フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

雨の日はエスニック

2011-05-12 | 日記

5時過ぎに目覚めると雨がやんでいた。空はどんより曇っている。外気温8度、室温16度、湿度38%。

庭には一面に霧が立ち込めてきた。山仲間ではこれをガスがかかってきたといっていたな。農作業の音もしないので、本当に静かである。

午後になると、また雨が降り出して来た。部屋に閉じこもってフルートの練習をする。基礎練習を1時間ほどゆっくりやった後、課題になっているアルテ18課NO5の練習曲をテンポを落としてシンコペーションのリズムを意識しながら吹く。まあまあの仕上がりだが、レッスンの場で同じように吹けるかどうかは分からない。NO6の曲は、リズムがさほど難しくはないので、なんとなく出来上がった。

その後時間があったので「ハイケンスのセレナーデ」「トロイメライ」「ベートーヴェンのメヌエット」などを吹いた。

練習を終えて、夕食作りに取り掛かる。鬱陶しい天気を吹き飛ばそうと、エスニックカレーに挑戦。一度、市販のカレールーを使わずに、インド本場風のカレーを作ってみたかったのでやってみる。ネット検索すると、「じっくりゆっくり愛情レシピ」といいうブログで、「スパイスで簡単エスニックカレー」というのを見つけた。これを参考に、他のブログなども見ながら、作ることにする。

材料は、全て冷蔵庫にあるもの。鳥もも肉、冷凍ムキエビ、赤パプリカ、ピーマン、タマネギ、ナスビ、ニンニク。

買い置いていた「GABAN」の袋入りターメリック(カレーの黄色と香り)、クミン(この香りが主役)、ジンジャー(ショウガの辛みと香り)、カルダモン(この香りはエスニックそのもの)、これらを一袋=小さじ一杯分全部使う。「一味」は中さじ一杯分とたっぷり、

それに、400mlのココナツミルク、ナンプラー、コンソメ。

まずはスパイスをボールに入れ、鶏肉に絡める、むきエビは塩コショウしておく。フライパンに多めの油をひき、鶏肉を炒める。

やや焦げる程度に炒めたら、野菜、エビなどを入れて炒める。

その後、ココナッツミルク、コンソメ、水を入れ、蓋をして20分ほど煮る。

あたり一帯は、何とも言えないエスニックの香りが立ち込めてきた。煮上がると、仕上げに砂糖(カレーに砂糖を入れる?)、ナンプラー、ガラムマサラ(複合スパイスなのでクミンなどは重なるが、いい香りだ)を入れる。もちろん日本風の(中華風かな?)片栗粉など入れないので、粘りはない。

お皿に盛って、サラダを添え、一人で乾杯だ。まず、強烈な香りがやって来て、次に甘さが来て、最後は辛さがやって来た。何とも不思議な味で、こんな甘いカレーは食べたことはないが、辛さも強烈である。新鮮なスパイスの味と香りがストレートに鼻腔と口腔を刺激する。同じカレーとは言え、まろやかに味付けされた市販のカレールーとは似て非なるものだ。食べていると、狭い日本から出て行って、インドにでも行ったような気分になってきた。エスニック料理で心は晴れわたった。テレビで明日は晴れとの予報をきくと嬉しくなってきた。