一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

今夜、はやぶさ帰還

2010-06-13 | よしなしごと


今夜のはやぶさの帰還、Googleも応援してくれいています。

僕もにわか勉強をしつつ感動してます。

はやぶさの開発・運用に協力したNECのサイトチームはやぶさの挑戦が面白い。

特に軌道・姿勢制御担当の白川さんのインタビューがいい。  

白川:2007年に帰還運用に入ってからは、地球と「はやぶさ」間の距離が遠かった期間も長くて、遠い時は「8bps」1秒間に8ビット(1文字相当)しか情報が来ない時期がありました。必要なデータを得るのに何時間もかかってしまう、そんな運用です。しかも往復に電波でも40分もかかるという… このとき思いました、自分はゆっくり燃える焚き火を見守る「番人」ではないかと。 

Q:番人ですか。 

白川:そう、番人です。長い長い時間をかけて、自分は「はやぶさ」の全てと対話してきたような気がします。だから7年間を振り返っても、長いとは思えません。

管制室のライブ中継が楽しみ。

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「はやぶさ」が熱い

2010-06-11 | よしなしごと

小惑星探査衛星「はやぶさ」。僕も遅ればせながら知ったのですが、相当熱いです。

7年にわたるミッションの締めくくりとして13日に小惑星のサンプルを採取したカプセルを地球に投下し、自らは大気圏で燃え尽きるというところもあっぱれです。 

7年間のミッションは公式サイトの下のほうにある「はやぶさの旅」にまとめてあります。
7年間はやぶさを見守り続けてきた(そして開発当初からではおそらく優に10年以上でしょう)スタッフたちの思いとけなげにがんばるはやぶさの様子に夜更かし要注意。

そしてミッションの終盤の様子は
今週のはやぶさ君  

今週も、はやぶさ君はイオンエンジンを使った軌道の微調整をきっちりやってのけました。小惑星イトカワまで往復する、はやぶさ君の長旅を支え続けたイオンエンジンは7年間にわたる堅実な勤めを終えました。イオンエンジン担当のスタッフは、万感の思いでしょう。

その「万感の思い」 
2010/06/10 00:32 JST: 「はやぶさ」u10イオンエンジン 往路・復路運転完了  

はやぶさのμ10イオンエンジンは、その生みの親であり、豪州で待つ國中先生の方へ、忠犬の如く一直線に駆けてゆきました。システムの累積運転時間:4万時間は世界一です。いや、そんなことに関係なく『我らのイオンエンジンは世界一のエンジンだ!』と今なら胸を張って言えそうです。  
皆さん,μ10イオンエンジンは立派に役目を果たしました。メインエンジンの枠を超えて「はやぶさ」の失われた機能をサポートしきった我らのエンジンを誇らしく思います。万感の想いで運転終了のシール(五角形※2)を運用室の窓に貼りました。

はやぶさのミッションは世界に誇れる画期的なもので、つくばエキスポセンターなどで上映されている映画「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」のサイトによるとその「画期的」度合いはこれほどすごい  

第1は、電気推進(イオンエンジン)
通常、ロケットは火薬や燃料を燃焼させ、その反動で進む。パワーは絶大だが、燃焼できる時間は数分間と短く、いったん軌道を決めたら、変更は困難である。また、パワーに耐えられる強靱な船体が必要である。一方で、電気推進は、電気の力でガスを噴出する。パワーは小さいが、長時間エンジンを稼働させることができる。実際「はやぶさ」は、数万時間というエンジン稼働を記録し、いまも更新中である。

第2は、全自動制御
はるか数千万キロメートル彼方では、指令が届くのに数分かかる。着陸は探査機が自ら考え、判断することが求められる。

第3は、小惑星の精密探査
これの結果は、世界的な科学雑誌サイエンスを一冊特集にするほどの成果をあげた。

第4は、小惑星の着陸と離陸
着陸は、米国のニア・シューメイカー探査機に先を越されたが、離陸は史上初であり、これを成功させている。

第5は、小惑星サンプルの採取

第6は、地球に帰還し、大気圏にカプセルを投入、サンプルを無事回収すること

以上のうち、ひとつでもなしえれば、前人未踏である。しかも、はやぶさはすでに、1~4までを成功させている。ここまでで、100点満点の250点を獲得といっていい。5,6がなされればさらに成果があがる。

