フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

観蛍の夕べ

2011-07-03 | 人々との交流

昨夜からの雨が上がって曇っている。外気温17度、室温22度、湿度62%。

朝食後、涼しいので、直ぐに庭にでる。庭側入り口に自生しているヤマボウシに日陰を作っているコナラを伐採する。倒すまでは良かったのだが、隣のクマシデの上に倒れかかって、木々がもつれてしまった。仕方がないので、クマシデ2本を同時に伐採する。枝を切り落とす作業に手間取って、気がつくともう昼だ。涼しいとはいえ、汗びっしょりになってしまった。

今日の昼食は、美味しいと言われている大泉の蕎麦屋「曄」へ行く

 

よりによって日曜日の昼に行ったために満員だった。待つこと30分にして、ようやく注文した大盛りが出てきた。更科の細口、きりっとした舌触り、喉越しで美味しかった。ただ、大盛りにしては、如何にも少ないのが気になる。食べる時間は、ものの10分もかからない。これで950円をどうみるか。店は少し狭く、他の客の話声がよく聞こえる。オーナー夫人の愛想のなさも少し気になった。

その後、庭づくりの参考にするために、久しぶりに小渕沢のペンションPに行く。中央の芝生が美しいのはさすがだ。ホタルブクロとオカトラノオ、青色のヤマアジサイが咲いている。デッキの真ん中から黄金ニセアカシアが生えていた。庭を見ていると、オーナーの息子さんが出てきて、「先に何か注文してください」と、わざわざいいに来た。庭だけを見て何も注文しないで帰る人がいるのであろうか。

コーヒーを飲んだ後、庭の奥の方を見に行く。新たない、いたるところに彫像作品が配置されている。池のほとりは、草が生え放題になっていた。そこに「ミイラ」彫像が横たわっているのは、どうか。ホスタの周りには鉄製のシカ避けリングが張られていた。

ペンションを出た後、隣のフィオーレに寄ってみる。夏場なので、入場無料だ。薄青色のデルフィニウムが咲き誇っていた。暑くで長居はできない。

小渕沢に来たついでに「中山園」に寄る。丁度暑い盛りなので、ハウスの中は猛烈に暑い。探していたフェスツカがあった。1ポット200円と安い。ついでにピンクのベロニカ・フェアリーテイル、銅葉色のアメリカテマリカンボクを買う。85歳のおばあちゃんは元気で肌がつやつやしている。にこにこ笑っていたのが印象的だ。

帰りの道すがら、ミヨシペレニアルガーデンに寄る。庭は、夏場風に手入れされていて美しかった。私は赤葉シュウカイドウと、妻は寒さに弱く、冬場は掘り上げなければならないダイアモンドフロストを買った。

「蛍が出ると聞いたのですが、どのあたりですか」と、りゅうちゃんの奥さんからテレが入った。アダージョの森の近くなので、よろしければ、ご一緒に夕食を食べ、その後8時30分頃蛍を見ませんか、とお誘いした。

7時過ぎにりゅうちゃんご夫婦がやってきた。北甲斐亭の近くに行ってみると観光バスが4台も来ていて、ものすごい人だ。ツアーで蛍を見に来ているとのことだ。りゅうちゃんご夫婦と久しぶりの再会を祝して乾杯だ。と言ってもりゅうちゃんはノンアルコールである。こちらに着かれたばかりなのに、奥さんが美味しい「パスタソース」を作って持ってきてくれた。庭づくりの話で盛り上がる。これから庭に炉を作るそうだ。りゅうちゃんが何か持ってきていたなと思っていたら、奥さんがやっている二胡だった。それならと、奥さんに二胡を演奏していただいた。哀調を帯びた二胡の演奏は素晴らしかった。

そろそろ8時30分頃になったので、螢を見に出る。先ほどの観光客は帰っていたが、それでもかなりの人出だ。それに応えるかのように、今夜の螢は素晴らしい。闇の中に昨夜より更に増した、沢山の蛍が飛び交い何とも幻想的だ。りゅうちゃんご夫婦も、素晴らしいと喜んでくれた。またお会いしましょうとあいさつし、お別れをする。