日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

傑作写真!

2008-03-18 14:49:13 | Weblog

カトちゃんが激写した、ハマグリ君の鬼姿・・・。

遂に、カトちゃんから写メールが昨夜、届いた。

見た瞬間、

「ぶっ

これは、爆笑ものだ

そこには、少し照れた様子で頭を掻きかきしている、

ハマグリ君が写っていた。

ハマグリ君の背後には、高く積み上げられたダンボールの

空き箱の山・・・。

これまた、グロッサリーの日常を見事に映し出していて、

この写真一枚で、

退職後も、とあるスーパーのすべてが一瞬で蘇えるという・・・。

撮影したカトちゃんは、そこまで考えてなかったかもしれないけれど、

忙しさと面白さが同居した、傑作写真

私一人で見ちゃって、申し訳ないな~。

百聞は一見にしかず・・・

ホントは、みなさんにも お見せしたいが、

ハマグリ君の顔が、しっかりと写っているので、

公開はできません。

なにせ、今でも 結構 有名で、

ヨン様顔負けの追っかけ集団がいるくらいなのに。

(ただし、タイムサービスの砂糖各種を台車で運んでいる時、限定

これ以上、有名になってしまったら、(素顔がバレたら・・・)

キャンディーズ以来の記者会見を開き、

僕、フツーの男の子に戻りたい

と、涙ながらに訴えなければならなくなるかも・・・?

「永久保存版ですよ!

とカトちゃん本人も言っていた通り、

来年から、我が家の節分には、ハマグリ君の写真が部屋に飾られることになるだろう。

毎年、鬼のお面は手作りしてきたが、

今年は時間が無くて、しなかった・・・。

我が家のニュー家宝、ハマグリ君の赤鬼写真。

 

今日、御店でカトちゃんに会い、「受け取ったよ」と、目配せした。

このブログの存在は、カトちゃんしか知らないので、

大々的には話題にできないけれど・・・。

(カトちゃんは、取引先の人と一緒でしたし)

傑作写真をありがと、でした!

これからも、世紀の瞬間を撮影してね。

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抱きしめて!?

2008-03-17 20:23:44 | Weblog

土曜日は英語教授法の研修日のため、朝から晩まで英語漬け。

日曜日の今日は、早番。

昨日までの雨は上がり、晴れてはいるが、底冷えがする朝だ。

数日前まで4月上旬並みの暖かさで、薄着になったスタッフも多かったが、

今朝、更衣室へ駆け込んできた矢木さんは、

寒いねー、今朝!私、又、厚手のコート、引っ張り出したよ!」

私も震えながら出勤した一人だ。

着替えながら、ロッカーを覗いてみて、ふと、あることに気付いた。

無い・・・。

制服の上から着る事を許可されている黒のカーデガンが・・・。

あるわけないよ!

昨日、スーパーが休みだったから、洗濯しようと持ってかえって、なんと、そのまま、バケツの中・・・。

洗濯すること自体、忘れてた・・・

制服だけは、家から着用、セーターとコートで隠す!という裏技をやってきたのだが・・・。(早朝しか、しません。しかも、時間が無い時、限定)

こんな冷え込んだ朝に・・・。

しかも、日配の荷出しをメインでする時に・・・。

では、売り場へ行こう・・・という時になって、梅子さんが気が付いて言った。

「あれ?鈴木さん、カーデガンは着ないの?」

「それがですね・・・」

理由を説明すると、矢木さんと梅子さんの二人は、私を哀れんだ。

「着てても寒いのに!

まさか、今日は冷凍食品は来ないでしょうけど??

「そうだ!

梅子さんは、急に元気な声を出すと、いかにも 

グットアイデアあり

といった調子で声高らかに言った。

 今朝、南副店長が出勤よ」

それが、どうした・・・??

 

副店長に、抱きしめて もらいっ 

 

次の瞬間・・・。

「キャーッ ^0^ うふっ

ではなく、

ぎゃあああ~~~っ!!!いや~ん

と、全く可愛げのない声を発した人が、私の他にも一名。

矢木さんだ。

まるで、矢木さんが、南副店長に実際に抱きしめられたようである。

「朝から そんな寒い冗談、言わんといて下さい

毛をむしり取られたチキン のように、鳥肌が立ち、

かえって寒くなってしまった・・・

私のすぐ、後ろでは、他の部署の女の子が相当ウケテイタ!