(得点の内訳(^^は公式サイト参照)


13日は管制室のライブ中継もあるようですがhttp://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2010/hayabusa_ev.shtml
涙なしには見られないかも。

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辞める覚悟

2010-06-10 | よしなしごと

最近たびたび取り上げてますが、この人は至極真っ当な人だと思います。
たぬきちの「リストラなう」日記

書籍化を決めた経緯を話します  

新潮社に「頼みます」と言った後、それでも僕は、始終「書籍化は止めた方がいいかもしれない」と思っていた。  

6月から失業者=求職中になる。雇用保険の失業給付は是が非でもほしい。僕には印税なんかよりこっちのほうが大切だ。額も印税より大きいし。  

5月20日に初めてハローワークへ行ったとき、相談したのはそのことだ。幸い担当者は「在職中に書いた原稿が本になるのは、失業給付の問題になることはない」とはっきり言ってくれた。それを聞いてやっと安心した。もしここで「給付資格を喪失します」と言われたら、新潮社のチームに土下座して「やっぱり止めてください」と頼もうと思っていた。本当にドキドキだった。だから僕のなかで本気で「書籍化するぞ」と決めたのはこの日だといえる。もっと早くハロワに行っておけば良かった、とも思う。ていうかこういう話が持ち上がったらすぐ行けよ、ということか。  

(中略)  

もしかして普通の人は「成功すれば印税のほうが失業給付なんかよりずっと巨額になるんじゃない?」と思うかもしれない。「自分なら失業給付より印税を選ぶ」という人は多いのだろうか。

僕はまったくそうは思わない。生きていくうえで一番大切なのは、一時の大金ではなく、ちょっとずつ得られるちょっとのお金の連続なのだ。そして毎日仕事があることだ。仕事のない人生は辛い。  

たぬきちさんは出版社に勤務していたので、書籍の世界が『ブラック・スワン』における「最果ての国」だということが骨身にしみているということも影響しているのでしょう。 

それ以上に、たぬきちさんの転職先を決めずに退職勧奨に応じるということ=無職になる覚悟がつたわってきます。

自分にはその覚悟はないなぁ、ということも痛感。

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菅首相会見

2010-06-10 | まつりごと

菅首相会見:「政治の役割は最小不幸の社会を作ること」

就任当初の記者会見なので、内容は総花的なのは仕方ないですが、気になるのがたとえ話が軽くて、しかも適切でない(すべる)ものが多いこと。

もともと「市民派」で街頭演説などが得意な人なのかもしれませんが、(ここ数代の内閣総理大臣に共通する特徴でもある)言葉の軽さは、致命傷になりかねません。  

口先でごまかそうと言う人でないことを期待しつつ、施政方針演説は骨太にお願いしたいところです。

以下にいくつか抜粋

私は政治の役割というのは国民が不幸になる要素、あるいは世界の人々が不幸になる要素をいかに少なくしていくのか、最小不幸の社会を作ることにあると考えております。もちろん大きな幸福を求めることは重要でありますが、それは例えば恋愛とか、あるいは自分の好きな絵を描くとか、そういうところにはあんまり政治が関与すべきではなくて、逆に貧困、あるいは戦争、そういったことをなくすることにこそ、政治が深く力を尽くすべきだとこのように考えているからであります。

総理になったからには、もうあまり個人的な時間はとれない。本当なら53番札所まできているお遍路も続けたいところだが、今しばらくはそれを後に延ばしても、ある意味では官邸を中心に、これこそが修行の場だという覚悟で、日本という国のため、さらには世界のために私のあらん限りの力を尽くして良い日本を、良い世界をつくるために全力をあげることを国民の皆さんにお約束して、私からの国民の皆さんへのメッセージとさせていただきます。

鳩山政権は(私は)副総理という重要な役割をいただいていた。鳩山内閣が短命だったことは残念だし、大きな責任を感じている。そのうえで、新たな、私のもとの内閣は、やはり、官房長官を軸にした一体性を考えて構成をいたしました。つまりは、総理のもとの官房長官とは内閣の番頭役であり、場合によっては、内閣総理大臣に対して「ここはまずいですよ」と言える人物でなければならない。よく中曽根政権のもとの後藤田先生の名前が出ますが、まさに、そうした力をもった方でなければならない。

