九州大学藤野茂教授の研究グループは、加工が難しく単純な形状しか作製できなかったシリカガラス(石英ガラス)を、3Dプリンタにより超複雑形状で作製する技術を開発した(10月15日公開)。
シリカガラス(石英ガラス)は、光学的透明性、機械的強度、耐熱性、耐薬品性などの物性において優れるため、光学部品・電子部材・半導体製造工程における治具などとして活用されてきた。しかし、その強度や化学的耐久性の高さは加工を困難にするため、シリカガラスの加工製品は極めて高価になり、用途が限定されていた。
藤野教授の研究グループは、従来の加工技術では困難な形状を容易且つ安価に作製する技術を3Dプリンタに応用することに初めて成功した。今回の応用開発により、3Dプリンタならではの、超複雑形状、オンデマンドでの石英ガラス製品が作製可能となり、優れた物性を有するもののその加工が困難なため商用化できなかった用途への展開が期待される。
ポイント
〇1ミリメートル以下の精度で加工できるため、健康管理に使われるマイクロチップなどの材料に使える。
〇石英ガラスなどを溶かした特殊な液体に、紫外線を当てて形状を固める3Dプリンターの技術を確立した。
〇光を照射した後、セ氏1000度以上の熱で焼くと透明なガラスになる。液体から形を作ることで複雑な形を実現できる。
研究者からひとこと
3Dモデルのデータさえあれば、これまで不可能であった形状も本手法により実現可能となります。今後、ガラスは切削・加工を行うのでなく、目的の機能と形状へと作り上げることを目指します。これにより、新しいシリカガラスの新産業創出と社会的課題解決へ貢献できればと思っております。
今日は晴れ。気温は最高気温14℃、北海道では0℃以下が多い、暖かさに感謝。
駐車場の隅の”ナナカマド、実が赤く綺麗だな。葉はまだ残っている。
名(ナナカマド)の由来には諸説あり、有力な説は「堅い木で七度竃(かまど)にくべても燃えない」との説。”ナナカマド”の木は極上備長炭となる事が知られており、他の説に「7日ほど炭窯(すみがま)で焼くと良質の硬炭ができる木」からの説もある。
ナナカマド(七竈)
別名:山南天(やまなんてん)
学名:Sorbus commixta
バラ科ナナカマド属
落葉小高木
北海道~九州、朝鮮・樺太・南千島に分布
開花時期は5月~7月
枝先に複散房花序を出し、白い小さな花が沢山咲く
花弁は5枚、花色は白
成実期は9月~11月、球形の果実(径は数mm)
シリカガラス(石英ガラス)は、光学的透明性、機械的強度、耐熱性、耐薬品性などの物性において優れるため、光学部品・電子部材・半導体製造工程における治具などとして活用されてきた。しかし、その強度や化学的耐久性の高さは加工を困難にするため、シリカガラスの加工製品は極めて高価になり、用途が限定されていた。
藤野教授の研究グループは、従来の加工技術では困難な形状を容易且つ安価に作製する技術を3Dプリンタに応用することに初めて成功した。今回の応用開発により、3Dプリンタならではの、超複雑形状、オンデマンドでの石英ガラス製品が作製可能となり、優れた物性を有するもののその加工が困難なため商用化できなかった用途への展開が期待される。
ポイント
〇1ミリメートル以下の精度で加工できるため、健康管理に使われるマイクロチップなどの材料に使える。
〇石英ガラスなどを溶かした特殊な液体に、紫外線を当てて形状を固める3Dプリンターの技術を確立した。
〇光を照射した後、セ氏1000度以上の熱で焼くと透明なガラスになる。液体から形を作ることで複雑な形を実現できる。
研究者からひとこと
3Dモデルのデータさえあれば、これまで不可能であった形状も本手法により実現可能となります。今後、ガラスは切削・加工を行うのでなく、目的の機能と形状へと作り上げることを目指します。これにより、新しいシリカガラスの新産業創出と社会的課題解決へ貢献できればと思っております。
今日は晴れ。気温は最高気温14℃、北海道では0℃以下が多い、暖かさに感謝。
駐車場の隅の”ナナカマド、実が赤く綺麗だな。葉はまだ残っている。
名(ナナカマド)の由来には諸説あり、有力な説は「堅い木で七度竃(かまど)にくべても燃えない」との説。”ナナカマド”の木は極上備長炭となる事が知られており、他の説に「7日ほど炭窯(すみがま)で焼くと良質の硬炭ができる木」からの説もある。
ナナカマド(七竈)
別名:山南天(やまなんてん)
学名:Sorbus commixta
バラ科ナナカマド属
落葉小高木
北海道~九州、朝鮮・樺太・南千島に分布
開花時期は5月~7月
枝先に複散房花序を出し、白い小さな花が沢山咲く
花弁は5枚、花色は白
成実期は9月~11月、球形の果実(径は数mm)
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