まずはこの写真をご覧ください。
ん?
DAIWA14カルディアですね。
それと、
SHIMANO KISU BBです。
題名に偽りか?
久々のゴムボート出航ネタではなかったのか?
いえいえ、出航しましたとも。
3月15日の日曜日、浮いてまいりました。
実に1月24日以来、50日ぶりのゴムボートです。
いやー、長かった!
で、気合入りまくり!!!
途中でビル・ジャックさんを追い越したことすら気づかず、
超ハイテンションで現地入りしたのはAM4:30でした。
僕以上のハイテンションはたーさん&ミーサンご夫妻。
既に準備がほぼ完了しています。
日の出はAM5:48です。
じっくり時間をかけて準備。
ビル・ジャックさんも到着。おー、ぎっくり腰から2ヵ月半の療養を経て復活ですね。
遅れて日野さんチームも到着しました。
天気予報は曇りで一時雨。
午前中は東よりの穏やかな風が吹き、午後から南風に変わる予報。
つまり、南向きの太平洋に浮かぶ我々としては、
午前中勝負の可能性が高い予報でした。
準備完了!
新艤装がばっちり決まっています。
AM6:00、たーさんミーサンに続いて岸払い。
時間とともに海が荒れると予想して、沖に向かって一気に進みます。
しかし、けっこう波とうねりがあります。
風はたいしたこと無いのに、不自然な三角波のような波があちこちで見られ、
少しスピードを出すとうねりの頂点から底に向かって船底が打ち付けられてすごい衝撃です。
さらに全開にすると波に乗って飛ぶように進むため、信じられないほどのスピードが出ます。
スピードが出て、さらに衝撃が強くなり、艤装のあちこちがミシミシと音を立てます。
朝の海況はこんな感じでした。
そして驚きの事実が…。
水温が、なんと12.7℃です。
日野さんもぐっちゃんも、けっこう寒い季節にヒラマサをゲットしていますが、
かつて12度台で釣った経験はありません。
どんなに下がっても、13度以下にはめったにならない外房ですが、
それゆえか13度を割ると魚も口を使わないのです。
経験上、13℃が最低条件で、15℃で活性が上がり、17℃位がピークで、
20度を越すとまた食いが落ちる、という感じでしょうか。
それなら、ヒラマサはダメでもブリやワラサを…ということで、
沖のジギングポイント周辺を丹念にジグりました。
所々で中層から海面にかけて、大量のベイト反応があります。
ボトム付近にも反応が出ることがありますが、
どちらかというと40~50mくらいのやや深いところで、上層部にベイト反応、というのが
この日のパターンでした。
それなら、とチョイ投げしてナナメ引きジギングを試したりと、
いろいろなパターンをやってみましたが、どうにも不発。
沖の水温も12.8℃。
一言で表現するならば、
「釣れる気がしない海」でした。
微妙な荒れ具合がわかるでしょうか?
そして、写真ではわかりにくいですが、
ここに来るまでの衝撃で、写真下部に写っている魚締め用のプラケース、
ドカットと腰掛け板に挟まれて、衝撃で蓋が割れてしまいました。
ほんと、9.8馬力はよく物を壊します。
しばらくジギングで頑張ったのですが、どうにも反応が悪く、
ジグにおさわりが2、3回あった程度でした。
しかも、何かのスレ?という感じで、
魚が咥えた感はゼロでした。
これはシャローも期待できないと感じつつ、
浅場に移動し、キャスティングを試しましたが、
キャスティングで誘い出すには水面がざわつきすぎていて、ちょっとつらい感じ。
水温も当然低いままです。
そのうち雨がポツリポツリ・・・。
幸い本降りにはなりませんでしたが、この雨と同時に東風が南風に変わりました。
この海域は南風が吹くと波が大きくなります。
出航場所は入り江になっていますが、南風が強く吹くと、
入り江に大きな波が出て、船が出入りできなくなることもあります。
我々は北風が強く吹いてもけっこう粘って釣りを続けますが、
南風が強くなると一気に撤収に向かいます。
AM10:00になって、
入り江近くでもこんな感じで波立って、かなり釣りづらくなってきました。
予報よりも2~3時間早い風向きの変化です。
ここでストップフィッシング。
不完全燃焼ですが仕方ありません。
撤収です。
出航場所に戻ると、たーさん&ミーサン、ビル・ジャックさんは既に戻っていて片づけをされていました。
唯一頑張っていた日野さんも11:00ころには沖上がり。
体感的に自己最高速が出たのではないかと思っていましたが、
確認してみると32.2km/hを記録していました。
この速度でうねりのトップから下に落ちていくわけですから、そりゃ衝撃も激しいですよね。
結局、日野さんのお友達がタイラバで真鯛を1尾あげたのみ。
春シーズン緒戦は厳しい結果となりました。
さて、ここでもう一度この日の艤装を振り返ります。
矢印に注目。
