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2019年も残り1日となりました。
今回が2019年最後の更新となります。
1年間お付き合いただきありがとうございました。
というわけで、釣り納めに行かなければなりません。
12月27日から年末年始休暇に入りましたが、
27~31日でボートが出せそうな予報なのは29日(日)だけです。
これはかなり混雑するだろうなーと思いながら、29日釣行を決めました。
同行は相棒I君。
彼は27日に遊漁船に乗る予定でしたが、強風で断念してのリベンジです。
道中、外気温は-1℃まで下がりました。
本格的に冬になりましたね。
5:30に現地着。
まだ前日入りして車内泊のビル・ジャックさんがいるだけ。
程なくライジンさんなどのやや大型のボートが登場、
やはり混雑を見越しての早めの到着でしょう。
その後、ケンマリーンさん、ステキチさん、saiさんなどけっこうな数が揃いました。
日の出時刻に出航、
風は比較的弱いのですが、海はけっこう波立っていてうねりも残っています。
27日、28日はとても強い風が吹き荒れましたから、
その影響が残っているのでしょう。
この日は前回のリベンジと決めていました。
またまたキャスティング縛りです。
そもそも、北風がよく吹くこの季節、沖に行くのはかなり大変。
できれば、風裏になる岸寄りで釣りがしたい。
という事で、前回釣行時にヒラマサをかけた東のポイントから攻めてみましょう。
なんと水温は20.8℃!
驚きの高水温ですね。黒潮が接岸しているのか?
港の中は前日までの影響で海水が濁っていたのですが、ポイントまで来るとそうでもありませんでした。
「これは行けるかも!」
ひと流し目、うねりが砕けて岩に当たって大飛沫ができるすぐ手前のポイントで、
早速来ました!
プラグの後ろを黒い影が追いかけているのが見えました。
「よし、来いっ!」
その後すぐに、
「バシャーーーン」
「よっしゃ、キター―――ッ!」
ずっしりとロッドに重みが乗ったところで大アワセ!
がっしりフッキングしました。
「お?重い!」
デカモンと言うほどのパワーではありません。
ツインパワーSW14000XGのドラグはチリッとも鳴りません。
でも、不思議な重さがありました。
「???大きいのか?」
変に暴れまわる魚の姿が見えたところでI君が…、
「あ、スレだ!」
なんと、口ではなく体の側面にフッキングしていました
しかも、
「ヒラマサじゃない!ワラサ!?」
朝イチで釣り上げたのはスレがかりしたワラサでした。
「おめーじゃねーし!」
サイズもいまいちで65cmくらいでしょうか?
外房ではワラサではなくサンパクなんて呼ばれるサイズです。
我が家には25日に釣ったヒラマサの切り身がまだ残っています。
半身は西京漬けにしましたから正月用の魚もOKです。
そもそも、もうワンサイズ大きくなければワラサも美味しくないでしょう。
「うーん、リリース!」
というわけでこのワラサは写真を撮ってバイバイしました。
朝イチでしたからまだまだチャンスはあると思っていました。
風は徐々に強くなってきましたが、ボートは1~2km/hくらいで沖に向かって流され、
適度なさざ波が海面を覆っています。
いかにもトップでヒラマサが飛び出してきそうな雰囲気です。
今回は写真がありませんが、ベイト反応もポツポツあって、
いい感じだったんです。
でも、あたりません。
時間だけが過ぎていきます。
東のポイントに見切りをつけて、中央のポイントへ。
少し沖目に移動すると風によって作られた波がけっこう大きくなります。
「だんだん釣り辛くなってきたなー」
このまま沖に進めばジギングポイントです。
でも、今日はキャスティングと決めていました。
沖に行けばますます釣り辛くなるだろうという事もありましたけど。
一旦岸寄りに戻って皆の様子を確認します。
まずはヒラメ銀座へ。
おー、ステキチさんはナイスサイズのヒラメをゲットしていました。
さすが泳がせの魔術師!
ベイトが少ない中でしっかり本命をゲットするあたりはさすがです。
ビル・ジャックさんはアジ場からヒラメ銀座へ移動中でした。
どうもアジ場に良いベイトが少なかったそうです。
我々はどうしようか悩みましたが、西に舵を切りました。
ヒラマサキャスティングを始めたころ、かなりいい思いをしたマル秘ポイントへ。
ここは相当な強風でも、北風なら釣りになる冬場の優良ポイントなんです。
ひと流し目、I君の声が…。
「おおーっ、追ってる、追ってる!」
そして、
「食えっ!よし、食ったー!」
「あれ?乗らない」
「また追ってきたー、また乗らない!」
一人芝居ですか?
