水無月も今日まで。明日からは、文月となり初秋となる。今年は、閏長月が入るので、秋が長くなるようで、残暑の厳しい季節でもある。なんだかんだと言いながら、扇風機も出さずで夏を凌いだ。帰宅しての水遣りも、梅雨が長引いたため、さほどではなかった。
ここ1週間が暑かったのは確かで、汗疹が出た。お蔭なことに、枇杷湯に入るためと、痒みを押さえる、枇杷葉ローションが、症状を抑える。有難いことで、感謝に堪えない。冷房が効き過ぎて寒いので、焼酎漬けは必ずしている。油断大敵、毎日欠かせない。
相馬野馬追い。テレビでしか観たことしかない。水無月の最後の日は、旧の夏越の払いでもある。農事への祈りと感謝の念がある。豊作を願い、自然への畏怖を鎮めていたものか。古いことには、それなりの想いが籠められている。懐かしさが心に染み通る。
台所の諸事情は、各家庭で異なるが、味噌と醤油は必需品であろう。これに、酢と塩、砂糖は欠かせない。醤油にしても、用途に依っては違うので、多々なる種類があってもいいのだ。味付けの基礎が出来ていないと不味い。それなのに、常備していないとは?
介護の仕事は、自分達の世代の方ではなく、高齢者の方々です。そうすると、便利で簡単な物ばかりではなく、素朴な献立が食をそそることもある。特に夏場の時期、あっさりとした味付けの、涼感を誘う食膳なら、食べてみようという気になりはしないだろうか。
其処には、こちら側のちょっとした工夫や、寄り添いが必要なこともある。何気ない思いやりは何時も心掛けていなければ、気づかないのだ。朝から夕刻まで、単調な時間だけを過ごせばいいのでもない。特に、食は生きることへの原動力にも、繋がっていく筈。
白いヒヤシンス。春の庭を清楚に咲く、純白のヒヤシンス。青も、桃色も、咲いている。春爛漫の庭。