オオマサ勝負本命の師走です。
昨年は12月に入ってトップのヒラマサが絶好調でした。
このタイミングで、MCワークスNB583SSとBlue Sniper80/5が復活!
もう、行くしかないでしょ、という事で、
7日の月曜日(つまり今日です)、残っていたフレックス休暇(夏休みの一部です)を取得し、
6日日曜日終日釣りができる体制を整えました。
思ったような結果が得られなかった場合には、車内泊連浮も辞さない覚悟で、
携帯ガソリン缶10リットル、入浴&着替えセットまで車に積み込んで、
まさにやる気満々でした。
3~4日は北海道近辺に存在した爆弾低気圧の影響で波風が強く、
けっこう荒れたはず。
ひょっとしたら濁りも入っていい感じになっているかと思いました。
AM6:30ころに日の出なので、AM5:00に着けば十分だと思ってゆっくり出発。
現地に着くと、カートッパーあひさんとあひさんのパートナー宮ちゃんが既に到着して仮眠中。
あ、あひさん、2級船舶操縦免許取得おめでとうございます。
この場で改めてお祝い申し上げます。
またビル・ジャックさんも既にボートをほとんど準備し終わっていました。
「あれ?遅いですね。」
なんて言われてしまいましたよ。
いやいや、ぐっちゃんは気合十分だって!
あひさんやビル・ジャックさんはそれ以上のやる気を見せているという事でしょう。
準備を進めていく間に、ゴムボートと違って準備が楽なFRP勢も到着です。
イサキ大王改めヒラメ帝王となったパーフェクタータダノさん。
「房総の暴れん坊」「泳がせの魔術師」などの名を欲しいままにしている絶好調男・ステキチさん。
先週Team Gucchan(ぐっちゃんファミリーとも言う)にめでたく入隊したNEOカワノさん。
エボシ450で参戦のワダさんはお子様も一緒。
聞けば、ぐっちゃん以外みな泳がせでヒラメ狙いとのこと。
「釣れる魚を釣る」は鉄則ですが、ヒラマサ狙いのぐっちゃんはここで孤立。
いや、めげませんよ!
日の出とともに次々と出航して行き、最後になってしまいました。
上の日の出は湾内で写した写真なのですが、けっこう波がありますよね。
実は朝からとても強い北風が吹いていました。沖に行くのはとても無理。
予想に反してほとんど濁りはありません。どちらかといえばスケスケです。
今日はタイラバの出番はなさそうです。
しばらく進むと、湾口近くのヒラメポイントに船団が見えました。
遠くから見ると、遊漁船の船団のように見えますが、近づいても小さいまま。
まさにミニボート船団(笑)です。
ぐっちゃんはヒラメ釣りの邪魔にならないように、少し離れた浅場のポイントでキャスティング開始です。
水温は18.6度と先週より2度ほど下がりました。黒潮が少し離れたかもしれませんね。
先週同様投げまくります。
ひと流し、ふた流し…。
AP7:30ころ、最初のアタリが!
「バコッ!」
水面が盛り上がって魚体が見えました。
次の瞬間、
「グググッ」
手元に魚がルアーを咥えた感触がはっきりと伝わります。
「よっしゃー!」
「スカッ」
「・・・???」
あれだけはっきりと魚信が伝わってきたのに、すっぽ抜けです。
フッキングしませんでした。
本当に、ヒラマサという魚は餌(ルアー)を食うのが下手なんです。
でも、魚がいることはわかりました。
先週の終日ノーチェイスより全然マシです。
その後、再度チェイスがありましたが、これもちゃんと食べてくれなくてすっぽ抜け。
トホホ・・・。
朝まづめが終わり、移動開始です。
2箇所目、3箇所目…。
終始体感10m/s近い強風が吹いています。
風裏のポイントを全て検証したところ、時刻は既にAM10:00近くなっていました。
予報では時間とともに風が弱くなり、午後から凪になるはずでしたが、
なかなか風が納まってきません。
今日は一日中釣りができます。結果次第では翌日に延長可能です。
ここで体力を無駄使いするよりも、風が弱まる午後に勝負をかけよう、と決めました。
AM10:15~11:45まで出航場所に引き返し、車の中で仮眠。
仮眠と書きましたが熟睡していました。
よく1時間半で目が醒めてくれたものです。
車の外に出ると風は幾分弱くなっています。これなら沖に行けそうです。
AM11:45、再び出航。
まずはジギングポイントへ。
風と潮の関係で、風の強さほど激しく流されません。
これは先週と同じです。風と潮が逆なので、相殺されてボートが流されなくなります。
ベイトは底の方にけっこういます。
中~上層にイワシやサンマの反応があれば爆釣するのですが、
