日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

第三章:青島店長、大人な対応

2008-03-05 01:16:19 | Weblog

「恩田さ~ん!

青島店長は、にこにこと、今にもスキップし出すんじゃないかと

思われるほど、陽気な感じで、補充中の私・・・恩田すみれの側までやって来た。

「あのねえ、これ・・・」

坦々麺の前で止まった青島店長が何か言おうとしているのを

さえぎり、私は坦々麺を一つバガッツ!!と掴むと、

店長の前に差し出した。

 これ・・・でしょ!?」

青島店長は、一歩後ずさり、

「あっ・・・・ もしかして、聞こえてた??

「はい。しっかりと!!聞こえてました!」

「・・・・・

お店の中央で、あんなに大声で叫ばれたら、

誰にだって聞こうと思わなくても、聞こえてしまう。

お客さまも、

「へえ~、この店、人気商品をしょっちゅう品切れさせてるんだあ」

と、思っただろう。

社員があんなことを店の中央で選挙カーのごとく、

堂々と叫んでいると、

お客様への印象も良くない。

室井課長には、

「君、明日から早速、市長選挙の 宣伝カー に乗りなさい!」

と助言してあげたいくらいだ。

とあるスーパーが推している、あの人の右腕になるべきである。

 

さて・・・。

坦々麺で いっぱいになった棚を眺めながら、笑顔の青島店長に、

私は言った。

 

「さっき、二人に聞いてみたんですけど、

二人共、これが欠品してるの、見たこと無いって・・・。

私が担当になってから半年ですが、一度だけ、ありました。

でも、しょっちゅう・・・じゃ、ありません!

半年に一度の頻度を しょっちゅうって、

言うんですか!?

・・・と、私が言った次の瞬間、

 

 (^0^)(^0^)(^0^)ぎゃはははは~~~~~っ!!!」

 

・・・・?? 」

(えっ・・・!?!?)

 

なっ・・・なんと、青島店長は、たちの悪い、笑い薬を飲まされたんじゃないか!?と、疑いたくなるほど、げらげらと、笑い転げた。

笑いが収まらない様子の店長に、私はいった。

「あんな言い方、ひどすぎます・・・

私は もはや、泣いているのか、怒っているのか分からない状態になった。

「うんうん・・・。バックに在庫はあっても、たまたま補充してなかったって事だと思うよ」

店長が言うことは、思い当たる。

「あっ、それは有り得ます。今朝も、どんべえ肉うどんが棚には一つも無かったし・・・。在庫はバックに5ケースもあるのに・・・」

御店の営業時間は長い。

しかし、スタッフは一日中、店に居るわけではない。

半日も空けば、動きが早いカップラーメンの棚は、穴だらけになるし、

休みが一日はいれば、棚はカラっぽだ。補充しなければ!

 

いろんなこと、言う人が居るからね。

あんまり、気にしなくていいよ。

いちいち気にしてたら、やっていけんよ。

 

 店長は、(笑いながら!!)そういって私を慰めると、

あらためて、坦々麺の棚を眺めた。

「フェイス (定番商品の棚の広さを) 広げとってやろうかねえ・・・

店長は、今、尚、笑いが収まらない様子で、

再び可笑しそうに笑い出した。

結局、笑いながらバックへ去って行ったのである!

 

店長が あんなに声を出して、げらげらと笑い転げるなんて・・・。

初めて見た!

 

それにしても・・・。

半年に一度の頻度しょっちゅうって言うんですか!?」

とは、店長に向って、よくも堂々と言えたものである。

ここは、日本の職場なのに・・・。

 

しょっちゅう、というのは、せめて、風呂好きの日本人が

銭湯か温泉へ行くほどの頻度の事を言ってほしいものだ。

(ちなみに私は月に一度だ)

或は、免許取り立てドライバーが一度で車庫入れを成功させる確率とか。

 

真下副店長が言うように、

日本で普通に日常生活を送っていて、

「あっ!だっ!!」

又は、オーストラリアで

「あっ!カンガルーだ!」

と、馬やカンガルーをお見かけするほどの頻度の事を

しょっちゅう・・・と定義するのは、お願いだから、

やめて!

