進め!Gucchan号!

愛艇NEO-Gucchan号を手放して、奈良県へ単身移り住みました。和歌山県の海と琵琶湖水系が新しいフィールドです。

決してプライドを捨てたわけではない

2020年12月08日 | NEO390 釣行記

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前回の記事で、行くか止めるか悩んでいると書いた12月6日日曜日。

その理由は強風。

午前中は北風が相当強く吹く予報。

昼過ぎから穏やかになる予報ですが、

翌日仕事の日曜日はあまり遅くまで釣りができません。

それでも、行かずに後悔するよりはと、

外房に向かいました。

 

外房は北風ならば陸から海に向かう風なので、

そこそこ強く吹いてもボートは出せます。

ただ、沖に行くほど波は高く強くなりますし、

沖から岸に向かう時にはびしょ濡れになるほど飛沫を浴びます。

 

外房に向かう途中の内陸部はごらんの霧。

霧が出るという事は風がないという事です。

予想を裏切る無風の海を期待してしまうじゃないですか!

強風予報でもけっこうボーターは集まりましたね。

カートップ、トレーラー合わせて10艇ほどでしょうか。

久々にツッチーさんにも会えました。

 

海に出てみると、いや、ボートの準備をしている段階から、

予報が外れていないことは確認できました。

体感で7、8m/sは吹いているでしょう。

こうなると沖に行くことは難しいです。

まずは近場のキャスティングからスタート。

岸に近いのでこのあたりは波が静かですが、

ちょっと沖に行けばザバンザバンであることが容易に想像できます。 

 

水温は19.8℃でした。

先週よりは2度ほど下がりましたね。

西から東へと移動しながらがらキャスティングを試すも不発でした。

いつもならここで沖を目指しジギングにスイッチするところですが、

この風では沖には行けません。

 

ぐっちゃんはここで、今年初めて泳がせ釣りを実行することにしました。

ルアー釣り師がプライドを捨てたのか、って?

いえいえ、そんなことはありません。

前回記事を読み返してください。

出せても近場で泳がせくらいしかできないかも、と書いています。

そう、北風が強いことが想定されるため、

泳がせ釣りを前提にタックルと仕掛けを準備してきたんです。

え?だったらシャローのキャスティングに終始しろ??

うーん、それを言われると返す言葉が無いですね(爆)

 

最近好調なヒラメ銀座に行ってみました。

JBB280さんとNEOカワノさんが泳がせ釣りをしていましたが、

どうもこのポイントはベイトの範囲が狭いです。

そこでアジ場へ移動。

朝イチは遊漁船が餌確保に来たり、漁師が占領していたりで大混雑ですが、

既に遊漁船は去って、ミニボートが大半になっています。

ここは2馬力艇やゴムボートが多いポイントでもあります。

 

そして魚探反応はごらんの通り。

激熱画面が続きます。

一番よさげなポイントでスポットロックしてサビキ釣り開始。

ほんの2日前にアジング最高、みたいに書いておきながら、

 

ここでは12~18cmの少し小ぶりなアジを大量ゲットです。

6本の針に6尾のアジ、というのもけっこうありました。

15cm未満のアジは餌にするにも小さいのでリリースします。

魚の群れが入れ替わると、カタクチイワシになったりサバが来たりしますが、

基本はアジ。

早々にベイトのジギングロッドで泳がせ仕掛けをセットして、

アジを泳がせます。

 

これはクサヤモロというアジの仲間。

体形はサバみたいですが、体色はアジですよね。

何年か前にこのクサヤモロを泳がせて85cmのヒラマサを釣ったことがあります。

よし、こいつに泳いでもらいましょう。

 

サビキ釣りでアジを確保している最中に、

背中側の泳がせロッドがガンガン言っています。

振り返ると、ロッドの穂先が海中に突き刺さっています。

「きたきた!」

大きくアワセ。

ググンと乗る重い感触。

青物の引きとは違いますが、この重量感も悪くありません。

それにしても、あまり泳ぎません。

ひたすら重いです。

ジギングロッドが大きく弧を描いて、徐々に上がって来ました。

水深わずか20mなのにけっこう時間がかかりました。

水面下に茶色の魚体が見えました。

「よし、ヒラメ!」

そう思って巻き上げたのですが、

「ゲゲッ!」

なんと、生簀の蓋がすべて隠れてしまうほどの立派なエイでした。

ありゃりゃ、クサヤモロ君、死んじゃっていたのかな?