 

副店長、変な咳してるから、写されるよっ!!

副店長、風邪ですか?って聞いたら、わざと、こっち向いて咳するやろ」

こういったのは、私と同時に叫んだ矢木さんである。

なるほど。これが、矢木さんが副店長に抱きしめられたくない理由?

 

いずれにせよ、南副店長にとっては、更に、迷惑な話だ。

どうせ抱きしめるなら、私なんかより、ハマグリ君か、カトちゃん辺りが、妥当だろう。

勿論、その時は、南副店長が女方で!

カトちゃん&副店長の図・・・

もうすぐバレンタイン

二人でバレンタインチョコの特設コーナーに力を入れてもらいましょう

 

 

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賞味期限

2008-03-14 20:56:07 | Weblog

只今、我がスーパーでは、スタッフ総出で賞味期限をチェック中だ。

水曜日、いつものように定番商品が入荷された為、荷出しをしていると、

岸辺さんがやってきた。

今日、残業できる?店長がね、賞味期限をチェックしてほしいって」

今日??残業は出来ますが、今から発注もあるし、日曜日じゃ駄目なんですかね?」

私も土曜じゃ駄目ですかって聞いたんだけど、急ぐらしいよ。土曜日までには、結果を本社に あげたいみたい」

それって、私が よく廃棄を出すから・・・かも」

私だって、よく出すよ。そいう事じゃなくて、ほらっ!不二家とか・・・ホカベンに、ロイヤルも・・・」

最近、世間を騒がす事件が食品業界で多発している。

岸辺さんによると、そのためか、上層部もピリピリしているらしい。

ピリピリは、坦々麺の味だけじゃ、なかったのか。

無くなる前に!と思い、先日、初めて坦々麺を購入し、昨日、ようやく食べてみたが、

ピリピリとした東南アジアのような、どこか懐かしい味だった。

これを好んで食べると、神経ピリピリになりそうだ。

坦々麺が終売になった今でもピリピリというから、これは、大変。

 

さて。雑貨担当の末永さんも一時間残って、乾物の「ふりかけの棚」から

「椎茸の棚」の真ん中まで、チェックしてくれた。

そのあと、つばめ君が米の棚をチェック。

一部、私の担当の食品とダブルのだが、そのダブった商品のうち、

一つを西村チーフが大事そうに手に持って現れた。

鈴木さん、これ、3月までの賞味期限ですから、売り場へ戻しますね」

身に覚えがない商品がバックへ下げられていたので、ピンとこなかったが、

つばめ君が、春を先取りし、3月分の「あわ」までバックへ下げてくれたのだと、西村チーフが去ったあと、遂に悟った私であった。

こうして担当者以外も巻き込み、せっせとお手伝いを余儀なくされた

賞味期限総チェックの一大イベントとなったのである。

2月下旬までの商品をワゴンに入れ、全部まとめて半額処分。

朝から在庫をひっくり返し、賞味期限を見ていると、

目がショボショボになってきた。

荷出しをする際、気を付けて見ているつもりでも、

見つかるものだ。

中には、「今日まで」

「あと3日」というものも!

中には、「昨日まで」というものもあり、

惜しかったね!」

と、西村チーフに慰労の言葉を掛けられた。

カト君担当のところから、賞味期限切れ、ゴロゴロ出てくるんだけど・・・。11月まで・・・とか。どうしてかなあ・・・?」

西村チーフの不思議そうなセリフに、岸辺さんは、

「ちゃんと荷出しの時は、入れ替えてますけどねえ・・・」

カトちゃんは、連休である。

今、御店で何が起こっているかは全く知らない筈。

私と岸辺さんは、2日連続の残業。

残業初日は、

「一応、今日は、6時で切り上げようか!」

と、店長から声がかかり、終了。

もしや、早朝から仕事で、閉店10時まで・・・とか、考えてなかったよね」

と、岸辺さんは、少しドキリとしたらしい。

同じく私も。

最後に珍味の「ししゃも」が賞味期限切れで、廃棄となったので、

バックへ持っていき、店長に報告した。

昨年末に「新規」で入荷され、クリスマス頃に多く発注した分だ。

店長は廃棄を出した事を全く咎めることなく、(充分、反省してますが)