低層のベイトはあまりよろしくありません。そもそも、ベイトフィッシュかどうか怪しいです。
青物反応はほとんどなし。
MCワークスNB583SSの復帰戦です。
やっぱりこのロッドはいいです。
個人差がありますが、ぐっちゃんのしゃくりにはこのロッドがぴったりなんです。
気持ちよくしゃくりますが、全然アタリはありません。
そのうち風がどんどん弱まり、ボートが根の上に止まってほとんど動かなくなりました。
操船の必要がなく楽チンですが、
潮がとんでもないスピードで動く事もある沖のポイントで、
ゴムボートが何もしなくても停止しているなんて…。
釣り易い=釣れる、ではありません。これは釣れないパターンです。
PM2:00、2時間の本気ジギングもノーバイトで終了。
本来ならこの時点で納竿でしょうが、この日は夕方までやる、と決めていました。
日の入りまで残り2時間。
もう一度シャローに移動し、トップで勝負です。
既に日が傾き、残り時間が少ない事を伺わせます。
海はご覧のように穏やかになっています。
うねりはありません。
細かい波がありますので凪ではありませんが、トップ釣りにはベストのコンデションです。
ぐっちゃんがここまでがんばれたのは、朝のバイトがあったからですね。
1箇所目、いい雰囲気なのですが、風が弱く潮流も沖ほどないため、
ボートが思うように流されません。
ここは粘ることなく移動です。
2箇所目、ベイト反応があるポイントを見つけて投げてみます。
そして数投目、やっとその時が来ました。
「ブォッコォゥッ…」
次いで、
「グググンッ!」
と強烈な魚信が手元に伝わり、
「ウォーリャ!」
と大合わせ。遂にフッキングしました。
強烈なパワーが全身を覆います。
ステラSW14000のドラグは6~7kgでしょうか、このパワーでもほとんど鳴りません。
この日のロッドはMCワークス、SEVEN MILES777CR、ドラグMax13kgのツナロッドです。
驚いたのはそのロッドの反発力。
ヒラマサのパワーをもろともせずに、曲がったロッドの反発力で一気に浮かしにかかります。
おそらく、Blue Sniperならもう少し苦労していたであろうこのヒラマサを、
あっという間にこちらの優位な体制に持ち込みました。
さすがにかなり近づいてから最後の抵抗を見せたヒラマサに、
ステラのドラグが「ジジジ・・・」と鳴りましたが、そこでジ・エンド。
ようやく秋シーズンのトップヒラマサゲットです。
ついでに、
セブンマイルズ777CRも入魂完了!
まさに、
「粘り勝ち!」
ですね。
ヒラマサ釣りの極意、 「釣れるまで止めない」は今日も生きていました(爆)
最近手に入れたメジャーを使って撮影しようとしましたが、ヒラマサが暴れてうまくいきません。
ちなみに、84cm、5.4kgでした。
せっかくの時合です。
もっとデカイのを釣りたい!
早々に血抜き処理をして、再度キャスティングを再開しました。
次の流しで、モンスターがアタックしてきました。
バシャーンと水柱を作って飛びついてきたヒラマサは、10kgをはるかに超えるモンスターでした。
が、
「食うのがヘタ」
で、またしてもフッキングせず。
あんなのがかかっていたらシャレにならないなーと思いつつ、超残念!
もう一度流しなおしです。
20分ほど粘ってみましたが、その後ヒラマサからの魚信はありませんでした。
改めて、海上でブツ持ち写真を自撮りします。
これにて納竿です。
PM3:30、沖上がり。
この1本で、車内泊連浮は回避されました(笑)
出航場所に戻ると、ステキチさんとビル・ジャックさんがまだ片づけをしていました。
情報では、タダノさんがヒラメ3枚で竿頭、ステキチさんもヒラメをあげて、
ビル・ジャックさんは安定のウツボ(爆)
3人で暗くなるまで釣り談義で盛り上がりました。
風が強かったため距離はあまり走っていませんが、
休憩時間1時間半を含め9時間コース、
2時間ジギング、5時間キャスティングというハードな釣りでした。
真っ暗になるまでかかってゆっくり片づけをして、PM6:00頃に帰路へ。
この時間になるとほとんど渋滞もなく、スムーズに帰宅できました。
84cmのヒラマサ、シンクもまな板も小さく見えますね。
サランラップと比較してみた1枚です。
本日月曜日、釣行予備日として休みをもらっていたぐっちゃんは、
このヒラマサを捌いて半身を我が社の研究所に届けました。
研究所の食堂で刺身にして、研究所員にふるまわれたそうです。
我が家に残った残りの半身、さてどうやって食べましょうか。
残り少ない秋マサシーズン、次の釣行が楽しみになってきました。
それではまた おやすみなさい