静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

園長のお仕事 その1

2016年06月28日 13時32分22秒 | 学園紹介

昨日のブログに書いたように、当学園の教務スタッフは教えることを学んだ経験のない中で苦労して生徒を育てています。
ご苦労様です!園長は担当する授業を持っていません。
外部施設に研修や見学のときも留守番です。
...じゃあ、何やっているんだ!座っているだけか!
と思われるかも?


そんな、あなたに。
今日のブログでは生徒も知らない謎に包まれた園長の仕事の一端をご紹介しましょう!

この時期の大きな仕事は来年度の生徒募集になります。
主なものは次の3つです。
  学校訪問
  漁業就職支援ファエ
  学園見学

学校訪問は、県内の高校が対象です。
学園の知名度が低いからですが、それ以前に高校の先生でも、漁業のことは詳しくありません。
100%大学に進学すると言う高校を除き、就職希望者がいる高校に伺います。そこで、進路指導の先生に当学園の説明を行い、入学案内などの資料をお渡しします。
就職者が多い学校ほど、熱心に説明を聞いていただけます。丸一日掛けても、訪問できるのは10校以下です。100校以上、訪問しなくてはなりません。
行事の合間を縫って出かけますが、ブログの更新もあるし...
で、訪問する日を確保するのが大変です。

一方、漁業就業支援ファエは東京、大阪でなどで開催され、そこにブースを出します。
漁師になりたい人に学園を紹介します。
毎年、このフェアをきっかけに入学してくる人がいますので、効果大です。
今年も参加予定なので、東京近郊の方、ぜひおいてください。
会場で待っていますよ。http://www.ryoushi.jp/fair/

そして、夏休み期間中のオープンキャンパス、土日の学校説明会です。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/opencampus.html
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/donichikengakukai.html
現在は説明用の資料を作成中です。
また、問い合わせのメールに返事を書きます。

こんな状況なので、忙しくやっています。
昨年、今年と入学志願者が増加傾向で、入学者の定員も確保しています。
果たして園長が替わった来年...どうなるのか?

...漁師になりたい人はぜひ来てください!

以下の写真は昨日、富士水泳場に水泳訓練に行ったときのもの。
(私はひとり、高校訪問に行ってました...)
みんな、プールではうまく泳げるようになりました。
いよいよ、海での水泳訓練、潜水講習に移ります。


【水産技師】
県の職員には様々な職種があります。
当学園の研究所と兼務の事務吏員の他、水産技師と海技士がいます。
水産技師は私と教務のM主査の二人です。
静岡県では、水産技師が全部で64人いて、県庁や水産技術研究所などに配置されています。
ほとんどが水産系の大学出身です。

水産技術研究所は焼津の他、下田、浜松、富士宮にあり、それぞれに研究員と水産普及員がいます。
これらの職場を3~5年で異動します。

さて、どこ異動しても水産関連の仕事をする訳ですが、県庁では行政だし、研究所では研究や、漁師相手の普及業務になります。研究所においても、場所が違うと漁業も全然違います。ですから、適応力が大事ですね。すぐに新しい仕事を覚えなくてはなりません。水産系の大学出身とは言え、水産全部を勉強してきた訳ではないので、異動したときは素人同然です。

しかし、全国屈指の水産県ですから、水産技師は少数精鋭でがんばっています!

コメント
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