しげるの自遊学

自由に遊び、自由に学んで生涯現役。
ソプラノの森岡紘子さんを一人のファン
として応援しています。

ビルマの竪琴

2005-06-11 09:08:22 | Weblog
旧日本兵生存か?というニュースがマスコミを賑わしたのはつい2~3週間くらい前のことでしたが、いまではすっかり沈静化しました。マスコミのニュースに対する取り組み方は、満ち潮の引くが如しで、興味が薄れたニュースには見向きもしないのですね。

あのニュースが報じられた頃、何故か急に「ビルマの竪琴」という本が読みたくなりました。家にもあったはずと思い探しましたが、見当たりません。近所の本屋へ行って探したのですが、駄目でした。こんな時はインターネットで本を注文するのにかぎります。いつも使っているインターネットの本屋に注文し、すぐに求めることが出来ました。

以前のように一冊の本を一気呵成に読み終えるということが、近頃出来なくなりました。今、ようやく半分くらいまで読み進みました。あわてず、さがわず、一語一語をかみしめながら、ゆっくり読むことにしています。もっとも年を取って、根気が続かないので、ゆっくりでないと読めないということもありますが・・・

戦後60年にもなると、世代も交代し、戦争のことを知っている人間も次第に少なくなります。「十年一昔」(じゅうねん ひとむかし)=世の中の移り変わりが激しいので、十年たてばまるで以前のお面影が失われ、昔と今ほどのちがいになるとか。最近は、十年どころか、「一年一昔」一年もたてば、昨日の畑にはマンションがそびえたったり、道路が出来たりと、ほんとうにめまぐるしい世の中です。

「ビルマの竪琴」を読みながら、つい物思いにふける今日この頃です。