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ヒッグス粒子と見られる素粒子を発見か

2012-07-06 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日の報道は、「今まで存在の確認がされていなかった”ヒッグス粒子”と見られる素粒子を発見した」との国際的な研究機関の発表でもちきりであった。この発見は、今世紀最大級・ノーベル賞級の発見との事。
 発表(7月4日)したのは、日米欧などの国際的な研究グループが参加する欧州合同原子核研究機関(CERN)である。携わったのは2つの国際チームで、巨大な加速器を使って2000兆回余りの衝突実験により約2000個の未知の粒子が発見された。この新粒子が”ヒッグス粒子”と見られ、確率99.9999%以上で存在するとの結果を得たと言う。
 ◇巨大な加速器
 実験に用いたのは、一周27kmの円形加速器である。陽子同士を光速近くまで加速し、衝突させて分裂させる。分裂でヒッグス粒子などが飛び散る。ヒッグス粒子は瞬く間に他の粒子に変化するので飛び散った粒子の中から”ヒッグス粒子”の痕跡を集めて存在確率を割り出す。
 因みに、建設費は約1兆円(日本は140億円の出資)。数千人の科学者(日本からは100人以上)が参加しているプロジェクトである。
 ◇ヒッグス粒子
 ヒッグス粒子は、英国の物理学者、ピーター・ヒッグス氏が物理学の標準理論で存在を予言(1964年)した素粒子である。この素粒子は、宇宙を構成するすべての物質に”質量”を与えるものとして予言されたものである。
 ヒッグス粒子が存在しないとすると、宇宙初期の急膨張(ビッグバン、インフレーション)で素粒子は光速で飛び続けて静止できないし、物質(原子)が生まれない。つまり、今の様な宇宙、地球、人間も存在しない事となる。
 ◇素粒子
 物質の最小単位は原子、ではなく電子(素粒子)と原子核を構成する素粒子(基本粒子とも言う)。
 宇宙は、1960年代以降にまとめられた現代物理学の標準理論では、17種類(電子を含む)の素粒子から成ると予言されていた。

 

 今日は、雲が多く今にも雨が降り出しそうな天気。風もなく、蒸し暑い。
 垣根に清楚で涼しげな白い花が所々咲いている。ツバキに似た花、ナツツバキ。朝に開花し、夕方には落花する一日花だ。・・咲いた花を見る・・早起きは三文の得(徳?)かな。因みに、ある学者の研究調査によると、早寝早起き・早寝遅起き・遅寝早起き・遅寝遅起きのグループ分けで、健康(死亡率)等にほとんど差がないとの事。

Natutubaki07061  ナツツバキ(夏椿)
ツバキ科ナツツバキ属
別名は沙羅の木(しゃらのき)
落葉高木、樹高は10m~20m
開花時期は6月~7月(梅雨の頃)
 花色は白、花径は5cm位、花びらは5枚で雄しべの花糸は黄色
 夏椿(なつつばき)の名は、花の形が椿によく似ており、夏に開花することから
 別名の沙羅の木(しゃらのき)は、沙羅双樹(さらそうじゅ)と勘違いして付けられたとか


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