穏やかで、暖かく、一寸動けば汗ばむ。小春日和の一日であった。庭の剪定をし、枇杷葉の生葉を採り、蒟蒻での枇杷葉温圧療法を施行する。洗濯物も、布団も干し、ぽかぽかの陽気であることか。日溜りで、三国志を読む。居眠りがついてしまう。
薔薇、球根類、枇杷葉に、先日作っておいた、自家製の薬を撒布する。柊の花が匂う。白く小さな可憐さとは似合わない程、その匂いは華やかで、風に乗っては漂ってくる。我が家にはないが季節の便りだ。柊が咲き終わったら、枇杷葉の花が咲く。
気の早い枇杷葉が、薄茶色の苞を破って花を咲かせている。長崎茂木、淡路田中、白枇杷等あるが、未だ硬い蕾だ。庭にある枇杷葉も、長崎茂木と白枇杷が10年以上、後はそれ以下だ。今年の苞の状態をみると、昨年の五分の一に落ちている。
幸いなことに、ちゃんと苞がついているので、何となくほっとする。他所のは、全くないのだ。勤務先の駐車場側の家のも、何も無かった。摘果をしなくては、花芽茶が飲めないのだが、サンタ枇杷葉が15枝あって、鈴生りになっている。片手大です。
東側の長崎茂木は、1枝もない。鉢仕立ての品種不明のに、1枝ついていて、白枇杷は5枝くらいか。然しである、結実するかは自然任せなので、無論のこと気温や諸々の状況で、出来が異なる。こういった天地の成すことには、踏み込めないもの。
休日にすることは、天気が良ければ、必ず布団干し、次いで洗濯物に終始する。掃除は、結露を拭き取るので、雑巾数枚が必要である。色々と便利な物が出ているが、最終的な判断で雑巾に決めた。体を動かすので、適度なダイエットも兼ねる。
青空市に出かける心算が、読書で取止めとする。ご飯を炊いてお結びにしよう。お腹がくちくなれば不平は出ない。もったいないことである。卵焼きも、厚焼きにしよう。ありがたい。食べられること自体、幸せなこと。蒟蒻を温めよう。腰に貼るのだ。
栴檀。見つけてしまうと、山々の至る所にある。田舎なので、大木になっても平気なのだ。家の周りや、敷地には植えない。