おかしい。
発注しても有明の海苔が入荷されない。
エンドに出している定番商品で、結構、人気がある。
おかしいな。
日清のカップラーメン、フォーも入荷されない。
梅昆布も。
今回、発注を上げても入荷されなかった定番商品が多かった為、南副店長に聞いてみた。
「明日、出勤ですか?」
「はい」
「乾物のバイヤーで、花園課長という人が本社にいるんですよ。その人に電話したら、鈴木さんの質問すべてに答えてくれます」
何
すべての質問に・・・じゃと?
私は 数ヶ月前の南副店長と青果の社員の会話を思い出した。
「分からない事があったら、何でも俺に聞いて。答えられない事はないから」
と、南副店長。
「どうして台風は、台風って言う訳?」
と、青果の社員。
そんな質問を思いつく方もすごい気がするが、南副店長の答えは、もっと すごかった
「最初に英語のTyphoon(タイフ~ン)があってね、それに漢字を当てはめたわけ。 どうしてTyphoon(タイフ~ン)かは、君がもっと大きくなったら教えてあげるね!まだ君は、理解するには幼いから」
「・・・・。」
すべての質問に答えられるのは、南副店長じゃなかったの?
副店長は、私に電話番号を渡しながら言った。
「この番号に 電話して、 もしもし~、課長? 有明の海苔、発注しても、入ってこんのよお~って言ったらいいから
」
南副店長は、普段の会話は丁寧語、尊敬語、標準語の中に時々 九州弁を織り交ぜる。
しかし、今回は、友達言葉の九州弁だ。
「ほんとに いいんですか ‘入ってこんのよお~’なんて言って・・・
」
私は思わず聞き返した。
「課長は、 ‘ん’
って思うだろうね(笑)」
「・・・」
さて。
すべての質問に答えられる花園課長とは、どのような人物か。
大変興味をソソラレル
続きは後ほど・・・。