門田の味 惜しむ列 名物精肉店 歴史に幕 の見出しで昨日の高新朝刊に
門田精肉店が創業70年以上の歴史に 幕を下ろした記事が載りました。
記事によると 4月10日閉店の予定が 多くのリクエストにより 16日までの
延期となり いよいよ最終日には 門田の味を惜しむ長い列ができたとのこと。
戦後間もなく開業した門田精肉店は 多くの買い物客に親しまれ 高知市の台所
大橋通の顔のひとつでしたが 技量を持った従業員の高齢化などで これ以上は
続けられず やむなく閉店との記事です。
皿鉢祭りの豪華な皿鉢料理は この店の前から南に延び 道を挟んだ向かいには
ひろめ市場があって お城にも県庁にも近く 高知市の中心地に店はありました。
門田の代名詞ともいえるコロッケはもちろんのこと 他のお惣菜も人気があって
県民に長く親しまれた門田精肉店の廃業は 寂しくてたまりません。
この店から目と鼻の距離に私の母校はあり 母 本人 娘 孫と 卒業生の中には
四代にわたり この店に通った一家もあります。
学校帰りに 帯屋町の路地裏ベンチで 友と食べた門田のコロッケを忘れません。
50年ほど昔の 消費税など言葉さえ知らぬよき時代に コロッケはたしか 1個が
2ー30円だったと思います。
またひとつ 県民の昭和が消えました。