くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

大魚を食べる。

2018-03-02 | 食物関係

お正月にお雑煮を食べるように 年の初めに 大魚(おおうお)を食べるという
実家付近の昔からの習慣があります。おおうおとは クジラのことです。

母は毎年暮れに皮クジラを買い 大根とにんにく葉を入れ炊きました。今から
思えばクジラは少量で あの量を大家族で分けたとは思えず 私たち子どもに
食べさせるためと   貧しいながらも   新年の習わしを守りたかったと思います。

先日 魚屋さんでクジラ肉のブロックを見かけ 聞くとミンククジラとのこと
昔食べた皮クジラとは違うし 旧正月も過ぎたけれど これもおおうおなので
2パック買い帰って量ると 1つが300㌘ほどで 520-30円とお手頃価格です。

 

冷凍されたパックは脂が多いため 解凍してから切るは難儀するかもしれんし
うちの包丁は切れが悪いしで 少し融けてからスライスし 湯がきました。

手作り玉コンニャク 固い田舎豆腐 大根 そして欠かせぬにんにく葉を入れ
炊きました。

火を止めて少し置いた方が にんにくがよりしみて 味が決まります。

 

これはこれで美味でしたが 昔食べた皮クジラを入れたら 王道おおうおの味が
きっと味わえるはずと 2-3日してまた寄ると うねすクジラが出ていました。

そうよそうよ これよ昔懐かしおおうおのクジラです。ただ ↑ と比べるとずいぶん
お値段が・・昨日の残りとかで500円引いてくれ 200㌘弱のものが1,000円でした。

   

続けておおうおを食べんでもいいですが 絶対入れたいにんにく葉が 陽気と共に
そろそろトウが立ちます。にんにく葉は 欠かせぬ相棒ですから。

子どもの頃は牛肉など食べたことがなく クジラ肉も 何かのイベント事がないと
口に入りませんでした。当時の肉とは 牛や豚でなく クジラ肉をさしました。 

クジラが懐かしい そんな世代は団塊世代です。郷愁誘うふるさとの味は 今では
少々お高くつきます。

 

  

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27 コメント

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 (和三郎)
2018-03-02 05:19:14
叔父は、捕鯨船に乗っていました
鉄砲さんでなく、通信士でした
叔父の会社の分厚いアルバム(写真集みたいなの)が家にあって、よく見ていました
シロナガスクジラなんかを撃ちまくっているんですよ
今じゃ、信じられないことです

叔父は定年退職してから
水産高校の臨時講師をやっていました
中卒なんですが^^
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くりまんじゅうさんへ (ミッキー)
2018-03-02 07:48:40
大魚
クジラの事を言う 
そうなんですか地方によって呼び方が違うんですね。

もう15年ほど前になりましょうか
四国1周マイカーで行った時
確か 高知の道の駅のくじら館 だったかに
クジラを食べたくて立ち寄った記憶が。。
懐かしいです。

クジラと言えば子供のころ
学校給食では、クジラの竜田揚げが
メニューにあり食べた記憶が。。
今ではクジラの捕鯨も難しくなっており
高級食材になってしまいましたね。
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クジラ (ルイコ)
2018-03-02 08:18:33
 くりまんじゅうさん おはようございます

 懐かしいクジラのお話はとても興味深いです。しかし、地域性の違いがありますね。
 今は高級なクジラも学校給食では竜田揚げでいただきました。美味しかった~。
 この時季はクジラ肉(赤肉)で水菜を煮てました。
 生家でも野菜とすき焼き風に煮ていました。コレは牛肉が買えない我が家の貧乏食卓だと思っていましたが・・・。
うねすクジラとかいっていました。今で言うところのクジラベーコンでしょうね。
 いやー、懐かしいクジラ肉を食べたいところですが、高級食材になりましたね。
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皆さん (ぐり)
2018-03-02 08:30:50
おっしゃって見えるようにクジラといえば
給食の竜田揚げでしたね
飛騨にはクジラを食べる習慣というものはない気がしますけどそちらは大地町という有名なクジラの捕鯨町がありますね
身近なんでしょうね
湯がいて野菜と煮るんですね
そんなの食べたことがありません
なんだか土佐って食べることが豊かな気がしますね
確かに戦後生まれの私たちと10年違うと全然考え方が違う気がしますね
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Unknown (ふき)
2018-03-02 09:03:46
子供の頃は鯨の肉ばかりでした
家でも 学校の給食でも…
強制的に食べさせられた“肝油“も 
当時は鯨から抽出されたものでした
くりさん 
私どうしても鯨の肉を食べる事ができませんでした
鯨の肉が給食に出た日は いつも居残り組
午後の授業は受けさせてもらえませんでした
大魚はどんな味がするんでしょう
今なら食べる事ができる気もしますが
進んで食べる勇気がありません
ブログを拝読して イメージを膨らませていますが
お相伴にあずかりたいです 
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( ̄∧ ̄)(_ _)フムフム (キミコ)
2018-03-02 11:52:10
「うたごえの会」でもディセンターでも「南国土佐を後にして」をよくリクエストされます
この記事を読んでそちらでは今もクジラが食卓に上るのだと・・・(* ゜O゜)ホォホォ♪

私達の世代からクジラを切り離す事はできません
大好きでした^^
給食でもちょっと臭みはあるけれど そんなの気にしなくて
ご馳走だと思っていました
結婚してしばらくはクジラのはりはり鍋がよく我が家の食卓に上っていました
最近こちらではよっぽど探さないと見かける事はありません

そうそう・・・小学生だった頃 お隣のお宅のお父さんが南氷洋で捕鯨をされていましたので
時々お土産に尾の身を頂きましたが 未だにその美味しさが忘れられず・・・
こんないいもの今はどこで手に入るのやら(〃_ _)σイジイジ

おおうおとはよく言ったものですね
歌でも「潮吹く魚」と歌いますし^^
そちらではあくまでお魚なんですよねえ
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Unknown (keba)
2018-03-02 12:44:40
流石は土佐のふるさとの味ですね。

鯨は「食べてんだよね、あんたたち」って
苛められました、比較的最近まで(苦笑)
あたしの世代は給食に出た鯨を
懐かしむことになってるらしいのですが
食べたことのないあたしには謎の味(笑)

家族の思い出が味の一部なら
たしかに懐かしく作ってみたくなりますよね。
ちょっとわかった気がしました
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クジラ (よう)
2018-03-02 20:24:29
小学生のころ クジラといえば 生姜醤油に漬けこんだのを
フライパンで焼いたのが うちの定番料理でした。
皆さんおっしゃる 給食の竜田揚げ 全然 記憶がないのです…
たぶん 子供のころ 偏食がひどい子で いつも居残りさせられて
給食自体がつらかったからだと思うのです。
喜んで食べられたのは カレーと みかん寒天だけでした。
今の私からは 想像できない 子供時代の思い出です。
って クジラの話から 給食の思い出になるのは みんな同じ?
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くりまんじゅうさんへ (まりも)
2018-03-02 20:49:44
高知でも くじら食べていたのですね
新潟も 食べていましたよ
母の味 懐かしい味って 幾つになっても食べたくなりますね
良い食材が手に入り 2度も美味しい大魚が食べれて良かったですね 
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こんばんは (のりのり)
2018-03-02 22:38:06
クジラの珍しい話、興味を持って読みました。
いつも食べ物では珍しいものが出てくるし、
くりまんじゅうさんの話題は具体的でおもしろいし、人気なのが分かります。

「おおうお」ですか。
話のネタになりそうです。
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