袋を開けると、一口食べた。

あっ!これ、美味しい!!何処に出してある?珍味の棚か。この、ししゃも、卵がたっぷり入ってるよ!賞味期限が切れてるから、熟成されて、更に美味しくなってる! 西村、お前も食べてみて!」

はい、美味しいですね。酒の肴にいいですね・・・」

二人でムシャムシャと召し上がっている所へ、精肉の江原チーフが通りかかった。店長に勧められ、江原チーフも一口試食。

「あっ、 美味しいですね。一つ、頂いて帰っていいですか?」

廃棄処分が終了し、捨てられる運命の「ししゃも」を一つ、江原チーフは手土産にして、去って行った。

店長達が お腹壊さないか、一日様子見てから、もって帰るか決めよう・・・」

こう、呟いたのは、矢木さんである。

そうよね、少なくとも、4、5時間は、様子みないとね・・・」

と、岸辺さん。

店長と西村チーフを実験台に様子を伺う事を決めた矢木さんと岸辺さんだったが、翌朝には、「ししゃも」は一つも残っていなかったのである。

そして・・・。

店長と西村チーフの二人は、普段と少しも変わらず健康そうで、

お腹を壊した様子はない。

ピンピンと活きの良い 「ししゃも」のように店内を跳びはねていたのであった・・・。

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ほっとココア

2008-03-12 18:10:47 | Weblog

再び日曜日。

一週間は、あっという間に過ぎて行く。

この一週間は天気も晴れ、雪、 そして急な冷え込みと強風・・・と、

変化したが、生活環境にも大きな変化があり、気分的にも どよ~んとした日々だった。

仕事は忙しくなる一方で、(掛け持ちですしね) 無理をし、体調を崩しながらも黙って我慢の日々だった・・・。プライベートでも、仕事でも、ついでに天候まで、なんと変化に飛んだ多忙な一週間だったこと!

ついでに言えば、先日、荷出しのとき、小麦粉の箱を抱えた際、腰を変な風にひねって激痛が走った。小麦粉の箱は幼児とほぼ同じ重さ。子供をおんぶして、両手に荷物を抱えて坂道を登ったのは、つい この間の事のようだが・・・。

子供を抱っこする時には、母性愛から、女性ホルモンが一気に出るため

「重い!」とは、感じないらしい。

それは、良く分かる。

対して小麦粉は・・・。

はっきり言って、母性愛など全く感じない。

最近、小麦粉を見ると、恐怖感が走る私である。

急な冷え込みで腰痛まで抱え込んだ我が人生だが、元気な職場の先輩お姉さま方には、とても こんな情け無い話は出来ない。

ハマグリ君は、よく 「腰が痛い」と口走るが、

若年寄り!」

と、矢木さんから罵倒??されていたし・・・。

 