ちなみに、いくら、カンガルーの国、オーストラリアでも、

街中で お見かけすることは、さすがにありません。

田舎への一本道を車で走っていると、

時々、交通事故であの世へ行ってしまったカンガルーをお見かけする程度。こうした遠出ドライブは、私の場合、半年に一度だけだった。

もう、お分かり頂けただろうか。

 

この頻度は、やはり、しょっちゅうとは言わないのである。

 

店長は、大人の対応をした。

「フェイスを広げて・・・」

これも、冗談だろう。

しかし、私は このままでは気がすまない。

フェイスをただ、広げたくらいでは・・・。

その時、あるグッドアイデアが浮かんだ。

そうだっ! これしか、ない!

ふっふっふ・・・・。

店長のゲラゲラ笑いとは対照的に、

不気味な笑みを浮かべる恩田すみれだった・・・。

 

続く・・・。

 

 

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第二章:本社からの挑戦状

2008-03-04 09:54:59 | Weblog

お菓子の荷出しを終えた、恩田すみれは、自分の担当、乾物の補充をすることにした。特に、カップラーメンは良く動く商品で、補充が間に合わないことが多い。自分の担当のところだけ、しておけばよい、というものではなく、

普段は、このように自分の担当に関係なく、入荷された定番商品を順次バタバタと荷出しする。

しかも、接客しながら。

自分の担当の補充が出来るのは、それが終了後という事になるのだ。

 

時刻は1時を回っている。この時間帯を過ぎると、2階にある本社から

続々と社員が店へ降りてくる。

休憩時間に入る為だ。

本社、すなわち机上での お仕事が主な、2階からやってくる方々は、

我々現場のような室内土方が仕事の主流の人間とは、一味違う。

やはり、本社の人間は、雛壇の一段高い所にいるような雰囲気である。

 

この日も、いつものように、本社から来た社員達がカップラーメンを選んでいく。

もうすぐ2時だ。

補充しても、補充しても、追いつかない時間帯が お昼どき。

約半分の補充を終え、残り半分の在庫をバックへ取りに行こうとしていた、

その時だった・・・。

あの声が聞こえてきたのは!

 

店長、これさあ、坦々麺、人気商品なのに

しょっちゅう

品切れしてるって、狸部長が言ってたよお~

「・・・・・

なっ・・・・なんだって!? 今、なんて言った? 

しょっちゅう・・・・ですって!?

私が知る限り、自分が担当になってから、

坦々麺が品切れしたか、しそうになったのは、

クリスマス前後に一度だけ・・・だ。

しょっちゅうとは、どのくらいの頻度の事を言うのだろうか

恩田すみれは、思わず台車から手を離し、声がした方へ向った。

そこには、室井課長の背中と坦々麺をしっかりと握りしめた

右手が・・・

恩田すみれは、室井課長の後ろ姿をしかと、見届け、バックへ下がった。

今、現在、売り場の棚には、ほぼ、いっぱいに坦々麺が出ている。

バックには、3箱も 坦々麺の在庫がある。

乾物の入荷日は、明日だ。

品切れする可能性はゼロだ!

 それにしても・・・。

しょっちゅう品切れとは、どういうことだ。

再び売り場へ戻った私が荷出しをしていると、社員さんがやってきた。

「あっ、今から休憩ですか? あの、質問があるんですけど・・。

この、坦々麺、しょっちゅう品切れしてますか?」

この際、とばかりに私は第三者に聞いてみることにしたのだ。

彼もグロッサリーで、どの担当の商品も毎日、荷出ししているのだから。

「いいや、俺は見たことないね、坦々麺が欠品してるのは。

でも、なんで??」

と思議そうに私に尋ねた。

「さっき、本社の社員が売り場の、ど真ん中で、

しかも、青島店長に向って『坦々麺は人気商品なのに、しょっちゅう品切れしてる!って、言ってたから」

すると、社員さんは、心底 驚いた顔になり、叫んだ。

ええ~っ!そんな事、言う人がおると??(・・・九州弁=いるの?)

しかも、青島店長に?

誰? それ!! 