なんとなく、エイとウツボは死んだ魚に食ってくるイメージがあります。

 

しばらくここでサビキ釣りと泳がせ釣りを並行して進めましたが、

エイの後は泳がせにアタリがありません。

これも勝手なイメージですが、

泳がせ釣りはアンカリングやスポットロックで

ボートを止めると確率が下がるような気がします。

生簀を見ると、

小さいのはリリースしてきましたが、もう十分な量のアジがいます。

1匹サバもいますね。

既に死んでしまっていますがイワシも入っています。

 

ここでサビキを止めて泳がせに専念することにしました。

そうなればi-pilotはもう不要です。

アジの群れがいるポイントを横切るようにどてらで流しながら泳がせます。

数回流したのですがアタリが無いので、

ここにはフィッシュイーターはいないと判断、

(ぐっちゃんのエイに加え、近くでミニボート師がウツボを上げていましたが)

本命ポイントであるヒラメ銀座に移動します。

 

ヒラメ銀座もスポットロックはしないでどてら流しで泳がす作戦です。

北風が強いためにけっこうなスピードでボートは流されます。

バタバタと餌のアジが暴れるとアドレナリンが出てきます。

その後ガンガンッとアタリがあったりするのですが、

どうしても仕掛けがボートと一緒に早く動いてしまうので食い込むには至りません。

何度かアジが大怪我して戻って来ました(笑)

 

ボートを止めてしまっては魚との出会いが減ってしまう。

どてらで流すとボートの移動が速すぎて食い込みが浅い。

この難しい局面を、手竿でラインを送り込むことで克服しようと考えました。

そして、グググーッと食い込んで竿先が海中に突っ込んだところで大アワセ。

アジ場のエイとは明らかに違う反応で、

しっかりと生命反応を伝えながら上がってきたのは、

ドーンッと60cm余のナイスサイズヒラメでした。

さすがヒラメ銀座ですね。

うーん、泳がせ釣りはただ待っているだけのイメージだったのですが、

サビキでアジを釣りながら片手間で釣れるのを待つより、

泳がせ釣りに専念し、

基本どてら流しでの片手で操船、

片手でロッドを操ってラインを一定のテンションに保ち、

アタリを感じたらラインを送り込むことで確率が格段に上がると推測できました。

 

その後しばらくいろいろなパターンを試した後、

会心のライン送り込みが決まって、

2枚目の60ヒラメゲット。

もう満足です。

これ以上は処分に困る可能性があります。

幸い徐々に風が弱まって来ました。

時刻はこの時点で12:00を回っています。

泳がせはこのくらいにして、ようやくジギングに向かう事にしました。

ジギングポイントから沖に向かうにつれ、徐々にベイトが現れます。

 

水深60mではご覧のような期待できそうな反応。

しかも、ボートが西から東へ流れる真潮です。

ボートの流される速度は3km/hほどとかなり速く、青物も期待できそうな潮でした。

おそらく、もっと早い時間からここで粘っていればワラサやブリが釣れたのではと思います。

この時間になってもそこそこ風があったために、これ以上沖には行きませんでした。

結局13:30まで粘りましたが諦めました。

ぐっちゃんよりも粘っていたツッチーさんは、

ジギングでショゴとマハタを上げていましたから、

魚の活性はあったのだと思います。

 

泳がせ初心者としては十分な釣果でしょう。

このヒラメたちのおかげで、

50尾近くいたと思われる泳がせ用のアジは命拾いしました。

全てリリースです。

ちなみに、生簀のスカッパーの蓋もアジと一緒に網で掬ってリリースしてしまったようで、

帰宅後に確認してもどこにもありませんでした。

おそらく出航場所の海底に沈んでいますね(笑)

 

最後の1時間ほどで航行距離を稼いだ感じですね。

 

i-pilotでボートを止めている間も船外機はつけっぱなしだったので、

燃料は10リットルほど消費しました。

 

泳がせ釣りで釣れる魚は自分の魚ではない!というのが持論でしたが、

環境が許さなかったのでしょうがありません。

いつもヒラメを無心すると気前よくくださる、

ステキチさんやアルミボート夫妻もこの日はいませんでしたし(笑)

 

今の時期のヒラメは美味いし、このサイズが揃えば文句なしです(こゆき談)

 

それではまた おやすみなさい

 

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コメント (10)
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