春の野山はおいしい山菜でいっぱいです。それが こう暖かい日が続いたら
すぐにあぎて 硬くなります。
そろそろ出ているはずと 実家近くの川岸に行くと ちゃんと出ていました。
お目当てのイタドリは こちらでは イタズリと呼ぶ人が多いです。
採ってきました。イタズリはあぎると木のようになりますが まだ大丈夫です。
皮をはぎ10㎝ほどに切ります。それを くらくらの湯に数秒入れたらすぐ水に
取り 寝るまでに2-3回水を替えつつ 一晩さらします。
翌朝 端を切りかじってみて えぐみや酸味がなければ アクが抜けています。
調理法は数々あるようですが イタズリと相性がいい ゴマ油を使った炒め物や
煮物が一般的で 超簡単に シャウエッセンを入れ創味シャンタン炒めにしました。
私の相棒の市販らっきょう酢を使い 甘酢漬けも作りました。夫の田舎のお客に
皿鉢料理と共にイタズリ甘酢が出ており これが好評で作り方も簡単 イタズリの
季節を待っていました。 あ 土佐人は宴会のことを お客と呼びます。
アク抜きしたイタズリを輪切りにし らっきょう酢を注ぎ 鷹の爪を散らしたら
半日で食べられます
いずれの料理も イタズリのアク抜きがまず大切で くらくら湯に入れたらすぐ
色が変わりますので 即水に取る これでどの料理でも カリカリの食感が保て
イタズリの本領発揮となります。