さて・・・こうして向かえた日曜日。

腰にはシップを貼り、職場へ向かった。

前の晩は、真っ直ぐ寝ようが、横になろうが、眠れなかった。

ぼけら~としたまま出勤してしまったのである。

この日の出勤は、先週、お姉さま方を「ババア」と間違えて呼んでしまった川石さんの他、

韓流ソングも得意だと初めて明かしたカトちゃん、

そんなカトちゃんのマツケンサンバの衣装とカツラ姿を想像してウケていた矢木さん、

カトちゃんと同じ年頃の息子さんがいる岸辺さん、

同じく高校生の息子さんが居る花岡さんと私の計6名。

いつものように、オープン前の日配商品の荷出しが終了。

竹輪(日配)担当兼事務の花岡さんが出勤しているので、伝票は彼女におまかせし、残りのスタッフは、それぞれの担当商品の補充等に取り掛かった。

日曜日の朝・・・というのは、お客さんの入りもいまいちだ。

前日の節分は混み合っていたので、その反動もあるが、お客様が来るのは、日曜日の場合、昼頃からである事が多い。

この日も例外ではなかった。

鈴木さん、呼ばれたよ!『グロッサリー担当者は10番まで・・・』だって!行こう!」

私を呼びに来たのは、岸辺さんだった。

私は慌てて空き箱を掻き集め、岸辺さんとバックへ急いだのである。

孫が おごる!って。孫が!!」

川石さんは 孫 というセリフをことさら強調した。

先週の ババア よりは幾分 マシ である。

なんと、グロッサリーで一番若い、若干 二十歳のカトちゃんが、

おごってくれるという。

お姉さま方から見れば、ほんとは息子さんと ほぼ同世代なので、

孫ではなく、息子と言って欲しいところだろう。

そこは、カトちゃん可愛さで、川石さんの失言も寛大に受け入れられたのであった

カトちゃんが自動販売機にお金を投入すると、

女性陣は、揃いもそろって、ホットココアを選んだ。

いつもは、誰かがコーヒーだったりするのだが。

前日までの冷え込みが嘘のように、日曜日の この日は晴れ渡っている。

日が暖かく、

店内の方が寒いくらいだ。

久々にする日光浴・・・と言った感じだ。

ホットココアは、心底ほっ・・・とする貴重なひとときを与えてくれた。

実際、これが私の体調回復のきっかけになったような気がする。

ホットココアは、ほっと・・・ココアだ。

ほっとな時間と、ホットココア。

カトちゃん、ありがとう!

 

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2007年 節分

2008-03-11 08:52:55 | Weblog

「鈴木さん!! ハマグリさんが、鬼になっていますよ!!

2月3日は、カトちゃんの、こんな一言から幕が開いた。

「鬼・・・?」

(私、何か、ハマグリ君を怒らせるようなこと、したっけな・・・  )

鬼になっている、と聞いて、とっさに、そう思った。

はてな・・・? とんと心辺りは無いが・・・。

「どうして、鬼に・・・?」

訳が分からず、私はカトちゃんに聞いた。

「見れば分かります

カトちゃんは、意味深なセリフを残し、去って行った。

見れば、分かる・・・???

見れば・・ねえ。

触らぬ神にたたりなし! というし、こっちからわざわざ鬼になってるハマグリ君を探し出すこともないかあ・・・。

私はお菓子の荷出しを続行した。

その、ほんの数分後のことである。

3、4歳くらいの男の子が興奮状態で母親に喋っていたのは・・・。

赤鬼が居たよ!赤鬼が!!

ん・・・?赤鬼・・・って、こんなふう・・・?

その時だ。

私の視界に何か、赤いものが写ったのは!

お菓子売り場からバックへの扉は真ッすぐ、直線だ。

端から端なので、そちら側を意識して見ない限り、

荷出しで忙しい私には、何も見えないのだが・・・。

今、見えているのは、バックの扉から飛び出してきた・・・

まさしく、赤鬼 

私は時間が止まったかのように、ぽかんと、静止状態でバックの扉を見つめたまま、その場に突っ立っていた。

赤いレオタードに腰巻を身につけ、

芸術は爆発だのような赤い ふわふわカツラをかぶった赤鬼が、私の方へ真っすぐにやってきた。

「にっ・・・似合う・・・ね

今、まさに、かみなり雲に乗っかって地上へ降り立ったという風貌なのである!

実は、ハマグリ君は正真正銘、本物の赤鬼君で、

今まで人間のふりをして正体を隠していた のかもしれない。

「ホント、良く似合ってるね 雲から降りてきたみたい・・・」

他の人が この衣装を着れば、「ちょっと、変かも・・・?」

と思ってしまいそう。

或は、爆笑すると思うのだが、ハマグリ君には、似合いすぎるくらい、似合っているのである。

皆に似合うって言われましたよ。

あんまり、良く似合ってる・・・と言われると、逆に

どうリアクションしたらいいか・・・」

う~ん、そうだろうね。

だって、似合ってるんだもん!

 

バックへ行くと、カトちゃんが居た。

「私、携帯持ってないから、後でハマグリ君の写真、撮っておいてね!

こんなの、二度と見られないだろうから」

知っていたら、カメラ持ってきたのに残念。

すると、カトちゃんは、

そんなあ 怒られますよ!又、来年あると思うし・・・」

来年・・・?

来年居る・・という事は、再び留年が確定するということである。

それは、本人にとっては有難くないことだ。

そうだ! 卒業後、このまま、ここに就職したらいいよね

 

惣菜コーナーから、ぐったりした様子で現れたのは、つばめ君だった。

「あれ?今日は、惣菜?巻寿司を巻いてたの?」

 はい・・・」

「おっ・・・お疲れ様」

赤鬼に扮したハマグリ君、黙々と巻き続けた つばめ君に敬意を払い、

私も帰りに恵方巻を2本買って帰った。

北北西ね。

ここ最近、体調がすぐれない私だが、(そのため更新を数日お休みしました!)

