枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

温圧療法には・・・

2013年11月11日 | Weblog

 体を温めることは、体内にある毒素を、体外に排出しようと働く作用を援ける。風邪の引き始めに、咽喉を温める目的で、タオルを巻いて眠る。痛みが和らぐのはいうまでもない。これに、枇杷葉の生葉を使うと尚いいが、手元にないことが間々ある。

 冷蔵庫に、ナイロン袋に入れて、保管するなら1週間は持つ。できればその都度採りたいが、何処の家庭でも置いてある訳ではない。鉢仕立てにしてあればいいが、水遣りの管理が必要である。常備しておくことも、普段使っていればあるのだが。

 腰痛予防に、この1ヶ月間、枇杷葉温圧療法を施行しているが、生葉の毒素を吸いだしてくれるのに、何時もながらびっくりする。温灸とは違うが、熱さは皮膚に感じるし、灸をしているのと似ているのだ。蒟蒻が冷たくなってきて、生葉を取り出す。

 これが毎度のこと異なっている。あんなに熱かったのに、毒素は僅かなことがあるし、然程でもなくても、生葉が真っ黒なこともある。痛みのある患部から集中して出て来る。蒟蒻の温さ加減も大切らしい。要は、体を冷やさない工夫を怠らないこと。

 先日は、腹痛に蒟蒻を当てた。急な冷え込みに差し込んできたのだが、これはよく効く。江戸時代にも蒟蒻はあったらしく、宿の常備薬でもあった。また蒟蒻は、砂下ろしと言い、体内の毒素を排出する。解熱効果にもよく、枇杷葉の生葉と使うことも。

 体は、自然の状態が良く、そういったものに力を借りて援けてもらうのがいい。従って、身体も自然と免疫や抗体を生じていき、ちょっとしたことには動じない。何も、運動をしていなければならないこともない。野菜中心の生活を送ることも大切なこと。

 故・福島正信さんも提唱されていたが、贅沢こそ心身の健康を損なう。地産地消の暮らしには、天の恵みを大切にする習わしがあり、神さまに感謝して戴く、という謙虚な気持ちがあったのだ。農薬や、遺伝子組み換え、産地偽装食品等求めない。

 枇杷葉茶に親しむようになり、自然から教えてもらうことが多くなった。然し、幾ら大薬王樹と言えども、全ての人々に合うとは限らない。自分に合った方法を考慮するのも、また愉しい。既定の遣り方ではなく、色々試してみるのも面白い発見がある。

 春の庭先を彩る心算が、初夏にずれ込んだ。球根の根元をナメクジが齧っている。彼等にとっては、餌であり、生きる糧でもある。

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