枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

雨音に耳を澄ませば

2014年01月30日 | Weblog

 明け方、雨の音を聴いた。そろそろ起きねば、と身を布団から離す。ところが強力接着剤で貼り付けられたように、体がはがれない。それに何だか変だ。ぐるぐると眼が周る。耳鳴りもする、気分が悪い。何処に自分が居るのかさえわからなく、不可解極まりない。

 そのまま眠ってしまった。ぐちゃぐちゃの正体のつかないものに取り囲まれて、眼を開けるのが鬱陶しかったのもある。気づいたら、午後2時近かった。勤務先から電話があったらしい。着信が残っている。ふらふらの頭で連絡を入れると、出て来られないかと言う。

 無理です。行けるくらいなら、とっくに起きて身支度してますよ。起きれないんだってば。激怒すると血圧が上がるが、低血圧なのでいいか。腹が立つと腹が減る。よろよろしながら台所に向かい、ご飯を結びにして頬張る。枇杷葉茶と鉈豆ちゃを飲む。再び布団に。

 ひたすら眠る。次に気づいたら、午前2時であった。これから風呂に入るのも大儀だ。パジャマのままなので、また眠る。湯たんぽも取り替えず眠ろう。でも、可笑しい・・・、何でこんなに変な気持ちになるのか?そんなことが、どうして頭に浮かぶのかが変である。

 異変が起きる時に、ひどく妙な気分になるが、なんだろうか?胸騒ぎがする。地震かなぁ・・・、ひょっとして津波か。いんや、違う。でもなんだろう、このもやもやは。もしや・・・と不穏な自分を発見する。でも、どんなに考えても視えない。親しい人ではないことを祈る。

 何か、酷く妙な気分の一日だった。今までには感じない、切なくも哀しい想いがした。加えて、ここまで疲労困憊したのも初めてだった。張り詰めた糸が切れたように、心の均整を失った。滅多にあることではなく、度々あっても困るのだが。依然として謎が解けない。

 暑い国で取れる綿。アンクル・トムの小屋で知った。リンカーン大統領の、奴隷解放がなかったら、虐げられ続けた人々だ。

コメント
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