恵方巻に願いを込めた。

みんな健康で幸せになりますように!

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緊急報告!坦々麺の危機

2008-03-10 16:35:09 | Weblog

昨日の話だが・・・。

どうしても 皆さんに、お伝えせねばならないことが、起きてしまった。

すでに最終回を迎えた筈の映画版の、

     その後・・・ だ。

皆さんの中には、

「副店長が取引先に問い合わせをして、連絡待ちだった筈だけど・・・。

その後、結局、どうなったわけ??」

と、案じていらっしゃる方もいるかもしれない。

 

実は、私は店長にも話したが、

単なる取引先の在庫切れだろう・・・ と思っていた。

だって、本社社員の室井課長、狸部長(未だ、特定出来ず)をはじめ、

カップラーメン専門の ハマグリ博士も断言していたとおり、

坦々麺は、人気商品なのである。

 

いったい、誰が、このような結末を・・・?

神様の悪戯とは、こういう事を言うのだろうか?

そうだ。 

あの映画版は、ただ、単に、ドラマ仕立て にしただ。

ほんとに、ほんまもんの ドラマのような展開 になど、

決してなってはならぬのだ!

 

当初、ひな壇5段 にするつもりだった棚は、

未入荷で、ひな壇3段に格下げされた。

本来なら、10ケース発注して、エンドに で~ん!!!と出したいところだったが、

暴走してはいけないと、自分に言い聞かせ??

思いとどまったのだ。

 

「年明けから、毎日、副店長に会う!」

という私のセリフ(このブログ内でのみ、発言!)

が、まるで、本人にも届いたかのように、

この二日間、

ピタリと 副店長の お姿を拝見しなくなっていたのだ。

 

そして、遂に、昨日、副店長に会ったのである。

坦々麺は、どうなりましたか?」

副店長の答えは・・・。

 

          「終売です!

 

私は、この事実を どう、受け止めたらいいのだろうか?

「シュ・・・・シュウバイ・・・・・!? 

我が耳を疑った私は、すぐさま、リピートした。

 

「はい、新商品を入れるとかで・・・。

とりあえず、終売。そこで、フェイス(棚)調整しておいて

 

フェイス ちょ~せい・・・ 調整するの 

せっかく苦労して室井課長のために、棚を広げてあげたのにイ~!!!

 

人気商品を何故、終売にするんじゃ!?

そこからして、不可解だ。

この際だから、取引先の会社名を明かしてしまおう。

おのれ~ ミツ豆食品め~ 

取引先が黒幕に・・・は、単なるジョークだったのに。

これじゃ、ほんとに黒幕みたい。

 

この事実を どのように店長に報告したら・・・いいのだ。

或は、坦々麺をこよなく愛する室井課長と狸部長に・・・?

 

坦々麺の棚は、3段から2段に・・・

そして遂に 平面になっていったのであった・・・。

我が父の寂しい頭部のような お姿に・・・。

今、まさしく、消えうせよう・・・としていた・・・。

哀れ、坦々麺!

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試写会

2008-03-08 11:15:07 | Weblog

映画を観終わった鈴木鈴子は、ふうっ・・・と笑みを浮かべた。

「あんたのスーパー、おもろい事しか起こらないわけ!?」

「もっと、ドロドロの人間関係とかさあ~描けないの?」

「本社と現場の確執とか、観てみたい!」

知り合いは、シビアなもので、まるで、テレビドラマのような次から次へと

事件発生!どろどろとけちゃいそ~ な物語を要求してきたりする。

そこで、生まれたのが、この映画版だ。

 

簡単に言えば、

本社の人が「これ、しょっちゅう品切れしてる!」

と言ったセリフが担当者にも聞こえ、「バック在庫あるのに、たまたまだよね!」 で終わる。

ただ、これしきの事である!

