くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

お四国巡礼16。

2016-09-17 | お四国巡礼

降ったり止んだりの小雨の中を 先達さんと 巡礼者39名が出発した今回の 
お四国は 第83番一宮寺 84番屋島寺 85番八栗寺 86番志度寺 87番
長尾寺の 香川県5ヵ寺を参拝しました。 

83番一宮寺(いちのみやじ)は 静かな住宅地にある石段のないお寺です
まず手水場で手を清めますが お大師様の手から 水が落ちていました
 
  

一宮寺からバスで15分ほどで 源平屋島合戦場の屋島に到着で 84番屋島寺は
ここ瀬戸内海国立公園内にあります ↓多くの武将の中から 特に有名なお二人です
 
  

広い境内 立派な本堂 本堂と並んで赤い鳥居の神社があり 子連れの大きな狸が
夫婦で鳥居入口におりました メス狸の乳房を触ると乳がんにならないそうです
 
  

午前中2ヵ寺を打ち終わり 瀬戸内海が見渡せる 庵治観光ホテルで昼食です
 
  

青空でなくて残念ですが と言いつつ ホテルの方の説明がありました

不鮮明ですみませんが 右の兜島の前を 右から左に 小豆島から高松に
向けて運行中の フェリーが見えます

右から順に 兜島 鎧島(いずれも無人島) 大島と続き 兜島は以前には
所有者の森繁久彌氏が 島に別荘を持っていたそうで 今も島の持ち主は
久彌氏の 次男氏とのこと

大島はライ病患者を隔離した島で 松本清張著 砂の器が思い出されます
 
  

お昼ご飯のあと昼寝する間もなく 85番八栗寺に登るケーブル乗り場に到着です
天から降り注ぐ5本の剣を 山中に埋めた伝説の 五剣山とも呼ばれる八栗寺は
標高375m   ケーブルを降りると 汗ばんだ体を 涼しい風が吹き抜けました
 
  

次は四国霊場屈指の古刹として知られる 86番志度寺に到着で 立派な五重塔があります
 
  

1枚ものの庵治石へ お四国88ヵ寺の ご本尊のお姿が浮き彫りにされており
機械彫りがない明治初期の作と 先達さんの説明です 腕のいい職人がノミ1本で
コツコツ彫り上げたでしょうか 最下段中央には お大師様がおられます
 

源義経の側室 静御前が出家した寺として知られ この日の打ち止めとなる
87番長尾寺に着きました 長尾の観音さんと親しまれる長尾寺は お正月に
力自慢が大鏡餅を運ぶ行事があり その模様は全国に放送されます
 
 

帰りまで終日 小雨修業をいただきましたが だれ一人転ぶ者もおらず 全員無事に
帰ってきました 来月のお四国は 最後となる結願の旅になります。

昨年 知らない者同志で出発したお四国仲間も 巡礼の回を重ねるたびに仲良くなり
励まし合い へこたれそうな時には 先輩から気合をもらいつつも なんとか87番まで
打ち終えることが出来ました。

あと一回で 皆とお別れと思うと 寂しくなります。

 

 

コメント (39)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする