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日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

商売あがったり

2008-01-06 17:38:41 | Weblog

ついに、ワオンがグランドオープンした。

私は遅番で、午後出勤。

予想はしていたが、店内は、お通夜のように、し~ん・・・と静まり返っている。

「暇だね・・・。お菓子の補充しようかと思ったけど・・・。2、3つしか減ってないな」

高田さんは言う。

そういわれて、私は あらためて周囲を見渡した。

杖をつきながら、お店をゆっくり歩く老人や、腰をくの字に曲げて、カートを押していく老女の姿が数人見える。

今日、ここへ来ているのは・・・ つまり、自家用車を持っていないか、わざわざバスに乗って遠くまで出かけられないお客様・・・ということだ

そんな時、缶詰めコーナーで、お客様に声を掛けられた。

「あの・・・お忙しいところ、恐れ入りますが・・・。缶詰めに入った ゆで小豆は何処にあるんでしょうか?」

こんなときに、ワオンの超特大チラシを無視して、わざわざ当店へ足を運んで下さる お客様こそ、大事にせねば

私は、いつもにも増して、接客に力が入る。

「ゆで小豆は、缶詰めコーナーではなく、売り場中央のホットケーキや手作りケーキコーナーに置いてあるんですよ。分かりにくい所ですからね・・・。ご案内致します

「まあ、ご親切に。すみませんねえ、お忙しいのに・・・」

お客様は、一番隅っこにある缶詰めコーナーから売り場中央のケーキコーナーへたどり着くまでの間、

「すみませんねえ」

と、3,4回も繰り返した。

3,4回だよ!3、4回

なんて腰の低い謙虚なご婦人なのだろう。

私も、このように年を重ねたいものだ。

一度目は、

「大丈夫ですよ」

二度目は、

「分かりにくいですしね、説明するよりご案内した方が早いので・・・」

三度目は、

「気になさらないで下さい」

そして、遂に四度目には、つい、ポロッと本音が出た。

「いいんです。ですから

今日は、品出しをしながら、いつもにも増して、お客様をゆっくりご案内したのであった。

ここで働きだす前に老人介護施設で過ごした日々が、ふと頭をよぎった。

あの時に得た知識と体験が当店でも、役に立ちそうである。

バックへ行くと、なぜか、店長が私服で来ており、ダッシュで風のようにかけて行った。

あれ?

今日は、休みじゃなかったっけな?

通夜の翌日は、葬式か?と店のことが心配で、様子を見にきたのだろうか?

今日は、ずっとダッシュで通路を駆け抜けるので、声を掛ける暇もない。

傍目には、短距離走の練習を始めたのかと、思うだろう。

そういえば、車椅子が店内用に入荷されたとき、店長は今日のように、車椅子に乗って、バックの通路を何往復もしていたっけ・・・。

「店長、乗り心地は どうですか?

と、岸辺さんが尋ねると、周囲にいたスタッフは、クスクス

「俺は遊んでるんじゃありません お客様が怪我をしないように、まずは試運転をして、確かめているのですっ

お~っ。ごもっとも。 今日も、店長は、緊急事態に備え、走りこみをしているのだろう。

再び売り場へ行くと、 高田さんは言った。

「最初の珍しい間だけよ。客がワオンへ押し寄せるのは。その内、みんな、ここへ戻ってくる。老人は毎日ワオンへ通えないからね!」

私は、訪問介護師の資格を持ってます。

店長は車椅子の使い方を習得し、 走り込みをしてお客様のお越しを待っております。

高齢者のお客様、どうそ、当店へ 

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粉かんてんブーム

2008-01-06 00:42:12 | Weblog

今日は、は早番。

仕事が終わり、更衣室で着替えた後、お鍋に入れる春雨と粉寒天を買うため、売り場へ直行。

調味担当の矢木さんが、私に気付き、話しかけてきた。

「あら、鈴木さん。今夜のおかずは何にするの?」

「最近、寒くなってきたし、お鍋にしようと思って。春雨を買いたいんですけど、どれがいいですかねえ・・・」

私は、つい、主婦暦30数年の矢木さんに尋ねてしまった

矢木さんは、仕事中なのに・・・。

(おい、ちょっと待ってくれよ、君。春雨は、乾物 鈴子、自分の担当だろうが、自分の

その時、私の心の中に、悪魔のごとく つぶやく声を聞いたのである。

そうだわ、私が自分でいつも、発注してるじゃないの。

「良く、売れるのは、マロニーですよね。毎回、発注、あげれるし。知名度もあって。値段もいいな、これ」

と、私。

「私、こないいだ、買って使ってみて良かったのがあるんだけど・・・。どれだったかな、あっ、これだわ。マロニーは7分ゆでなきゃいけないけど、これは、直接 鍋に入れて使えるし、便利よ。3分でいいし

さすが~、主婦の大先輩

「簡単なのが、いいです簡単なのが・・・」

料理暦ひよこ組の私は、迷わず矢木さんのアドバイスを受け入れた。

(どっちが、乾物担当者かね!?全く・・・。)

お目当ての春雨をゲットした私は、悪魔のささやきも無視。

次なる目標は・・・っと。 これだ 

粉かんてん

実は、これ、「あるない大辞典」で腸を生き返らせ、オツウジにで、しかも、お肌をつやつやにし、若返る!という放送があった。

その翌日から、女性客が押し寄せ、一時期、発注しても、取引先の在庫切れで、入荷困難になったのである。

放送以前は、週に一度も発注する必要なかったくらい。

それが、放送翌日に、突然、品切れ。

いつもは、発注数10のところを20発注しようが、40発注しようが、未入荷。

一週間後、南副店長が、

「鈴木さん、やっと、40入荷されましたよ」

と、知らせてくれた。

なかなか入荷されない事に、頭にきていた私は、その二日後の発注日には、100発注したのだ。

いつもなら、もし、売り出しでもないのに、寒天が100も届いたら、発注単位ミスか?と、誰もが思うところだが・・・。

で~ん!と届いた粉寒天を毎日20ずつ、つまり、二箱せっせと補充した。

お客様も、若者から老女まで、

「粉かんてんは、どこですか?」

と、たずねてくる。 なぜか、女性ばかり・・・。

女性陣の「若くなりたい」願望をあらためて認識!

私と母も、

「これは、いい!」

と、毎朝、毎晩摂取している。

「肌にもいいの?」

という矢木さんの質問に、

「母は、化粧のノリが良くなったって言ってますよ」

と、私は答えた。

「それは いいんよ私も、今日、買って帰ろう。でも、どうやって食べるの?」

「プレーンヨーグルトにスプーン1杯入れて、蜂蜜かけて食べるといいってテレビで言ってましたから、私も、そうしてます。元々、ヨーグルトは好きで、毎朝、たべていたし。計量スプーン入りなんですよ、この粉かんてん!これなら、簡単で、毎日、続いてま~す

私の話を聞いていた矢木さんの目がきらっと光った。

「ヨーグルトは、私も好きなんよ。プレーンは、確か金曜日が安かったね。よし、私も買って帰ろう

プレーンヨーグルトが安いのは金曜日!としっかりチェック済みの矢木さん。

さすがである!

ここに粉寒天ファンがまた一人登場

あなたも、是非、お試しあれ!

 

追記:

この後、あるない?大辞典がどのようなことになったかは・・・

皆さん、ご存知のとおりです!(2008年1月6日)

Comments (2)
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