ただ、それだけの事を

ドロドロ~を期待する一部の読者の為に

ドラマ仕立てにせねば ならないほど、

とあるスーパーは、平和だという事だ。

実際には、本社と現場に確執なんて無いし。

人事のおじさまは、今日も私を見てニコニコしてくれたし。

店長は休憩室で本社社員と談笑しているし。

 

今朝は雨の為、バスのダイヤが大幅に乱れ、のろのろ運転。

その結果、ジャストに店に到着、着替えて売り場へ行くと、5分遅刻した。

矢木さんは、私の顔を見るなり、

渋滞でしょ?雨で込んでたもんね、今朝。 社員には、

『私は悪くありません!親会社(とあるバス会社)が悪いんです!』って言わなきゃ!

と、言って笑っていた。

 

バックで西村チーフに会い、

「遅刻しました、すみません

と、告げると、

大丈夫です。誰も見ていませんから!」

という返答だった・・・

 

そして帰宅時間・・・。

店長、お疲れ様でした。坦々麺・・・」

  ぶっ 」

真面目な顔でパソコンに向かっていた店長なのに、

私が、たった一言、坦々麺と発しただけで

三枚目の お笑いムードになった!

 

坦々麺、5ケース発注したのですが、入荷されず、

副店長が取引先に電話して、今、確認中です。

もし、本社のおじさまが、何かおっしゃった時には、そのようにお伝えください。終売ではないと思いますけど・・・」

 もしも終売になれば、室井課長は相当ショックを受けるだろう。

ハイ、分かりました」

店長は、そういいながら、ホントに可笑しそうに笑っていた。

これが、鈴木すず・・・の日常である。

ドロドロでなくて、御免なさいね~。

うちの店長最高でしょう?

包容力があり、あったかい人柄が伝わらないかしらん?

カトちゃんなんて、店長が他の店舗から異動になったから・・・って、

そこを辞めて、湾岸店の方へ一緒に移動 してきちゃったらしいのだ。

良い人には良い人が集まるのだ。

類は友を呼ぶ! と、言うではないか!

それじゃあ、カトちゃん、また店長が異動になったら、一緒に移動するの?」

「う~ン、それは・・・。誰かがいるでしょうから」

誰かが・・・副店長か、西村チーフか・・・。

そうだよね。

まさか、三人揃って同じ店舗へ異動・・・ なんて事は100%ないだろうし。

そうなれば、グロッサリー全員束になって移動となるだろう。

親会社に『臨時バス』の手配を頼まねば!

ある日、狸部長は、湾岸店のグロッサリースタッフ全員が忽然と消えたことに気付くのだ。

室井君、湾岸店のグロッサリー一族は何処へ消えたのかね

それがですね、部長 湾岸店の上司三人にくっついて、グロッサリー全員束になって、新店舗へ移動しましたあっ~!

バタッ! (*注意 狸部長が倒れた音

店長万歳 」 

 (注意 このセリフはカトちゃん)

 

それでは、映画を観終わった皆さん、

さよなら、サヨナラ、さよなら・・・・ 

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最終章 坦々麺の神様

2008-03-07 23:05:13 | Weblog

私・・・恩田すみれが ふと、2段目の棚をみると、カップスターが3つ、定位置ではない場所に、転がっている。

お客さんの気が変わったのだろう。よくあることだ。

たまに、冷蔵の肉やチーズがカップラーメンの棚に放置されていることがあるが、良い子の皆さんは、冷蔵は、冷蔵ケースへ戻しましょうね。廃棄になってもったいない!

さて、放置されたカップスター3つを両手に持ち、定位置へ戻そう・・・と、

くるりと回れ右をした、次の瞬間、私は手にしていたカップ麺を転がしてしまった・・・。

なんと、そこには、坦々麺をしっかりと片手に握り締めた本社社員のおじさまが、至近距離わずか5センチに立っていたのだ!!!

そんな・・・。緊張せんでも いいやないね! (にっ)」

この落ち着いた風貌・・・余裕のある笑顔・・・

私がイメージする狸部長そのものである!

もしや、このお方が室井課長が噂していた狸部長 では・・・?

なんと言っても、この方が坦々麺の栄えある赤いパッケージを手にすると、とっても良く似合う。

まさに、ひな壇の一番高い所が・・・。

「はっはっ・・・

貴方は狸部長ですか?!と、尋ねるわけにもいかず、

ただ、静かに見送ったのだった・・・。

 

ところで、取引先からの電話は・・・?

