今年の旧盆・盂蘭盆会は、10日であり、薮入りは翌日だ。新暦との違いがカレンダーには記されていない。夏越の払いも亦、同じである。旧暦と新暦を入り混ぜて、8月を葉月というのも変だ。今年の旧暦では、新暦の8月25日から9月23日までを云う。
然しながら、農事に関係のあることで、一般の者には無関係かもしれない。或いは亦、農事者にも昨今は言われないことかも知れずで、手間隙をかけて作り出すことが敬遠されている。簡単で便利な物には、心身を蝕む様々な要因が宿る。病となる。
奇貨居くべし・飛翔編。広大な秦国の出現には、主人公の熱意は欠かせないが、生涯を通じて努力を惜しまなかった意志が深い。発想の転換をすることに長け、人を生かすことを常に考えていた。己の私欲ではなく、萬民の為を思うことに慄然とした。
古来の人にも、家財を増やし、宝玉を蓄え、権力を手にした者も少なくないであろう。だがそれを己の物だけに留めず、人を援け、人を生かせることは難しい。自分の懐は痛めず、血税をちょろまかし、私利私欲に走る議員の何と多いことか。馬鹿馬鹿しい。
田舎で、無農薬の珈琲を飲める場所があるらしい。手作りの菓子がついて、¥600と言う。材料も自家製のようだ。珈琲の味は、水の質にも縁るのだが、飲んでみないことにはわからない。本来は、豆を炒って挽き、一人分を淹れるのが、一番美味しい。
儲けを考えずにするなら、我が家でも可能だが、あまり教えたくない。珈琲は、ざわついた場所では飲みたくない。本が読めることが条件で、手元を探った時、絶妙のタイミングで飲みたい。態々、何処かに出かけて行ってまでは、昂が削がれてしまう。
従って、自宅での気儘な気分を愉しんでいる。サンタさんが、注文に応じて送ってくれるのも有難いのだ。今時は、珈琲1杯は¥500を下らない。コンビにでは¥100であるが、無農薬ではない。贅沢は好まないが、これだけは続けたいものである。
月と木星。最近の携帯での撮影には、感度の良さと鮮明さがある。決して腕がいい訳ではないのは納得している。