静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

カッター訓練4 佳境?

2016年06月08日 11時48分27秒 | 実習
今週は溶接実習をやっています。
さっそく紹介します...の予定でしたが、撮影者が写真データを保存する時間がなく、ブログに載せられません。
すいません、明日にします。
で、今回はカッター訓練4です。

水産高校から借用しているカッターですが、1艇に生徒全員が乗れないのでA、Bの2組に分かれます。
実はカッター訓練前からABに分けられていて、実習しています。
組み分けに意図はないのですが、今年は体力、技術ともA組が勝っているようで、カッターでB組は置いて行かれます。
この日は、B組がカッター訓練、A組はロープ実習でした。

6月15日は、カッター訓練の総仕上げ、静岡(用宗漁港)と焼津漁港間の遠漕を行います。
遠漕でA組に置いて行かれないように、B組の練習に熱が入ります。
最初はうまく漕げませんでしたが、だいぶ自信をつけてきて「思ったより苦しくなかった」「楽しめた」との声も聞かれるようになりました。

さて、遠漕はレースではありませんが、やる以上は...ですよね。
果たして結果は?


これはA組の訓練風景です。
https://www.youtube.com/watch?v=aJL6eUWMup0

【漁業と屋号】
漁業の街、焼津では屋号をよく使います。
生徒も学外見学で屋号を見ることが多いですが、若い皆さん、屋号をご存じない。
まあ、そうですよね...と、言う訳で説明です。

屋号は、多くの町民に名字がなかった江戸時代に家を区別するためにできた照合だそうです。
漁村では、船名はダブらないように名付けたこともあって、「何とか丸」などの船名が屋号になります。
漁師間での名前は、名字よりも屋号の方が使われます。その方が間違いがないんですね。
それもあって、船を新しくしても船名は変えないのが普通です。
(学園の船も、3代目「わかたか」です)。

さて、商売屋の場合は、その店のロゴが屋号となる場合が多いようです。
水産会社では「にんべん」「マルハ」などは皆さん、ご存じと思います。
焼津でも「マルハチ」「いちまる」「トマル」など、ロゴの想像のつく屋号が多数あります。
おもしろいのは焼津信用金庫の「まるせい」。
ホームページで紹介されいます。
https://www.yaizu-shinkin.co.jp/company/861/
動力漁船で発展した焼津。
そのエンジンを普及させるための「焼津生産組合」が信用金庫の前身。
でロゴが生に丸。そのロゴから「まるせい」です。
焼津の人でもどれだけわかるんでしょう?
でも、焼津らしい屋号ですよね。





コメント
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