どうしても その人物の名前と住所が知りたいようだったが、

個人情報保護法の為、伏せておいた。

本当は、『この人、  Wanted !』  

と、顔写真入りで掲示板に貼り出したいところだが。

 

名前は、知りません。でも、本社の人間です。この、緑の制服、着てましたから」

私はそう言いながら、ジャンバーを指差した。

 

たまたま、その人が これを買おうと思って来たときに、棚に出てなかったんだろうね」

と言うと、何度も、へえ~、へえ~、と繰り返しながら、棚を眺めていた。

 

今度は、カップラーメン博士のハマグリ君が、やって来た。

私は、調査を続行した。

「これ、坦々麺、しょっちゅう品切れしてる?」

何でそんな事を聞くんだ?といった表情のハマグリ君だったが、

カップラーメンのことなら、彼の右に出る人は居ないのだ。

彼は自信を持って質問に答えた。

 

坦々麺は、人気商品っすよ。 美味しいし、よく売れてます。

でも、品切れしてるのは、見たことないっすね」

この日は、ロッテンマイヤーさんから眼鏡を借りてこなかったようだが、

カップラーメンについて語る時の彼の顔は、秀才ハマグリ君だった。

それがね・・・」

私は、ことの成り行きを説明した。

 

それで、青島店長は何て答えたんっすか?」

何も言ってなかったね」

 

室井課長の声だけが、店内に、とどろいていたが、

それに対して、青島店長は、肯定も、否定も、謝りもしなかった。

その場では、ただ、黙って 室井課長の顔を じ~っと見ていただけだ。

 

ちょっと、考え込む態勢に入りかけた私を励ますかのように、

ハマグリ君は言った。

「大丈夫っすよ! 青島店長だって、真下副店長だって、

お昼には、毎日カップラーメンを買いに、ここへ来て、

見てるんですから! しょっちゅう品切れなんて って、分かってますよ!

 

そうよね。

そうだよね・・・。

商品補充を常日頃から行っている 二人のグロッサリースタッフの意見を聞いた恩田すみれは、考えていた。

これは、試練かな・・・。

本社からの挑発か?

本社現場?

挑戦状を突きつけられて、もはや黙ってはいられない。

 

ここは、日本だってば! 日本!! オーストラリアじゃないんだよお~。

暴走するなよ、君!!」

心の片隅で、理性を持て!と呟く声が聞こえたような気がした。

しかし、そんな声は無視!

恩田すみれ。三十ん?歳にして、初めて、

日本で (*注意:海外では日常的に)

ぶちっと切れたのである。

 

 続く・・・。

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嵐の前はヨン様日和

2008-03-03 08:52:10 | Weblog

2007年1月23日火曜日。

この日はお菓子、雑貨、酒の入荷日である。

乾物担当の恩田すみれは、出勤直後から、お菓子の荷出しをしていた。

ロッテチョコレートの箱がカラっぽになったので、

捨てようと、ふと箱の底を見た 恩田すみれは、思わず、にんまりとしてしまった。

チョコレートの裏箱いっぱいに、韓流スター、ヨン様の写真が載っていたのだ!

これは、これは、是非とも、矢木さんにプレゼントしなければ!!

矢木さん、好きなんですよ!韓国ドラマ。つい最近も、冬のソナタが民放で再び始まったって、騒いでましたから」

へえ~、そうなん!?プレゼントしたら?・・・えっ!ほんとに、取っておくの

私が大事そうにヨン様プロマイドを台車のゴミと分けているのを見て、呆れたようだった。

「もっちろ~ん

そこへ、ペットの荷出しを終えた、ハマグリ君がやって来た。

「ああ、それ。中年のオバサン客が、欲しがってましたよ!

そんなに、いいっすかね、ヨン様って・・・

こらこら、ヤキモチを妬くでない。

「矢木さん、ほんとは、すっごく欲しくても、正直にいえないだろうなー。

調味の在庫の所に、これ、貼っておこうかな

 

私はハマグリ君に、先日つばめ君にハマ**君のことを彼の本名ではなく、

このブログの愛称「ハマグリ君」と、間違って呼んでしまった時の話をした。

 

「つばめ君、首を傾けて、真剣に悩むでしょ、いつも。

俺、すぐに あだ名、付けられるんっすよ。前のチーフ、英語でPEARって俺のこと、呼ぶから、何か英語だと、カッコイイし、気に入ってたら、

青果の人が言うには、ようなし!だから、pearだって!それ聞いた時、

相当ショックだったっすよ!

