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噴出する水蒸気を推進力にする超小型人工衛星を開発

2019-07-09 | 科学・技術
 新聞(7月7日)の記事に、「水蒸気で動く小型衛星 東大など、宇宙ステーションで実験へ」とあった。
 東京大学の小泉宏之准教授らの研究チームは、噴出する水蒸気を推進力にする超小型人工衛星を開発した。危険な燃料を使わず小型化しやすい特色がある。2019年度中にも国際宇宙ステーション(ISS)に運んで実際の宇宙空間で性能を確かめる計画だ。
 重さ約1Kg、10cm角のサイコロ型の水推進エンジンを搭載する。真空状態で水を蒸発させ、エンジンの一端に開けた穴から噴出する。内部を真空にできる装置を使った地上での実験で、移動に必要な推進力が得られることを確認した。通信や制御装置などを合わせた人工衛星の重さは約4Kg。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の無人補給機「こうのとり」でISSの日本の実験棟「きぼう」に運び、宇宙へ放出する予定だ。推進装置を備えた従来の超小型衛星は高圧ガスや燃料を使う場合が多く、簡単に小型化できなかった。また安全性の観点からISSへの持ち込みが難しかった。
 「水を推進剤に使う超小型衛星用エンジン」については、2019年6月13日に発表されている。
 東京大学大学院新領域創成科学研究科の小泉宏之准教授や浅川純特任助教らは、水を推進剤とする超小型衛星用エンジンを搭載した実証衛星「AQT-D」を開発した。同エンジンは水を真空で蒸発させ発生した水蒸気を高速で排出することで推力を得る。衛星の軌道や向きをエンジンで修正し地球への落下までの時間を延ばすことで、地球周回軌道上にある超小型衛星の利用時間を長期化できると期待される。
 同衛星は国際宇宙ステーション(ISS)用物資補給船「こうのとり」8号機に格納し、2019年度中をめどに大型ロケット「H2B」で打ち上げられる。衛星はISS日本実験棟「きぼう」に運ばれた後、宇宙飛行士が操作するロボットアームとエアロックによって宇宙空間に放出される。その後エンジンの宇宙実証実験を行う予定だ
 「きぼう」からは既に、200機を超える超小型衛星が放出されたが、安全性の観点から燃料や高圧タンクが必要な推進装置を持つ衛星をISSに持ち込むことは難しく、長期間運用できる衛星はほとんどなかった。

 此の所、曇り~雨の天気。今日も曇り、朝に霧雨があった。気温は、最高気温21℃位、夏の服装だと寒さを感じる・・寒い。
 道路脇で、”マメグンバイナズナ”の白い小さな花が咲いている。花はもう終わりで、実が付いている。実は丸く平らで先端が少し欠けてる形で、”ナズナ(別名:ペンペングサ)”の三角形(三味線のバチに似てる)と異なる。
 名(マメグンバイナズナ)の由来は、果実の形からで、果実は扁平で丸く、これを相撲の行司の持っている「軍配」にみたてた。
 マメグンバイナズナ(豆軍配薺)
 アブラナ科マメグンバイナズナ属
 越年草
 北アメリカ原産の帰化植物、明治時代の中期に渡来
 開花時期は5月~7月
 枝先に総状花序を出し、径3mm程の緑白色の4弁花を多数つける
 果実は扁平な円形(径数mm)で、先端が少し欠けてる形
 果実は中央で仕切られ左右に、種子が1個ずつ入る。