寒中にすることは多々あり、特性の液を花木にかけた。何と、海棠の花が一輪咲いているではないか。寒さの中に淋しげだ。枇杷葉の花芽にも、咲かないままのがあり、次の休みに花芽茶に摘もうと見上げる。今年は、たくさんは生らないようだ。
今朝こそ寝ていよう、と布団に居たが、快晴に起きる。暖かで麗らかな気温に、洗濯も弾む。午後2時を目処に仕舞い、図書館への返却に行く。郵便局にも寄る。年賀状の返礼と、喪中葉書への寒中見舞い。絵柄を印刷して、宛名を手書きにした。
寒の入りになったので、今年もドクダミの根槐を掘ろう。この時期に掘って乾燥するのが、腐らなくて甘い。必ず、水で洗うのがいい。或いは、焼酎で洗うのが黴を防ぐ。新聞紙か竹笊に入れて自然乾燥させる。手間なようでも健康には換えられない。
気力・体力共に落ちてくると、こういったことさえ面倒に感じる。そういう時には、枇杷種を齧る。疲労困憊時の対応に、適宜飲食すると好く効く。枇杷種は、夏に出回る枇杷葉の実を食べ、その種を焼酎に漬けて置いた物。手間を惜しむべからずだ。
休みということもあり、梅ジュースを飲む。これも疲れに効く。体がじんわりと温まり、血行も促すのでいいが、勤務中には通らず、我慢の為所。三国志も12巻の半分読む。文庫で買って再読しようと目論んでいる。人物像が解って面白いのがいい。
庭の景色も、水仙が咲いていないし、猫柳は早膨らんでいる。梅もたくさんの蕾が見える。クリスマスローズは固い蕾。フリージアは霜に遭っているが、枯れないでいる。薔薇に到っては、寒さに耐えている。パンジーと金魚草が、花を見せて春らしい。
祝日を第二日曜日に移行したので、四季感が薄い。旧暦から新暦にしたのも、こういったとまどいが多々あっただろう。目まぐるしさを想って、しんどくなる。敢えて、旧暦での生活にしてから、体調の狂いが少なくなった。病気の元は祓うに限るよ。
晴耕雨読とはよく云ったもの、そういった自然からの恵みを感謝することに、天からの恩恵もあろう。天地神明にも通じる。夜毎の宇宙の様に、星の動きに眼を向け、己を知ることも大切なことだろう。新しい年になったからと油断は禁物であろう。
昨年の我が家の薔薇。丹精籠めて育てて、大倫の華を咲かせた。花木は物云わぬ、というがいやいや・・・