おかげでI君のルアーをまじまじと見ることができました。
「また来たっ!よしっ!今度こそ食ったー!!!」
がっしり合わせてファイト開始するI君。
トップは魚が見えるし、ボートから近いところで当たることも多いので、
見ていて楽しいですよね。
それほど大きなサイズでは無いようで、
ヒラマサキラーはなんなく魚を寄せてきます。
ぐっちゃんがフォローしてネットイン!
70cmくらいでしょうか。
黄色の体側面が非常にきれいなヒラマサでした。
実はI君、NEO-Gucchan号でさんざんヒラマサを釣っていますが、
全てジギング。
トップで釣ったのは初めてでした。
そもそも、今までほとんどトップをやっていませんでしたからね。
血抜き後に計量したらちょうど3kgありました。
先週のぐっちゃんとほぼ同じサイズですね
このサイズしかいないのか?
いや、大物も入っているはずだ!
がぜんやる気が出ます。
2流し、3流し…、
ついにその時がやって来ました。
それまでのように魚が追ってくるのは見えませんでしたが、
例によって海面がググッと盛り上がり、
その後に、
「ブォッコォーーーーーン!!」
そう、ボコーンでもバシャーンでもなく、ブォッコォーーーーーン!!です。
がっつり合わせて、しっかりフッキング!
その後の初突っ込みに堪えます。
と思ったのですが、
ぐっちゃんは片足で立ち、もう片足はシートの上に片膝付いた形で投げていました。
簡単に言えば踏ん張りがきかない格好です。
「グ、グググググーーーーーーン!」
ものすごいパワーです。
ツインパワーSW14000XGのドラグはおそらく5~6kg、
そんなに簡単には鳴りません。
その分、ぐっちゃんの体にもろにパワーが伝わります。
「あ、ヤベッ」
最初の突っ込みに体が耐えきれず、そのままシートの上に倒れてしまいました。
でもロッドは離しませんよ。
「グググー――――ッ!」
2回目の突っ込みです
「ジジジーーーッ」
ここでツインパワーのドラグが鳴りました。
デカモン確定です。
暴れまわる魚をロッドのパワーでいなしながら、徐々に巻き上げにかかります。
15kgとか20kgのヒラマサなら、巻くどころがどんどん出されてしまったりもするのでしょうが、
これはそこまでではありません。
一気に敵がボートの下に入り込み、左舷側から右舷側に移動しました。
ぐっちゃんも体の向きを変えましたが、
その時に足を引っ掛けてまた転倒(笑)
その後なんとか魚を浮かせました。
「おお、ナイスサイズです!」
I君がそう言いながらランディングしてくれました。
久々のトップサイズの大物です。
ピンボケですがデジタルメーターの数字は6.8~7.5kgを示していました。
このサイズを片手で持ち上げて写真を撮るのは難しいです(汗)
どうしても尾が床に着いたり、ボートが揺れたりして数字が止まってくれません。
10kgオーバーならもう少しちゃんと計量しますが、今回はそこまでではないので、
7kgオーバーという事で良しとしましょう。
いつもの水くみバケツでは頭も入りません(笑)
内寸70cmのクーラーに、尻尾を切ってナナメに入れてようやく納まりました。
このデカモン、締めた後にちょっと後悔。
我が家は帰省に向け既に大掃除に入っていて、
これを捌いたら奥さんが鬼になるでしょう。
ましてや、この魚、どう処分する???
正月用の魚はもうあるんです。
帰り際、ビル・ジャックさんに挨拶をしたら、
「青物禁止令は出てないですか?」
とお声かけいただきました。
商談成立。
ビル・ジャックさん、美味しく食べてやってください。
ちなみに記事には書きませんでしたが、追いかけてきたりアタックして乗らずというパターンが、
ぐっちゃんにもI君にも数回ありました。
時合は短かったですが高活性でしたね。
強風で結構飛沫を浴びるようになったところでこの日は終了としました。
実はキャスティングを繰り返していると、変に体をねじった格好で投げたりするために、
背中や腰に負担がかかってかなりやばいんです。
しかも、前回今回と2日連続ですから、もう腰が悲鳴を上げていました。
11:00に沖上がり。
沖や遠方への移動が無かったので、移動距離はわずか22km。
燃料も6リットルほどの消費でしたね。
皆さんがまだ頑張っている中、さっさと片付けて帰路につきました。
ところでトレーラーの右タイヤのホイールが変に汚れていました。
自宅に帰った後にグリースの様子を覗いてみると、
なんと、白濁したグリースが…。
新しいグリースをガンガン入れて古いグリースを排除。
どうもこのオイルシールがちゃんとはまっていなかったようです。
次回以降の釣行時に要チェックですね。
2019年釣り納めは思った以上の良い思いができ大満足です。
終わり良ければ総て良し、来年に繋がるラスト釣行でした。
これにてNEO-Gucchan劇場2019は終了です。
来年も引き続きよろしくお願いします。
それではまた おやすみなさい