今のところ、

無い。

坦々麺の在庫も無い。

ひな壇3段では駄目だ。

狸部長と室井課長を泣いて喜ばせるには、

5ケース入荷、ひな壇5段でなければ・・・。

 

私の秘かな計画は、「取引先」という予想だにしなかった

新たな「黒幕」によって、阻止!!されたのだった・・・。

この勝負、軍配は現場でも本社でもなく、

取引先!!でしたあ・・・!

この顛末を予想できた、そこの あ・な・た

貴方は今日からシャーロックホームズですっ

 

しかし、何故、取引先は・・・?

単なる在庫切れ?

それとも、

取引先が作った棚を恩田すみれが勝手に棚替えしようと企んだからなのか?

何たる結末!

だが、これでいいのだ。

お店にとって、一番大切なのは、お客様。

坦々麺に限らずカップラーメンをこよなく愛する本社社員も貴重なお客様だ。彼らによって、他の店舗には無い恩恵を受けている湾岸店!

売り上げに貢献して頂いた上、チェックも厳しい。

これは、担当者にとっても御店にとってもプラスだ。

お客様あっての売り場(現場)。

現場あっての本社。

また、その逆も言える。

みんな仲良く お仕事しようね、今日も、明日も、あさっても・・・。

「我こそは、坦々麺の神様なり~

といった風貌の狸課長にお会いできて、光栄でした!

坦々麺、ばんざい!

 

             

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第五章: 熱血交渉人、真下副店長登場!

2008-03-06 22:41:42 | Weblog

金曜日。

曇りのち雨のち雷。天気はめまぐるしく変わる。

恩田すみれはプラットホームへ急いだ。

この日は乾物の入荷日。坦々麺も届いているはずだ。

あれ?どこだろう。カップラーメンの台車だけで、3台あるけれど・・・。

坦々麺は・・・?

「恩田さん、まず、カップラーメンから、出す?」

私がきょろきょろしていると、川石さんが声を掛けてきた。

「はい」

きっと、調味の台車の後ろに隠れて見えないのだろう。

私は手前にある台車から荷出しを開始した。

ええ~ッと。これが最後ね。

坦々麺は・・・?

無い???

私はもう一度、プラットホームへ足を運んだ。

 

次にバックへ行ってみる。

一昨日まで3ケースあった坦々麺の在庫は、2ケースになっている。

昨日、私は休みだったので、誰かが補充してくれたのだろう。

私は在庫の2ケースを売り場へ運び、早速、棚替えに取り掛かった。

荷出しも、発注も、補充も終わった。

あとは、心おきなく、坦々麺の為に広~いスペースを・・・。

でも、入荷されるべき、坦々麺5ケースは、どうなったわけ?

私が野っぱらのように広いスペースを中央に確保し、

坦々麺を並べている所へ、真下副店長が通りかかったのである。

 

彼こそ、知る人ぞ知る、噂の熱血交渉人、真下副店長である!

「あっ、副店長。私、坦々麺、5ケース発注したんですけど、今日、入ってきてないんです」

もしや、副店長がキャンセルしたのでは・・・?と思った私は

念のために聞いてみた。

5ケース?坦々麺を?」

真下副店長は、ちらっと床に転がった坦々麺の空き箱2つを見た。

「これは・・・?前々回の発注分?」

はい、そうです」

次に副店長は、ど真ん中にズラッと並んだ坦々麺へ視線を走らせた。

そこには3段に積み重ねられた坦々麺が並んでいる。

・・・・・?」

 

そうだった。

副店長は、先日の事件を知らないのだ。

実はですね・・。狸部長が坦々麺がしょっちゅう品切れしてるって・・。

そこで、店長の提案もあって(?)フェイスを広げることにしたんです。

それで、多めに発注を・・・」

 

すると、副店長は、黙ってポケットから携帯電話を取り出した。

おお、頼れる熱血交渉人! 

早速、取引先と交渉してくださるのね!

 

ところが・・・。

「あっ・・・。しまった!もう、バッテリーが・・・ないかも。(^_^)」

えっ・・・? バッタッツ! (*注意 恩田すみれ、卒倒)

 

あれから、どのくらい時間が流れたのだろう?

意識が戻り(?)、ふと副店長の方を見ると、彼は携帯電話でお話中であった。

湾岸店の・・・はい、今日、入荷分です。確認して連絡いただけますか・・・?」

自腹を切ってマイ携帯で連絡を取るあたり、さすがである!