実は、その話は矢木さんからすでに小耳に挟んでいたのだが・・・。

「あのさ、ほんとに ようなし!だったら、そんな事、言えないよ。

冗談で、面白く言ってるだけでしょとんちが凄いね、その前チーフって」

なんか、ほんとに思い出しながら落ち込んでそうだったので、

慌ててそういうと、

「いや、結構、本気っぽかったっすよ。俺のシフト、前チーフは作ってくれなくて、『お前は自分で適当に書いとけ!』って言われてたっすからね。

ようなし・・・

「・・・・・

こっ・・・こんな時は、話題を変えよう。え~っと、え~っと・・・。

話題は野球へと移り、ハマグリ君は元・西武のリトル松井は、ほんとにいい人で大ファンだと熱く語った。

私は勿論、宗リンを筆頭にホークスの話題。

お菓子の荷出しも終え、バックへと台車を引っ張り、ゴミを片付けたのは、

ハマグリ君だった。

「あっ・・・そうだ、ヨン様は・・・?」

ハマグリ君によって、ゴミ箱に捨てられたヨン様は、

肉汁の餌食となり、もはや、復活困難な状態だったのである!

おばさま達が、あんなに欲しがったという、ヨン様なのに。

矢木さんの喜ぶ顔が見られず誠に残念!というしかない。

 

忙しいながらも、ヨン様日和。

まさに、嵐の前の静けさだった・・・。

 

事件発生まで、あと1時間・・・。

 

 

 

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予告編

2008-03-02 10:41:31 | Weblog

今日から3日間限定の新シリーズが始まります!

いわば、「とある街のとあるスーパー」の映画版・・・といったところです。

まずは、予告編から。

 

タイトル: 踊る大捜査線~スーパーマーケット版

       坦々麺をゲットせよ!

 

脚本&監督: 鈴木鈴子

主演男優:青島店長(とある店長)

主演女優:恩田すみれ(鈴木すず)

      :真下副店長(南副店長)

      :室井課長(徳川課長)

           あらすじ

平和な とあるスーパー 湾岸店に、ある日、本社からやってきた室井課長が発したセリフから始まった悲劇・・・。

ちょっと、店長、これね~、坦々麺、人気商品なのに、

しょっちゅう品切れしてるって、狸部長が言ってたよお~」

売り場にいた恩田すみれにも、しっかりと聞こえていた!

いつも温和な!?担当者、恩田すみれが ぶちっ と切れたところから、

ドラマはクライマックスへ・・・。

 この映画のみどころ

現場と本社。

戦う青島店長が取った対応とは・・・?

「あんたら本社の人間はな・・・。

現場は いつだって、お客様との直接対話で命がけで戦っているんだ!」

熱血交渉人、真下副店長の決断は?

普段はボケ担当者、恩田すみれが燃えてきたあ~

とあるスーパー湾岸店に、再び平和は訪れるのか

超、ご期待

 

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タイの友人、キュウちゃん

2008-03-01 23:40:56 | Weblog

昨日の続き・・・。

そろそろ、勤務時間終了・・・という頃、背後から声を掛けられた。

振り返ると・・・。

ああ~っ!ええ~っと、名前は・・・。何だっけ?とにかく、

How  are you ?」

「Hello! I have been looking  for you  everywhere. I am very happy to find you here!!!

ずっと探してたのよ、やっと見つけたわ~い!!

という彼女は、一週間前に、このスーパーで出合ったばかり。ロスナニちゃんと同じくJICAの研修生だ。まだ、今月初めに日本に着いたばかりだという。

「ごめんね・・・名前、何だったっけ・・・?」

相手は私の名前をしっかりと覚えていてくれているのに、失礼かとは思ったが、聞いてみた。

「キュウよ。キュウ

ああ、そうだった。坂本九ちゃんと、同じ名前だった。彼女はタイ出身。

ロスナニちゃん達はイスラム教徒で豚肉が駄目だったが、彼女は仏教徒。

見た目も日本人のようだ。

今回は、仲間を紹介するから・・・と、

なんと6人のタイ人グループを紹介してくれた。

名刺を私に差し出し、

「タイは すばらしい国だから、絶対来るように!絶対、連絡するうように!

