今夏の宇宙は、雨続きで殆んど観れなかった。月さえまともに観ていない。初秋の宇宙も、似たり寄ったりである。心が塞いでしまう空模様に落胆するが、これも自然の成り行きだ。百日紅の、薄紫、白、紫、赤、桃色が風に揺れる。野葡萄が蔓を伸ばし、フェンスに絡む。
きらん草が増えており、愉しみなこと。薩摩芋の勢いが好く、大豆も大きく育っている。蕎麦を蒔くのは、この時期らしい。知人が上げるからと言ってくれたので、心待ちでもある。育ってくれれば、食べるよりは増やしていきたい。たくさんになってから、蕎麦を打つ目論み。
帰宅して、駐車場の草を抜きつつ、枇杷葉を見ていたら、葉の中心に苞が見える。長崎茂木であるが、他のはどうだろう。今年の秋は暖かい見通しだが、長雨に花芽は付くのか思っていた。それが自然ではあるものの、あの香りは捨て難い。アロマ効果は抜群なのよ。
夏が涼しかったお蔭で、扇風機は出さず仕舞い。網戸が充分に役立った。電気代も格安で、要らぬ出費を免れた。原発にも頼らずで、これが何より安堵する。然し、電気代は、知らぬ間に上がっており、腹立たしい。水道代も節約できた。消費税を8%にしていいことない。
これが10%になれば、生活は機能しない。自民党は、国民を守らないのは下より、私服を肥やし続ける。福島第一原発の汚染水も、汚染土も知らぬ素振り。痛みを分け合うというが、東京オリンピック開催に執着するばかり。借金が増え続けていき、国民は呆れるばかり。
そう言えば、広島という映画がある。月丘夢路さんが主演しており、原爆の恐ろしさを知ってほしく、ノーギャラでの出演と言う。はだしのゲン、黒い雨にも記されている通り、ウラン型の原爆とプルトニューム型のは、殺人能力が桁外れに違う。人類は最大の過ちを犯した。
科学と化学の違いは何だろう?いや、変わりはあるまい。平和的な活用には程遠く、人間が直に殺すのではなく、機械に依っての殺人だ。感傷など存在もしない。ゲームのように殺戮を行う。心の呵責はない。神に祈ることも、懺悔することも皆無で存在しないのだろう。
蛙さん、姫が行方不明で困惑している。土竜も燕も待っているのに、主役の登場がない。王子様って、タイプじゃない。