久しぶりに行く 日帰りバスツアーで 兵庫県に着きました
黒田官兵衛の筆頭家老 栗山善助屋敷跡が灘菊酒造になり
ここ姫路市で 昭和30年代まで 清酒灘菊を醸造していました
古い酒蔵群を公開しており 趣のある酒蔵で秀吉が愛した 大返し飯の昼食は
麦とろ ざる豆腐などが並び ひんやり 灘菊の食前酒が付きます
なつかしい雰囲気の売店で 各種試飲しすぎて いかん 次があるのに目が回る
次に到着は 天空の城竹田城に近い生野銀山です 信長 秀吉 徳川の時代も
ずうっと採掘しており 1200年の歴史があります
外気温32℃でも 坑道へ入ると 13℃の天然クーラーで さっと汗が引きました
江戸時代の採掘の様子が 人形で再現されていました
江戸時代の測量の様子 この時代に 正確な測量がされました
1㌔ほどの坑道の途中に 水音と共に滝が現れました 天然の滝ではなく
鉱石を掘った穴に 水が流れ滝となったそうで 触るととても冷たい
地底まで人を送った人車 昭和48年の閉山から もう40年以上が経ちました
史跡として残された生野銀山では こつこつと掘られた 人一人がやっと通る
穴をこれは何百年前の ノミ跡だろうと見ました。
生野銀山は ここで働いたかつての社員が 案内のボランティアをしており
山を愛し 誇りを持ち仕事に向かった姿が 言葉の端々に伺えます。
昨年 別子銅山跡へ行きましたが そのときも 語り部に同じく感じました
国内も海外でも 暗いニュースばかりの今 清々しい気持ちになりました。
おみやげに生野銀山売店で 黒豆茶と くるみゆべしを買いました。