枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

春の日はのたりのたりかな

2011年02月04日 | Weblog

 友人と荒神さまに行く。うららかなお天気で、車の暖房もいらない暖かさ。一昔前には、押すな押すなの人出であったが、昨今は農業へのやる気を削がれてか、出足は鈍い。駐車場もガラガラだ。参拝者は年寄りばかり。ちらほらと抱かれた幼児の姿が見える。出店の士気も上がらない雰囲気でした。

 何せ、お砂が¥300です。毎年上がっている価格。お札も高い。蝮の神さま、というよりも、商売繁盛にかこつけている様子。社務所のトイレを掃除して、お正月の雰囲気や、お参りの方に気持ちよくきて頂ける神社にしてください。水洗トイレの設置をお願いするのではありません。要は、お金に見合った応対をされますように。

 恒例の金柑の甘煮と、飴玉と、蝮饅頭を買い、帰路につきました。自民党でも、民主党でも知らぬ間に値上げ、庶民の生活を打撃しますが、国会議員は蚊に刺されたようなもの。生活保護を受けた方がいいような状況です。地上デジタルになど、夢のような出来事。切り替わったらテレビは観ません。勤務先で観ればいい。

 枇杷葉を売れば収入が入る。でもそうなれば、果たして料金を払ってくれるだろうか?私の扱う枇杷葉は、無農薬ですが、それを信じてくれる方でないと、代金はもらえまい。況して価格も安くなければ、買わないような気がする。特に、花芽茶は私の専売特許なのだが、1パックを¥500で買うかな?

 花芽茶は、12月に咲いた花を収穫してお茶にする。しかし、保存が難しい。花芽茶は、香りがいいし甘くて美味しいから、虫も来る。保存は冷凍庫でしなければ、袋の中は糞だらけになる。種も同じです。茶葉だけなら、寒中に採っておけば、少々のことなら箱のままでいいが、花芽はそうはいかず頭が痛い。

 花芽茶は、蕁麻疹に即効で効く。先日、Aさんが、背中が痒いと言うので、冷凍庫に保管してある花芽茶を、薬缶に一握り入れてみた。翌日伺って尋ねたら、よくなった。との返事。分量にも依るが、覿面効きます。花芽茶には、種に匹敵する効果が含まれていて、香りもやさしい杏仁の匂いです。

 我が家の花芽茶は、皆さんにあげた残り物。虫が食ったりしている物。それでも効果は変わりません。差し上げるので、見栄えが悪いと思い、自分で飲んでいるだけ。銀河も同じように飲んでいる。茶葉だけよりも、花芽茶や種茶の方を好みます。銀河にだって、そういった味の美味さはわかるのです。人間は、損得ですが、銀河にはありません。

 友人が、ドクダミを要る。と言うので、夏に採っておいたのをあげる。乾燥剤を入れ忘れ、黴を生やしたそうだ。私は刈ったまま、外に放置していた。但し、雨露のかからぬ場所。風通しの良い所だ。寒中の物は強いので飲まないというのです。生協とドラッグストアで買ったそうです。でも待てよ?あれ・・・。ま・いっか。元は無料だし。

 枇杷葉茶、花芽茶、種茶。いずれも枇杷葉に感謝しましょう。自然の恵みを分けてもらえたことはありがたい。そういう心があれば、症状も軽くなるし、治ってもいくのです。一縷の望みで、藁にも縋る思いで。お金を払えばいいとか、苦労しなくて手に入れようとかでなく、宇宙のもたらす命を、大切に扱ってくださいね。

 南側の茂木の赤枇杷に、寒冷紗をかけた。一人でしようと試みたが、結局は家族総出でした。安心したのもつかの間で、野鳥は、入り易く継ぎ目を開けていた。枇杷の花芽を啄ばんでいる。

 


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