絶対、我が家へ来る様に!!面倒みるから!」

と、絶対を連発し、やる気満々である。

こんな時だ。日本人との違いを感じるのは・・・。

私の知り合いの日本人は、高校生のとき、アメリカへ1ヶ月ホームステイした。

「家族全員で我が家へ遊びに来てください!」

ほんの挨拶のつもりで軽く言ったら、翌年、ほんとに家族7人で社宅へやってきたそうだ。

日本の家族は目が点になったらしいが、社宅には泊めてあげるスペースがなく、

プリンスホテルに泊まらせた・・・

本音と建前って、ないの

と、泣いていた。

私も海外生活が長かった。

職場の上司と家族、同僚、大学のクラスメートetc 皆を我が家・・・といってもアパートだが・・・へ招待したものだ。

ホームパーテイー、持ち寄りパーテイー、色々だ。

ここ、日本でも、海外から来た人と御喋りして、親しくなったら、我が家へ招待している。

外国人にとって、「我が家へ招待される」ことこそ、

「友人として受け入れられる第一歩」

のような気がする。

「一緒にご飯を食べた仲

これが友情を深めるきっかけになってきた。

建前で「遊びにきてね!」

ということに、とても抵抗を感じるのは海外生活が長すぎたからなのか?

この話を荷出しをしながら高田さんにすると、

「日本人は本音と建前を使い分けるからね。腹黒い」

確かに。

そういう訳で、皆さん、私は、この点においては、もはや、日本人ではありません。

私が「遊びにきてね!」と言う時は、本心ですので。

よって、もし、答えが「YES!」なら、

即、具体的な「予定表」作りに入りますので、あしからず。

 

キュウちゃんは、日本茶に興味があるらしい。

八女茶と静岡茶の違いをとても知りたがっていた。

飲み比べてみるという。

お茶の棚前で20分あまりを過ごし、梅干し、漬け物などの説明をしていたら、30分も定時を過ぎていた。

傍目には御喋りして遊んでいるようにしか写らないだろうから、

定時に記入し、更衣室へ向った。

着替えて降りてくると、まだ、キュウちゃん達はお店にいて、

手招きしているではないか!

さらに5分お喋べりしてしまった。

英語の会話は気を使わず、自然体でいられる。

嬉しい!楽しい!大好き!

自然と笑顔になれる瞬間っていいなっ

時間は大幅にオーバーしたけれど、たとえ、お客さんとして来店しても、

私は同じことをするだろう。

すなわち、売り場ツアーガイド

 

翌日の今日、この出来事を矢木さんに話すと、

「そういう時は、副店長を呼んで、

『副店長、私はもう、時間がきましたから、帰ります。

あとの、接客は、お願いします!

って言って、帰るんよ!きっとまた、副店長の顔が引きつるよ!

うっひっひ!

二人で爆笑!

「岸辺さんには、遅くなるから、先に上がってもらいました」

と、私が言うと、

「今度、外人さんが来たら、『岸辺さん、お客様です!』って

言って、引き継いだら?ぎゃははは~っ

と、矢木さん。

 

「それがですね、岸辺さん、

『鈴木さ~ん!外人さんがいるから、お願いねえ~』って、

走って来たんですよ。先手を打たれたあ~

 

カトちゃんは、店内放送で、

「グロッサリーの鈴木さん、10番まで!」

って、呼び出しますしね。

そうそう、カトちゃんは、韓国語を勉強中とか。

「カトちゃんが韓国語をマスターしたら、私にも、教えてね!

と、頼んでおいた。

 

さて、次は、誰に接客お頼み申しましょうか?

指名を受けたら、逃げないようにね。

不安な方は、私の英会話教室へ、お越しくださいませ。

只今、生徒、募集中ですのよ。うふっ!

但し、子供英会話でっす。

将来は、店長室を貸しきって、

『グロッサリー担当者向け、接客用英会話』を

開設しましょうか?

必須科目になるといいですな。

ゴホン!

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