明け方まで、書籍を読み眠ったので、うとうとしていた。携帯のメールの音に開けてみれば、本日は休みか?とある。何かと聴けば、昼食をどうかという内容に、迷ったものの出かけることにした。布団を干し、洗濯物を広げ、出かける。帰宅時、図書館に寄り返却。
車の前を翳めた物体に、おやっと眼が行く。赤とんぼだ!この時期には、顔に当って来るほどいたのが、最近は久しくなった。それでも季節の到来を告げに、こうしてやって来る。但し、幾許の者が気づくだろう。蛍も赤とんぼも、蝉にしろ、自然からの贈り物であるが。
夏休みも、正味2日で終わる。宿題の代行もあるそうだが、一般的には金もかかる。どんなに優秀な者でも、小さい時から、自分のことは自分でこなしてないと、いざと言う時に役立たないもの。あの膨大な、無駄ともいえる時間を超えてこそ、成長できると思えるが。
銀河に因んだグッズが、パソコンの周りでひしめく。孫がくれた物、リエさんからの贈り物。絵葉書等、重なり合って埃が載っている。模様替えをするべきか。DVDが増えたので、CDとの場所を移すかなぁ。どんな小さな物にも想いがあり、捨て難い。まとめて箱に仕舞う。
若い頃なら、思い立ったら直ぐに、模様替えをしていたのが、ここ数年は、体力も衰えて、気乗りがしない。流石に、リエさん達がおいでの時には、片付けはしたが、あっちからこっちに移動させただけである。衣類もサイズが合うので着ているし、破れれば多少なら繕う。
ペコロスの母の、岡野みつえさんが、亡くなられていたが、知らないと言う。某新聞には、コミックの挿絵が掲載され、報じていた。91歳であった。赤木春江さんの演技が、真実味を帯びていた。介護の負担を、見方を変えて捉えた。生きていくことは、自然のことなのだ。
死に直面しても、現実には死ぬのは怖い。そういう想いを度々夢に視る。其処に往っても、助け出せない命ではあるが、やりきれない気持ちに陥る。だが、これが放射線なら、眼に見えない体内の恐怖が、常に付き纏うのだ。戦争も、原発再稼動も許されるものではない。
薔薇の挿し木で付いたもの。農時期を記していないので、定かではないが、秋に挿した方がいいようだ。