三陸ジオパーク推進協議会は、三陸海岸一帯を”ジオパーク”として整備するための「三陸ジオパーク構想」の申請書を、認定機関である日本ジオパーク委員会に提出した(4月22日発表)。
◆三陸ジオパーク推進協議会
協議会は、岩手県および青森県八戸市から宮城県気仙沼市までの
太平洋沿岸16市町村などの34団体で構成される。
協議会では委員会による現地調査(7月~9月)・審査などを経て、9月末の認定を目指す。委員会事務局によると、認定は年1回で、今年の申請は本件を含み10地域が申請したと言う。
◆三陸ジオパーク
認定されれば、南北300km、約6000km2に及ぶ国内最大のジオパークとなる。
見所のジオサイトは、浄土ケ浜・種差海岸など48カ所で、復興のシンボルとなる高田松原の一本松も含む。具体的地点を示すジオポイントには130ヵ所を選定した。
◆ジオパーク(英: geopark)
ジオパークとは、ジオ (geo- 、earth(地球)の意の連結形) に関わる様々な自然遺産(地層、岩石、地形、火山、断層など)を含む自然豊かな公園で、自然に親しむための公園である。
日本には、日本ジオパークネットワークがあり、2012年9月現在は25地域が認定(加盟)されている。
日本は、世界ジオパークネットワークにも加盟しており、5地域が認定されている。
洞爺湖有珠山ジオパーク:2009年8月加盟(日本:2008年12月加盟)
糸魚川ジオパーク:2009年8月加盟(日本:2008年12月加盟)
島原半島ジオパーク:2009年8月加盟(日本:2008年12月加盟)
山陰海岸ジオパーク:2010年10月加盟(日本:2008年12月加盟)
室戸ジオパーク:2011年9月加盟(日本:2008年12月加盟)
オオデマリを紹介したからコデマリも紹介しよう。両者は名前が似ているが、オオデマリ(ヤブデマリの園芸種)はスイカズラ科で、コデマリはバラ科であり類縁でない。
コデマリは小さな花が集合して小さな手毬(てまり)の様に咲いており、名前(小手毬)の由来でもある。白い小花が纏まって咲く、 ユキヤナギ(雪柳)やシジミバナ(蜆花)は、コデマリも属するシモツケ属である。中国(広東地方)原産で、古くに渡来し江戸時代初期から庭木などに利用され親しまれてきた。
コデマリ(小手毬)
別名:手毬花(てまりばな)
古名:鈴掛(すずかけ)
バラ科シモツケ属
落葉低木
樹高は1m~2m
中国広東地方の原産
開花期は4月~5月
花は白い5弁の小さな(径1cm位)花で、これが纏まって径3cm~5cm程の手毬状の花序(花の集まり)を作る
満開ともなると枝に沿ってびっしりと手毬状の花が付く