実は、水温が低いという情報を前もってキャッチしていたぐっちゃんは、
ボウズ逃れにエビ餌を用意していました。
リーディングのひとつテンヤロッドとセフィアCI4も車に積んでいったのですが、
トップガイド部分が折れたキスロッドと
11カルディア2508の組み合わせをボートに持ち込みました。
リーディングよりも短くて取り回しがいいため、サブ程度の扱いの時にはこのキスロッドが活躍します。
で、先日作成した改良型尻手ロープを、
ジギング&キャスティングタックルにはしっかりつけていたんですが、
このキスロッド+カルディアには面倒なのでつけませんでした。
写真をよく見ると、すぐ横の
グラップラー+オシアカルカッタのベイトジギングタックルには尻手ロープがついていることがわかります。
で、この状態でけっこう波が荒い中を沖まで全速力で飛ばしたわけです。
何度も空を飛ぶようなスリリングな航行だったのですが、
どこかでこのキスロッド+カルディアも飛んだのでしょう。
沖のジギングポイントについてタックルを確認すると、1本足りません。
先日買ったMCワークス583SSもヤマガのBlue Sniperもちゃんとあります。
でも、キスロッド+カルディアが無いんです。
「またやってしまった・・・(泣)」
本当に学習しませんね。
恥ずかしいので記事にしないで黙っておこうかと思ったのですが、
こんな美味しいネタを隠すわけには行きません。
本音…リーディングを持ち込まなくてよかったー(汗)
で、今日の帰り道、日本橋のキャスティングに寄ってみたところ、
「ダイワ製品が4月から値上げです」
「今なら5000円以上のロッド&リールが10%OFF」
どうしてこんなにタイミングよく値引きしてくれちゃってるんでしょうか?
で、最初の2枚の写真となったわけです。
今回買ったのは、
ダイワ(Daiwa) 14 カルディア 3012H | |
と、
SHIMANO(シマノ) KISU BB M180 | |
です。
もともとが10000円以下で買ったダイワのキスロッドと、
半額で買った型落ちの11カルディアでしたから、
同種ではありますが、少しグレードアップになりました。
リールはこのロッドだけでなく、シーバスロッドと組み合わせて
ショアジギングなどにも使いますので、少々オーバースペック気味のものを。
PE1.5号が200m巻けるサイズが欲しくて、
今までの2508よりワンランク大きい3012Hにしました。
本当にキスをチョイ投げで狙うなら、アルテグラの2000番がありますしね。
3012Hは2508より40g増量ですが、それでも260gしかありません。
バイオマスターの2500クラスとほぼ同等です。
シマノ、早くバイオをテコ入れしないとやばいよー。
キスロッドはけっこう重い錘にも耐えるので、
サビキ釣りからライトビシ釣り、その気になれば泳がせヒラメ釣りなど、
いろんな釣りに流用できます。
もちろん投げ用ですから、ライトルアーフィッシングもOK。
穂先がソリッドだから敏感で、でも重い錘にも耐える万能竿。しかも安価です。
アジング&メバリング用に持っている14カルディア2004がとても使いやすいので、
今回もカルディアにしてみました。
リールはシマノ、を公言していますが、11バイオは設計がもう古いし、
レアニウムまで行くとワンランク高いし…。
そもそもメインの釣りで使うわけではないので、このくらいが分相応かな、と。
本当はNewツインパワーのC3000あたりが欲しいんですけどね。
ロッドは今回、ダイワからシマノへチェンジしました。
ダイワの新製品
ダイワ キス X M-180 | |
のほうが安いし、今までのロッドの後継なのですが、
持ったり振ったりした感じはシマノのほうがシャンとしていて、頼りがいがありそうでした。
もともとキスだけに使うつもりは無い、汎用竿に汎用リールですから。
で、カルディア2004と3012を並べてみました。
ロッドは、
ロッドにセットしてみると、
上が月下美人MX-Ajing74Lとカルディア2004、下がKISU BB M180とカルディア3012Hです。
こうやって見ると、2004と3012がほとんど同じくらいに見えますね。
2004は205g、3012Hは260gでその差55gです。
普段ステラSWの6000だとか14000だとか使っている身としては、
「両方軽い」
としか言えませんが、3012Hはハイギアなのに回転もスムーズでGoodですよ。
え、反省が見られない?
そんなことはありませんよ。
次回からは全てのタックルを尻手ロープでがっちり止めます(今回もやっておけ、って話ですね)
さすがに、3年弱で5タックルは自己嫌悪です・・・。
いや、めげませんよ!
黒潮が蛇行して外房に近づけば、必ずヒラマサ爆釣しますから。
次回こそちゃんとした釣行記を書きたいと思います!
それではまた おやすみなさい