岡山大沈建仁教授のチームが、「細菌の体内で行われる光合成で光エネルギーを吸収して伝達する役割を持つ物質の正確な構造を明らかにした」(5月26日までに英科学誌ネイチャーに掲載された)。
この物質は「LH1-RC」と呼ばれる膜タンパク質複合体で、太陽光を吸収するとともに二酸化炭素(CO2)などから糖を合成する反応に必要な電子の伝達に当たっている。
この、光を集める複合体が、電子伝達を担う複合体の周りを取り囲むような構造になっていることが、これまで分かっている。チームは、温泉地で採取した、光合成を行う細菌の一種から「LH1-RC」の結晶を作り、大型放射光施設「スプリング8」を利用して高い分解能で解析した。これで、「LH1-RC」を構成している色素「バクテリオクロロフィル」やタンパク質などが、あらゆる方向から来た光を同じ効率で吸収できるように配置されていることが判明した。
光エネルギーを高い効率で吸収するメカニズムの解明につながり、太陽光の効率的な人工利用や人工光合成に役立つ成果。沈教授は「光エネルギーを効率良く集めて利用する、一つのヒントを示せた」と話している。
◆スプリング8
SPring-8とは、兵庫県播磨科学公園都市にある世界最高性能の放射光を生み出すことができる大型放射光施設。
放射光とは、電子を光とほぼ等しい速度まで加速し、磁石によって進行方向を曲げた時に発生する、細く強力な電磁波のこと。この放射光を用いて物質の原子・分子レベルでの形や機能を調べる事ができる。
今日の天気は曇。晴れもせず、雨も降らず、の様子。
散歩道沿いのお庭で、4月に”ジューンベリー”の花が咲いた。今日の様子は、花が実となり、実が赤く熟し始めている。名(ジューンベリー)の如くに、6月(june:ジューン)に実が熟す。あと2週間~3週間程で真っ赤に熟す。
”ジューンベリー(June berry)”と呼んでいるのは、ザイフリボク属の同じ様な果実が付く種の総称である。”ジューンベリー”は”アメリカザイフリボク”とも呼ばれる。ザイフリボクとの違いは、ザイフリボクは雄しべが20個・雌しべの花柱が5個で下部が合着している、”アメリカザイフリボク(ジューンベリー)”は雄しべが18個、1つの花柱の先が5分裂している。
ジューンベリー
別名:アメリカザイフリボク
バラ科ザイフリボク属
落葉性広葉樹、低木
原産地:北アメリカ北東部
開花時期:4月~5月
花は5弁で白色、果実は6月頃に熟す
この物質は「LH1-RC」と呼ばれる膜タンパク質複合体で、太陽光を吸収するとともに二酸化炭素(CO2)などから糖を合成する反応に必要な電子の伝達に当たっている。
この、光を集める複合体が、電子伝達を担う複合体の周りを取り囲むような構造になっていることが、これまで分かっている。チームは、温泉地で採取した、光合成を行う細菌の一種から「LH1-RC」の結晶を作り、大型放射光施設「スプリング8」を利用して高い分解能で解析した。これで、「LH1-RC」を構成している色素「バクテリオクロロフィル」やタンパク質などが、あらゆる方向から来た光を同じ効率で吸収できるように配置されていることが判明した。
光エネルギーを高い効率で吸収するメカニズムの解明につながり、太陽光の効率的な人工利用や人工光合成に役立つ成果。沈教授は「光エネルギーを効率良く集めて利用する、一つのヒントを示せた」と話している。
◆スプリング8
SPring-8とは、兵庫県播磨科学公園都市にある世界最高性能の放射光を生み出すことができる大型放射光施設。
放射光とは、電子を光とほぼ等しい速度まで加速し、磁石によって進行方向を曲げた時に発生する、細く強力な電磁波のこと。この放射光を用いて物質の原子・分子レベルでの形や機能を調べる事ができる。
今日の天気は曇。晴れもせず、雨も降らず、の様子。
散歩道沿いのお庭で、4月に”ジューンベリー”の花が咲いた。今日の様子は、花が実となり、実が赤く熟し始めている。名(ジューンベリー)の如くに、6月(june:ジューン)に実が熟す。あと2週間~3週間程で真っ赤に熟す。
”ジューンベリー(June berry)”と呼んでいるのは、ザイフリボク属の同じ様な果実が付く種の総称である。”ジューンベリー”は”アメリカザイフリボク”とも呼ばれる。ザイフリボクとの違いは、ザイフリボクは雄しべが20個・雌しべの花柱が5個で下部が合着している、”アメリカザイフリボク(ジューンベリー)”は雄しべが18個、1つの花柱の先が5分裂している。
ジューンベリー
別名:アメリカザイフリボク
バラ科ザイフリボク属
落葉性広葉樹、低木
原産地:北アメリカ北東部
開花時期:4月~5月
花は5弁で白色、果実は6月頃に熟す
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