バッテリー、あったんですね。

 

しかし、待てど 暮らせど、取引先から電話が来ない。

恩田さん、一応、発注上がってるかどうか、モニターリストで確認してもらえますか?もしかしたら、発注洩れかも・・・?でも、5ケースって覚えてるんなら・・・」

覚えてますとも! 

今ある在庫分でも、充分間に合います。

でも、ひな壇は3段じゃ、ボリュームが足りない。

やはり、狸部長を喜ばせるには、

5ケース発注して、ひな壇5段じゃなくっちゃね!

とにかく、取引先からの連絡を待ちましょう。

 

続く・・・。

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第四章: 逆襲?それとも愛?

2008-03-05 23:20:23 | Weblog

事件発生から一夜明けた水曜日。

お昼になった。

しかし、本社から社員は降りて来ない。

1時を過ぎても。

2時を回っても。

唯一、真下副店長だけが、カップラーメンの辺りをうろついていた。

「今日、暇ね。死にかかった年寄りばかり来てる・・・って、川石さんが言ってたよ!

矢木さんは、ひっそりとした店内を見回しながら言った。

「今日、2階の事務所、あいてますよね・・・?

それよりも、恩田すみれが気になるのは、昨日まで、あんなに

たくさんの本社社員がカップラーメンを買いに来ていたのに、この日は誰一人、降りて来ないことだ。

皆、惣菜の弁当オンリーにするのか、或は、矢木さんのカップで味噌汁食べてみよーに鞍替えしたのか・・・?

突然、なんで!?

不気味なほど、本社の人間にカップラーメンは避けられているようだ。

しかも、突然!

店内で見かけた本社社員といえば、バレンタインデーに備えて売り場作りをしている真下副店長の側で、きゃぴきゃぴ三人娘が

「きゃ~これ、きゃわいい~っ!

「このチョコも、きゃわいい~!

と足が地についていない様子で騒いでいたくらい。

 

まあ、いい。

この日は、乾物の発注日。

忘れてはならない大事な任務がある。

坦々麺をゲットせねば。

しかも、狸部長を満足させるだけの在庫を。

ふりかけ海苔類からスタートした発注は、順調に進み、

いよいよ、その時が来た。

カップラーメンの棚だ。

サッポロ一番カップスターを発注した後に続くのは・・・。

坦々麺!

いつもなら、2ケース。

多くて3ケース。

今ある在庫は3ケース。

いつもなら、発注ゼロでも間に合う在庫だが、

今回は5ケース発注したのだ。

5ケース!!

本当は、10ケース発注して、エンドに(広告チラシや特価商品を出すところ!)

で~ん!と荷出ししたいところだ。

しかし、それは、あまりに無謀なので、

今回は、店長の提案(・・・といっても冗談っぽかったが) を採用し、

フェイスを広げることにしたのだ!

今現在は、上から二段目の狭いところに坦々麺は、並べられている。

この棚を作ったのは、取引先だ。

私は荷出ししながら、

発注しながら、

頭の中は、坦々麺を何処に出すか!?で、いっぱいになっていたのだった。

一番、目立つところ!

しかも、広いスペース!

室井課長の目線真っ直ぐに坦々麺を並べるべきである。

すべては、坦々麺をこよなく愛する室井課長と、

狸部長の為なのだ!

なんと、本社社員思いの愛にあふれた乾物担当、恩田すみれ!

「決~め~た!

ここしかない・・・だろう。

カップラーメンの棚のど真ん中。

しかも、一番上で、広~いスペース 

ここに・・・。

まさしく、この場所に・・・。

ひな壇のように、並べるのだ!

坦々麺を!

赤いパッケージの坦々麺には、おひな祭りが良く似合う。

一段高いところから現場を眺める本社様には、

ひな壇こそ、似つかわしいではないか!

 

そして、店長に頼んでスペシャルポップを作ってもらうのだ!

「本社の狸部長お気に入り

坦々麺、只今、大量入荷!!!」

 

室井課長と狸部長ー。

・・・・?」

まず、あいた口がふさがらず、

「・・・・

次に、どう反応してよいか分からず、

「・・・・

最後は、あまりに上司思い、本社社員思いの担当者の

深い愛

涙することでありましょう!

嗚呼・・・

絶句!

Comments (2)
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