リアルタイムで実況されると、かえって心理的な影響で鼻がむずがゆくなってしまいそうですが。
ドコモ、ケータイ基地局で花粉観測 将来の収益源目指す
(2009年7月18日20時22分 朝日新聞)
花粉の飛散量や紫外線の強さなどの観測や予想は現在、環境省や気象庁、民間の気象情報サービス会社が行っている。ドコモは、電波を確実に届けるために鉄塔やビルの屋上など全国約4万8500カ所にある携帯の基地局網に着目。花粉の飛散量や紫外線量などを遠隔操作で測定できる装置を新たに設け、データの収集・蓄積を試験的に始める。観測を始めるのは、基地局の一部のほか、販売店や自社ビルの屋上など計約1万カ所。将来は環境データを使って気象関連事業者とも連携し、個人向け情報配信なども検討する。
既存の経営資源を使って、という基本に忠実な新規事業です。
ただ、携帯電話のアンテナはビルやマンションの屋上などを借りて設置していることが多いので、新たな事業を行う(それも収益源になる)となると、アンテナ設置契約(に携帯電話の基地局/中継局の設置以外にも利用目的を書いていない場合はそ)の目的外の利用になってしまいそうです。
屋上にアンテナを置くのは借地借家法の適用はないでしょうから、本気で争われるとちょっと分が悪そうです。
NTTドコモであれば内緒で置く、というようなことはしない(あ、どこかの会社なら内緒でしそう、というわけではないです)でしょうから、まずは自前の施設からということなのでしょう。
なので「基地局の一部」なのでしょう。
ビルやマンション屋上に設置しているところでちょっと小遣い稼ぎができるかどうかはまだまだ先の話のようです。