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タンパク質でナノスケールのサッカーボール型分子を構築

2018-09-24 | 科学・技術
 慶應義塾大学理工学部川上了史専任講師と宮本憲二教授、および信州大学繊維学部新井亮一准教授らのグループは、分子が自発的に組み上がる自己組織化という現象を利用して、サッカーボール形状のタンパク質ナノ粒子「TIP60」の構築に成功した(9月6日)。
 「TIP60」は、直径22 nm程度で内部が空洞の均質な球状分子である。サッカーボールの形状は、切頂20面体と呼ばれる多面体で、人工融合タンパク質が60個集まってできる性質を表して「TIP60:Truncated Icosahedral Protein composed of 60-mer fusion-protein」と命名した。内部の空洞に小さな有機化合物を導入することや、TIP60同士を集合させてより大きな構造を作り出すことができる。これから、薬物を導入したナノカプセルとしての利用、新たな分子構造を持ったナノ材料を作り出すためのナノブロックとしての利用など、ナノテクノロジーの発展に寄与することが期待される。
 研究のポイント
  自然界に存在する2種類のタンパク質を連結した、人工融合タンパク質を作製した。
  60個の人工融合タンパク質が自発的に組み上がって中空のサッカーボール形状の分子(TIP60)になる。
  小さな化合物を「TIP60」の内部空洞に導入できる。
 「TIP60」には全体的に負電荷を帯びており、正電荷を持つ物質を加えることで、「TIP60」同士もさらに集合させられる。集合は、ランダム凝集でなく、一定のルールにしたがった集合過程であり、さらに巨大な分子構造を構築する際の部品としての利用も期待される。
 ◆人工融合タンパク質
 複数のタンパク質が、遺伝子工学の技術によって連結され、一分子のタンパク質となったもの

 今日の天気は晴れ。明日は雨の予報。なので、午前に畑、春に咲く球根を植える準備。
 散歩で、”ツリバナ”の赤い実を見つけた。熟して裂開し朱色の種子が見え、朱色の種子は5個程。
 この様な果実の様子が似ているニシキギ属には、”ツリバナ”の他に”ニシキギ””マユミ””マサキ”がある。
  ツリバナ:朱色の仮種皮に包まれた種子が5個
  ニシキギ:種子が2個で、枝に板状のコルク質の翼(よく)がある
  マユミ:種子が4個
  マサキ:常緑樹、種子が4個
 名(ツリバナ:吊り花)の由来は、見た通り長い果(花)柄の先に花や果実を吊るした様な姿から、と言う。
 つりばな(吊り花)
 ニシキギ科ニシキギ属
 落葉低木
 開花時期は5月~6月
 葉の脇から長い柄を出し、径1cm程の緑白色~淡紫色の花が咲き、集散状に垂れ下がる
 9月頃に蒴果(さくか)は熟して裂開し、赤色の種子を現す



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