毎日が日替わりメニューの介護職ではある。先月、体調を崩して倒れたが、薬草茶で健康を維持しており、働けることに感謝する。あれ以来、肩凝りというか、体の凝りが消えてしまった。不思議なこともあるもので、何だか背筋がしゃきっとした。
思考回路のスイッチが、何処かで繋がったか、切り替わったものだろう。今までは、掃除をきちんとすることから、洗濯物にも皺は許せず、あれもこれも頑張っていた。然し、体は一つだ。仕事と家とは両立できない。そんな完璧なことは無理であった。
あれ以来、体のしんどい時にはしない。例え汚れていても、見ないことにした。1ヶ月経って、体が楽であり、勤務も回るのだ。今までしてきたことは、一体何だったのか?このことを悟らせる、神の意思を感じる。然し、今後も努力は惜しまず続けよう。
上司が、介護福祉士の勉強会に行かせてくれると云う。然も、出張扱いにしてくれるらしい。緊張するなぁ・・・。有難いことです。何を学にしても、知識を広げる努力に他ならない。またそれが自分を大きくもする。謙虚であり続けることは、難しいことだ。
奇貨居くべしを読みながら、正に時期であることを想い、自分に驚いた。内面を磨くことは、自ずと外に光を発する。誰の眼にも見えなくても、自分がしていく努力は、結果的に己を援けるのだ。悔しさも哀しみも飲み込み、超えていくことを耐えるものだ。
今日までの自分と向き合えば、至らないことばかりが想われる。真面目だけではできないことと、半分以上は諦めてもいた。それでも、自分への期待を捨てずにいたこともうれしい。老いへの戒めにあったことを覆轍としたい。書籍を読める有難さだ。
歴史を知るのも、歴史を生きるのも、歴史に残すのもまた、自分自身である。疎かにせず、真摯に向き合うこと。時代の波に翻弄されず、強かに生き抜くこと。基本は自分に厳しくあり、他者にやさしく接することを忘れない、今後の自分でありたく思う。
春の陽光の中で、咲き競うクリスマスローズ。艶やかでもあり、しなやかでもある。匂い起つ花に貴人を見る。