静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

学園生徒のかつお釣り写真が来ましたよ

2017年12月07日 09時53分18秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/
12月16,17日の見学会は、ホームページと漁師.jpでご案内しています。
別の日の見学は、園長にご相談ください。なるべくご要望に応じますよ。

学園関係者のみなさん、お待ちかねの生徒が釣る写真が送られてきました。
主直日誌をみても、学園の生徒が積極的に実習を行っている様子が伝わってきますね。
乗船実習も半分の日程が消化されました。
実習船はこのあたりにいますよ。

【水産高校専攻科生の主直日誌】
12月5日
今日は早朝からシフト作業がありました。
今航海で左舷班は2回目でしたが、漁業高等学園の生徒も積極的に作業に参加していて、流石だと感じました。
シフト作業はとても危険な作業です。
少しでも気を抜けば怪我をするし、相手に怪我をさせる事もあります。
お互いに声を掛け合って作業することが大事だと再確認しました。
焼津を出港して今日で12日が経ちました。
釣果があった日は船内がにぎやかでとても良い雰囲気になり、充実した船内生活を送れていると感じます。
しかしその反面、船内生活に慣れ、五分前行動や整理整頓など少し疎かになっている部分もあると思います。
魚を釣ることだけが実習ではないと思います。
残りの日数も限られているので、今一度気を引き締め直して実習に臨みたいと思います。

水産高校の引率教員の報告は「特になし」でした。


上の写真で使っているのは六分儀という道具です。
下部の扇型をしているところが60度あって、360度の六分の1だから六分儀と言うそうです。
元々は天体観測の道具で、小型のものが天測航法に使われるようになりました。
星や太陽の水平線に対する角度を測ることが出来ます。
六分儀で分かるのは緯度だけなんですが、天測歴を使うと経度も分かります。
六分儀も知識としては必要ですが、今は小型漁船でもGPSを装備しています。
スマートフォンにもついていますよね。
六分儀を見たい方は、学園にもありますよ。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 園長のつぶやき
乗船中の様子は、実習船からの毎日のメールしか情報がありません。
なので、生徒一人一人の状況は帰港してから引率職員に教えてもらいことになります。
生徒も初めての大型船での実習。
苦労が多いと思います。

それでも、この乗船実習は「お客さん」なんです。
実習船ですから、生徒がケガせずに帰ってくることが第一。
実際の漁船のように漁獲量の成果を求められることがありません。

だからこそ、自分から積極的に行動しないと漁船に乗るための練習にはならないのです。
専攻科生は乗船の回数も多いし、必ずしも漁船に就職する訳ではありません。
専攻科生よりも多く働かなくては、学園の乗船実習の目的は果たせないのです。
今年の48期生はどうでしょうか?
引率職員の報告が楽しみです。

コメント
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