管の独立行政法人が同省OBらを嘱託職員として雇用していた問題を受け、総務省は8日、98あるすべての独法を対象に、年収1千万円以上を得ている非正規の嘱託職員の調査結果を発表した。厚労、文部科学、総務の3省が関連する7法人の11ポストで、こうした「隠れ天下り」が確認され、最大で1326万円の年収を得ていた。

鳩山政権は、国家公務員の天下りあっせんを認めておらず、独立行政法人と特殊法人の役員については公募制度を導入した。しかし、嘱託職員は規制の対象外で、給与水準を公表する必要がなく、天下り凍結の対象外となっている。  

「定義の問題」ですり抜けるのは役人の得意技なんでしょうけど、表に出たときにあざとさが際立ってしまいますね。 
嘱託だろうとなんだろうと、本当に必要なら正面から雇えばいいのに。  


逆にこちらは率先して非を認める正攻法。

贈与税払う=実母の資金「貸し借り通用せず」-鳩山邦夫氏
(2009年12月8日(火)22:03 時事通信)  

鳩山邦夫元総務相は8日夜、都内で開いた自らの政治資金パーティーで、兄の由紀夫首相と同様、実母から多額の資金提供を受けていた問題について「親子(の間)の貸し借りという論理は常識として通用しない」との認識を表明。その上で「きちんと贈与税を払いたい。それが私の責任の取り方だ」と述べた。

特に一緒に叩かれている人がいるときはかえって自分の方が評価されるかもしれないという期待もあります。  

鳩山氏は「私が兄と違うのは、新声会(資金管理団体)の政治資金収支報告には一点の曇りもない。つまり虚偽記載というような犯罪行為は一切していない」と強調。  

でも  

「兄や私の知らない所で母の善意がわれわれの方に届いていたということだ」とする一方、「いくら入っていたのか分からないが、計算して贈与税を自ら支払う」と語った。  

一度でいいからこんなセリフを言ってみたいものです。 

コメント (2)
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