円安のことは、一般的には円安が輸出においてプラスになるし、輸出のかなりウエートの高い今の日本経済では、円安が一般的にいえば、プラスになると言われていることは私もよく承知しています。ただ、相場については、あまり発言しないようにと、財務大臣になった時も言われましたので、この程度にさせていただいています。

ですからあの、私もそれこそ最初にイカルイットのG7なんかに行ってですね、この1年間で4人目の財務大臣の菅直人ですって言ったら、各国の財務大臣が苦笑していましたけれども、つまりはあまりにですね、その、総理はもとよりですが大臣も短期間で代わるということは私はそういう意味での行政の質と言っていいのか、望ましいことではないと思っております。

機密費という問題、あの、なかなか何と言いましょうか、あの、根源的な問題も含んでいるわけです。ものの本によればですね、戦前でしたでしょうか、ソ連の動きを明石大佐でしょうか、いろいろ調査をするときにですね、巨額のまさにそういう費用を使ってですね、いろいろそういう意味での情報のオペレーションをやったということも歴史的には出ております。

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「リストラなう」日記、後日譚

2010-06-08 | よしなしごと

以前ちょっとふれた たぬきちの「リストラなう」日記 ですが、書籍化計画がもちあがったようです。

ところが
【お知らせ】「リストラなう」にコメントを寄せてくださったみなさまへ【とても重要】
にあるように、コメントを書籍に掲載しようとする中で、掲載の同意についてオプトアウト(掲載を希望しない人は言ってくれ、言われなければ承諾とみなす)という方法をとったために物議をかもしています。
たぬきちさん自身、新しいブログたぬきちの野良犬ダイアリーで 

時間的な制約。連絡手段・投稿者同定についての制約。収録可能な紙幅の制約。これらの制約をなんとかかいくぐりながら企画を進めるための暫定的な解として提示させてもらったのが、最後のエントリ「【お知らせ】「リストラなう」にコメントを寄せてくださったみなさまへ【とても重要】」だった。そしてコメント欄は過去最大規模で炎上中。すいません。拙速とのご指摘は本当に心に痛い。

と言ってます。

物議をかみそたのは、以下の点かと。

1.コメントの使用許諾を得るのにどのような手続きが必要か
・匿名の場合、著作権を主張したとしても本来の権利者かの立証が難しい
・「最終回」と書いた後のエントリで告知するのがオプトアウトとして有効か
・同業者や書店員の生の声に近いコメントがあり、掲載されると本人が特定される恐れがある人がオプトアウトの期限を過ぎて出版差し止めを訴えたらどうなるんだろう(現実的には自ら露出することは不利益になるので少ないと思いますが。)

2.勤務先との雇用契約上の守秘義務違反の問題はないか 
会社の内部事情、年収や各種手当てを開示していますが、この程度は守秘義務違反とまでは言われないんじゃないかと思います。ただこれが電子出版されたとすると会社としては相当不愉快でしょうね。  


この手の本は旬のうちに出版しないと賞味期限が短いので、結果的に今回のような対応にならざるを得なかったと思いますし、現在無職の中で、チャンスをつかんでビジネスにつなげようという気持ちもわかります。 
たぬきちさんも最初から出版を考えていればもう少し周到にコメントのルールの手当てをしていたと思うので、今回のどたばたも共感できます。  

いろんな意味で物議をかもす出版になりそうですが、それに対しても真摯に向き合って、がんばって新しいブログを続けてもらいたいと思います。


<追記>
コメントを掲載する人についての謝礼などについて、新しいエントリがアップされました。

改めて、お願いします。

こういうのって、出版社側が対処することのようにも思うのですが、たぬきちさんの真面目さと出版社勤務という経歴によるものなのでしょうか。

頑張ってください。





 

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「新総理に期待」の悪弊

2010-06-07 | まつりごと
菅内閣誕生ということで、早速こんな記事が。

菅新首相「期待」59%、民主は回復 朝日新聞世論調査
(2010年6月5日22時57分 朝日新聞)

