フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

うだる大阪へ

2011-07-28 | 日記

昨夜からの雨は朝方止んだが、畑にはうっすらと霧がかかり、曇り空だ。外気温16度、室温22度、湿度60%。

コーヒーを淹れ、有田正弘のフラウト・トラヴェルソをかける。フルートと違った、暖かい響きが何とも言えない。現代フルートのように、運指が容易なキーがないピリオド楽器なのに、早いパッセージが流れるように響くのはさすがである。しかも17世紀~18世紀の曲は、柔らかく、暖かく、優雅なのがいい。

今朝も冷蔵庫の残り物で朝食だ。これで、冷蔵庫も中は大分すっきりした。

朝食後、フルートの基礎練習をしておく。アルテ第2巻冒頭の「各調のスケールとアルペジオ」をゆっくりしたテンポで吹く。半音階の高音の運指が、まだまだだ。

1時間ほどやった後、帰り支度に取り掛かる。冷蔵庫に残っているものは、保冷剤を入れたクーラーに入れる。収穫した野菜がかなりの量だ。それにフルートと楽譜、パソコン一式、夏は衣類が少なくていい。それが終われば、玄関周りの片づけと掃除、部屋の掃除は妻の担当だ。

途中、KさんN子さんがやってきて、しばしのお別れで「寂しくなります」と言って、冷凍したペットボトルと眠気防止飲料を差し入れしてくれた。部屋に飾っていたヤマユリ、まだ開いていない蕾があり、かわいそうだからと貰っていただく。「帰ってきたらまた夕食会をやりましょう」と言ってお別れした。

テンポユリ、ヤブカンゾウ、キキョウ、ボルドー菊が咲く庭ともしばしのお別れだ。中央の庭のヤマユリは、残念ながら、まだ蕾の膨らみが小さく、咲くのを見ることができなかった。

結局出発は、12時前になってしまった。まずは、分別したゴミをゴミステーションに運ぶ。続いて、地元のAさん宅にご挨拶に行く。Aさんから春にジャガイモの種イモをいただいたので、収穫したジャガイモをお渡しすると、「よくできたね」と褒めていただいた。そのお返しに、白菜とレタスをいただく。ペンション「銀の森」さんにもジャガイモを届ける。忙しい毎日が続くので、大変でしょうが頑張ってくださいと言ってお別れした。

ガソリンスタンドで給油していると、隣の高原野菜売り場のトマトに目が行った。覗いてみると、そこにいる店員の女性の方にどうも見覚えがある。以前そこにローソンがあり、そこにおられた方だったのだ。家が建設するまでに、必ずこのローソンに立ち寄って、色々買い物をしたし、話をしたりしたので、互いに覚えていたのだ。ローソンが無くなってから、もう5年前になるとのいこと。地元の農家の方で野菜を育て販売されている。そういうことならと、トマト、大根なども買う。ちなみに、全て100円なので安く、もちろん採れたてで新鮮だ。


きららに少し寄っていると、出たのは1時30分になってしまった。長坂ICで高速入ろうとするとトラブルが発生。私のETCカード装置が、車を停止すると、どういう加減か自動的にカードが抜けることになっていて、ゲート通過時点で、ゲートが上がらなかった。ETCの認識ができないとのことで、ここで一旦通行券を取って、高速を出るときには普通出口で、
通行券とETCカードを提出してください、とのこと。面倒なものだ。

やや小雨が降っているので暑くないのがいい。高速は、ガラガラとは言えないが、空いていて走りやすかった。急ぐ旅ではなく制限速度で走るので気楽でいい。名神から一宮で名古屋高速に合流するときに、ヒヤッとさせられる。出入り口が、ETCゲートと通常ゲートがクロスしていて、私が通常出口に行こうとすると、左側から、急に車が飛び出してきたので、急ブレーキを踏み危うく衝突を免れることができた。

名阪国道も走りやすい。針インター付近の外気温は25度、それが西名阪天理ICでは28度になった。藤井寺に帰りつくと30度まであがり、蒸し暑い。大阪の「身体に纏いつく・うだる暑さ」が久しぶりに蘇ってきた。

スーパーで買い物をし帰宅する。今日は二男の誕生日。彼は、甘いものが苦手なので、ショートケーキで家族そろって、ささやかな誕生パーティを楽しんだ。