枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

立冬・小潮、長月

2020年11月07日 | Weblog
 二十四節気 立冬 陰気深くこもり、冬の気立つと言う意で立冬という。次第に冷気深くなり、毎年、十一月七日頃である。昨夜にお湿りがあったようで、アスファルトが濡れており冷え込みも深。地元の中学校の廃品回収を出していて持って行ってもらう。段ボールや新聞紙等の荷だが、半年に1回で案内が届く。ご丁寧に曜日と時間指定で持参の促しである。

 今朝は、アガサを読んでいて起きたのは9時であった。途中に眼が覚めてみればAM4時だったからだが、何とも不快な夢をみてしまい心がざわつくばかり。こういう時には起きた方がいいなぁ、と自裁に駆られてしまった。家に居るからと言って、何もしていない訳でもないが、世間の荒波には抗しがたい。枇杷葉の下にぼんやりと佇むことさえ気配を消している。

 朝起きると、先ず森羅万象への畏怖を祈り、枇杷葉茶を沸かして両親と愛猫へのお茶湯をし、洗濯機を回しながら珈琲を挽いて淹れ、新聞を読みつつ朝食を戴き、洗顔をしたら簡単に化粧をする。枇杷葉ローション・白色ワセリン・ファンデーションに眉と紅で終了。今朝はすばるが寒いとの訴えに、抱っこをするが重くてパソコンの部屋に追いやり毛布に。

 先日、生の生姜を貰っていたのを、放って置いたら腐ってしまうと、慌てて皮を剥いて調味料に漬ける。次回の弁当には生姜ご飯を作ろう。甘酢は沢山あるので止めておく。他所さまのブログで勉強になることが多く、料理方法や庭の花木に興味を持つ。我が家は枇杷葉が多くあり、椿・山茶花・薔薇・芍薬・百日紅・銀梅花・銀木犀・紫陽花・通草・南天等。

 白椿を植えたのは、エリノアという漫画からである。谷口ひとみさんを覚えていたり、内容を知っている方は相当の通だと思える。忘れられない作品でもあったし、復刊ドットコムで見つけた時には小躍りした。そういう経緯でカミーリア・白椿が、何としても欲しかった。小石川植物園には椿園が一角にある。我が家のは小さな木だが、その姿が清楚可憐だ。

 クリスマスローズは我が家に合ったのか、零れ種で発芽しては増えている。地植えにするのが良いのだが、地面がかぎられておりどうしても鉢になってしまう。冬の間を咲いてくれるし、色も多彩で新種を買うことも多くなる。枇杷葉の下で咲くさまは実に見事で見惚れる。今年は春先に鉢を換えてみたのが、新芽を出してきたのもうれしい。やれやれである。

 よみがえった奇跡の紅型 これは児童書にはなっているが、大人が読んでも充分な内容で、これ程に精根かけてされてきた人々が居た事実に驚く。沖縄の方々への深い敬愛も然ることながら、伝統だけに拘らず心のあり方に通じておいでの暮らしに胸が震えた。加えて、この素晴らしい本に出遭えたことにも感謝するばかりだ。人の生き方は様々だが卑屈でない。

 昨夜は、砂漠の女王・ルツを鑑賞する。モーゼの十戒でイスラエルに来た民も、異民族には厳しくルツに辛くあたるが、心に正直に自分に素直に生きようとする。聖書を詳しく知らぬのであるが、ルツの話より名に強く惹かれたこともある。その後、ジュリー祭りを観ながら転寝をする。何故なんだろう?沢田研二さんの声には睡眠作用があるのだろうか…?

 晴れた日の庭の枇杷葉。澄んだ青い空に、枇杷葉がすっくりと伸びる。そろそろ苞が覗いてきており、その佇まいに。
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