ここ数年私たちは小泉改革に期待して失望し、後継の自民党政権に期待して失望し、民主党への政権交代・鳩山内閣に期待し失望し、そして今、菅内閣に期待しようとしている。


でも現状の日本が立ち直るにはトップ一人でどうにかなることなのだろうか。
うまくいかないからダメ、というのでは、(今や諸悪の根源になっている)企業の成果主義と同じではないか。
企業のトップならそれでもいいかもしれない。トップが短期的な収益優先で会社をガタガタにしたとしても、株主としては最終手段として株を売るという対処もできるから。
ただ総理大臣に対する国民は企業にたとえれば「従業員兼株主」なので、収益を上げる(財政を豊かにする)ことと給料を上げる(国民への配分を増やすまたは負担を減らす)という相反する要求を持つ。
しかも大半の人は国外に逃げようがないので「いいとこどり」はできない。

高度経済成長のときはパイが増え続けていたので、自民党政権に文句(選挙で「社会党躍進」とか)を言えば不公正な富の配分の是正や民意を反映した再配分がなされてきた。
そういうときは極端な話、派閥の論理だろうが何だろうが「政争」をもっともらしく楽しみながら気分で投票していてもよかった。(そして、マスコミも「永田町インサイド」を追っていればよかった)

バブル崩壊以降、分配するパイがなくなってきても、国民は当然のように時の政権に要求しかしてこなかった。
金融危機を解決しろ、雇用を守れetc.
そして政権も、相変わらず玉虫色の未来(最近ではマニフェストと言う)をうたい、国民にトレードオフを迫ることはなかった。
例外的に小泉内閣は「改革」を標榜し、郵政選挙で圧倒的な支持を得たが、結局国民は小泉改革を支持していたわけではないようだ(「小泉改革」は一部の権益とのトレードオフを迫ったという点で巧みだったのかも知れない)。


早「失われた20年」になろうとしている今、経済・財政問題は到底首相一人の「リーダーシップ」で解決できる状況にはない。
ここでリーダーシップを発揮するということは、限られたパイを誰に与えるかを明確にすることで、それは現在と将来(年配者と若者)、都市部と地方、産業間に優先順位を付けるという選択をすることになる。


問題は、首相のリーダーシップなのではなくて、われわれが優先順位付け・トレードオフを求められる覚悟があるかどうかなのではないだろうか。
その覚悟を決めれば、マニフェストを見る目、結果を評価する目も自然と磨かれるはずだ。
(そして報道の質も上がるはず。)


団塊の世代が「株主」でしかない年金受給者になり、また「従業員」である就職氷河期以降定職を得られていない団塊ジュニアが40代になる前の(そして、数は少ないが年金収支がチャラの僕の同世代が「逃げ切りモード」に舵を切る前の)ここ数年が最後のチャンスだと思うのだが。


そんな中で僕が菅新総理に期待するのは、施政方針演説で「『あれもこれも』は無理です」とまず国民に宣言することである。


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生命力

2010-06-06 | よしなしごと
昨年まで無事に越冬していたので油断していたら冬の間に枯れて葉が全部落ちてしまったガジュマル。
そのうち芽が出てこないかと放っておいたのですが、ここのところの初夏の気候で芽が出てきました。




あきらめていただけになおのこと嬉しい。





しかし、生命力というのはすごいものです。





日本経済もあやかりたい。

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鳩山総理辞任

2010-06-02 | まつりごと
鳩山総理大臣は結局辞任してしまいました。
歴代の内閣総理大臣在任期間では17位になるようです。
これを、93代、60人の中でどう見るかという参考にwikipediaを元に在職400日未満(ただし総選挙前後の連続在任は通算)を並べてみました。

 1.東久邇宮稔彦王(1945.8.17~10.9)54日
 2.桂太郎(第三次、1912~)62日
 3.羽田孜(1994~)64日
 4.石橋湛山(1956~)65日
 5.宇野宗佑(1989~)69日
 6.林銑十郎(1937~)123日
 7.山本權兵衞(第二次、1923~)128日
 8.鈴木貫太郎(1945.4.7~8.17)133日
 9.阿部信行(1939~)140日
 10.犬養毅(1931~)156日
 11.清浦奎吾(1924~)157日
 12.米内光政(1940~)189日
 13.高橋是清(1921~)212日
 14.芦田均(1948~)220日
 15.幣原喜重郎(1945.10.9~)226日
 16.若槻禮次郎(第二次、1931~)244日
 17.鳩山由紀夫(2009~)259日
 18.小磯國昭(1944~)260日
 19.細川護熙(1993~)263日
 20.片山哲(1947~)292日
 21.廣田弘毅(1936~)331日
 22.麻生太郎(2008~)358日
 23.福田康夫(2007~)365日
 24.安倍晋三(2006~)366日
 25.吉田茂(第一次、1946~)368日
 26.森喜朗(一次、二次通算、2000~)387日


年代順に並べ替えてみるとこうなります

 桂太郎(第三次、1912~)62日

 高橋是清(1921~)212日
 山本權兵衞(第二次、1923~)128日
 清浦奎吾(1924~)157日

 若槻禮次郎(第二次、1931~)244日
 犬養毅(1931~)156日

 廣田弘毅(1936~)331日
 林銑十郎(1937~)123日
 阿部信行(1939~)140日
 米内光政(1940~)189日

 小磯國昭(1944~)260日
 鈴木貫太郎(1945.4.7~8.17)133日
 東久邇宮稔彦王(1945.8.17~10.9)54日
 幣原喜重郎(1945.10.9~)226日
 吉田茂(第一次、1946~)368日
 片山哲(1947~)292日
 芦田均(1948~)220日

 石橋湛山(1956~)65日

 宇野宗佑(1989~)69日

 細川護熙(1993~)263日
 羽田孜(1994~)64日

 森喜朗(一次、二次通算、2000~)387日

 安倍晋三(2006~)366日
 福田康夫(2007~)365日
 麻生太郎(2008~)358日
 鳩山由紀夫(2009~)259日


当然ですが政治の混乱や政権体制の変動があるときに短くなる傾向にあります(石橋湛山は病気、宇野宗佑は「指三本」という特殊事情→参照)。
問題はここ4代続いてほぼ1年以内に総理大臣が変わっていて、在任期間もだんだん短くなってきていること。
今後も「200日総理」や「100日首相」が連発すると、戦中戦後期と比肩されるような混乱期として歴史に残ることになるのでしょうか。

しかも今度「敗戦」するとすれば経済しかないのでそれは避けたいのですが。
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社民党連立政権離脱

2010-06-01 | まつりごと

辞任するとなると実はけっこう評価が高かったのがこの人。

社民党:連立離脱 涙のち笑顔 辻元氏、副国交相辞任
(毎日新聞 2010年6月1日 東京朝刊)  

所属する社民党が連立政権を離脱するのに伴い、前原誠司国土交通相に正式に辞表を提出した辻元清美副国交相は31日の登庁時、記者団に「国交省は利権の巣窟(そうくつ)というイメージがあったが、そうではなかった。多くの職員が変えていこうという思いに賛同してくれた」と涙を見せた。  

辞表を受け取った前原国交相は「JAL(日本航空)問題で他省庁を説得し再建を進められたのは辻元さんの力が大きい」と切り出した。これに対して、辻元氏は「(今後は)野党で質問に立って、追及していく立場でご協力申し上げたい」と応じ、笑顔を見せた。  

社民党離脱の話が出る前に官僚から聞いた話ですが、辻元氏は政務三役の中ではいちばんまじめに責任感を持って取り組んでいたそうです。秘書給与問題などで苦労したためか野党時のようなアクの強いキャラを前面に出すようなこともなかったとか。

特によかったところは前原大臣とコミュニケーションが取れていたことだとか。  

というのは、鳩山総理は最後に会った人の意見に影響される「上書き保存」の人なのに対し、前原大臣は人の言うことに耳を貸さずに自説を曲げない、いわば「読取り専用」の人なんだそうです。 
「IQは高いがEQは低い」タイプで、そのへんが八ツ場ダムとか日航救済騒動の時にも出たのではと。 
そういう前原大臣とコミュニケーションを取れていたのが辻元氏なんだそうです(前原氏の肩についた糸屑を取ってあげるだけではなかったらしい。)。  

なので辻元氏が辞めると一番困るのが前原大臣なんじゃないか、というのが今回の辞任に関しての僕の勝手な仮説。  
もともと自説に沿わない官僚の意見は聞かないだけに、うまくフォローする人がいないと省内・閣内で孤立したり、逆に身内で固めてしまうようになってしまうのではないかと。

もっとも辻元氏がいたときにも、観光庁長官を任期途中で更迭して大分トリニータを首になった溝畑宏氏の再就職の面倒を見る「お友達人事」をしていたりしているので(参照)、前原大臣自身がどこまで自覚的なのかはわかりませんが。  


ところで先日の話では、他の政務三役についての話は聞けませんでした、まあ、話題に上らない程度、ということのようです(笑)


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